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川内原発1号機 再稼働は11日以降に
8月1日 5時03分

新しい規制基準のもとで初めて再稼働する見通しの鹿児島県の川内原子力発電所1号機について、九州電力は、日程を検討した結果、今月11日以降に原子炉を起動し、再稼働させる方針であることが分かりました。
川内原発は、原発事故のあとに作られた新しい規制基準に、去年、全国の原発で初めて適合しているとされ、現在、再稼働に必要な設備の検査を受けています。このうち、検査が先行して行われている1号機では、原子炉に燃料が入れられ、再稼働前の国の検査に新たに加えられた重大事故を想定した訓練も30日までに終わりました。
九州電力は、再稼働の時期について、31日、原子力規制委員会に対して最終的な設備の検査などを終え、早ければ今月10日にも再稼働させる計画を報告しましたが、関係者によりますと、11日以降に再稼働させる方針であることが分かりました。九州電力は、原子炉を起動したあと、15時間程度で核分裂反応が連続する「臨界」の状態にして、起動から3日ほどで発電を始めるとしています。
川内原発が再稼働した場合、新しい規制基準のもとでは初めてで、おととし9月に福井県にある大飯原発が停止して以来、1年11か月ぶりに国内の原発が稼働することになります。

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