セブン―イレブン　復興へ福島県飯舘村に事故後初出店

東京電力福島第１原発事故で全村避難が続く福島県飯舘村に事故後、初出店したセブン―イレブン Photo By 共同

　コンビニエンスストア大手のセブン―イレブン・ジャパンは３１日、東京電力福島第１原発事故で全村避難が続く福島県飯舘村に事故後、初出店した。

　開店セレモニーで菅野典雄村長は「飯舘村の復興をここからスタートしたい」とあいさつした。飯舘村は全域が３つの避難区域に指定され、「居住制限区域」と「避難指示解除準備区域」では日中の出入りが可能。今月１８日からは夏季の特例宿泊で住民の夜間滞在が認められている。村には食料品や日用品を買える店がなく、一時帰宅する人や除染作業員から「買い物ができる場所が欲しい」との要望が出ていた。通常の店舗に比べ、マスクや制汗剤のコーナーを拡充している。