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ビットコイン 残高改ざん・水増し疑いで逮捕へ
8月1日 6時12分

インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」の大手取引仲介会社のフランス人の社長が、利用者から預かったビットコインの残高を改ざんし、水増ししていた疑いが強まったとして、警視庁は、私電磁的記録不正作出・供用の疑いで、1日、逮捕する方針です。この会社を巡っては、口座から大量のビットコインが消失した問題が明らかになっていて、警視庁は社長が事情を知っているとみて捜査することにしています。
私電磁的記録不正作出・供用の疑いが持たれているのは、インターネット上の仮想通貨ビットコインの大手取引仲介会社で、東京・渋谷区にあった「マウントゴックス」のマルク・カルプレス社長(30)です。警視庁によりますと、カルプレス社長は利用者から預かっているビットコインの残高を改ざんし、水増ししていた疑いがあるということで1日、逮捕する方針です。

マウントゴックスは去年2月、突然、すべての取り引きを停止して経営破綻し、利用者から預かっていた当時のレートで80億円以上に相当するおよそ65万ビットコインが口座から消失していることを明らかにしました。当時、カルプレス社長は「外部からの不正なアクセスで盗まれた可能性が高い」と説明していました。

警視庁によりますと、会社が預かっていたビットコインの大半が、利用者に無断で別の口座に移されたあと消失しているということで、警視庁はカルプレス社長が事情を知っているとみて捜査することにしています。巨額の仮想通貨がインターネット上から消失した問題は、取引仲介会社の社長を巡る刑事事件に発展する見通しとなりました。

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