トイレふさがって夫婦死す

2015年7月31日18時28分  スポーツ報知

 東京都荒川区のマンションの一室で30日午後3時35分ごろ、男女が死亡しているのを弁当宅配業者が発見した。男女は部屋に住む40代夫と50代妻とみられ、いずれも外傷はなく死後2、3日が経過していた。

 警視庁荒川署によると、体重100キロ前後と大柄な夫がトイレの前であおむけになって倒れており、妻は30センチほど開いたトイレのドアから上半身だけを出して折り重なるように倒れていた。夫がドアをふさぐような状態のまま何らかの原因で死亡し、出られなくなった妻も熱中症などで死亡した可能性がある。

 夫は27日昼から親戚宅であった法事で飲酒した後に帰宅。妻は28日未明に「夫がトイレの近くで寝ちゃった」と親族に電話をかけていた。その後、トイレに入った妻が出られなくなったものとみられる。

 夫婦は普段あまり外出することはなく、弁当業者に毎日宅配を依頼していた。28日以降、不在を不審に思った業者が大家に連絡して一緒に室内に入ったところ、2人を発見した。荒川署は2人の司法解剖を進め、死因の特定を急いでいる。

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