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No.3455
2014年1月21日(火)放送
仮想通貨 VS 国家
ビットコインの衝撃
ビットコインの衝撃
出演者
岡田 仁志
さん
(国立情報学研究所 准教授)
※内多勝康キャスターがお送りいたしました。(国谷キャスターは取材の為お休みいたしました。)
今、世界で新たな“通貨”が急速に拡大している。その名も「ビットコイン」。インターネット上でやりとりされる実体のない仮想通貨だが、ヨーロッパの経済危機をきっかけに、国家の枠組みを超えた通貨として注目を集め、価格は1年で100倍以上に高騰した。その結果、世界は、この「新たな通貨」への対応を迫られることになった。中国では、ビットコインが人民元の地位を損ないかねないと規制を開始。アメリカでは、ビットコインを使用した、麻薬などの違法な商取引に頭を悩ませている。ビットコインは匿名性の高い個人間の決済を可能にしたため、国が追跡しきれない資金の流れを生み出したのだ。世界で繰り広げられる国家と仮想通貨の攻防を追う。
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サラリーマンが30万円をはたいて購入したもの。
それは、ネットの世界で生まれた新しい通貨です。
仮想通貨・ビットコインに今、世界の注目が集まっています。
その価格は僅か1年で、100倍以上に急騰しました。
女性
「夢の世界みたい。」
男性
「ガンガン買います。
1,000万は買おうと思っています。」
デモ
「市民よ、立ち上がれ。」
拡大のきっかけは、ヨーロッパの信用不安。
国家への不信が高まる中、新しい通貨・ビットコインに人々が殺到したのです。
キプロス市民
「信頼できない中央銀行から解放してくれるのが、ビットコインなんだ。」
誕生から僅か5年で、世界80か国以上に拡大したビットコイン。
国が管理してきた通貨の仕組みを、覆しかねないと、各国は対応に追われています。
中国中央テレビ
「『ビットコインを使用してはならない』と、中国人民銀行が発表しました。」
全国銀行協会会長
「規制のあり方を検討する必要がある。」
現実社会を揺るがし始めたビットコイン。
世界で繰り広げられる仮想通貨と、国家の攻防を追いました。
仮想通貨 VS 国家
- 仮想通貨ビットコイン なぜ世界に拡大
- “国に支配されない通貨を”
- 仮想通貨VS国家 規制に乗り出した中国
- 仮想通貨VS国家 ビットコインの衝撃
- ビットコインを使った闇取引の実態
- 仮想通貨ビットコイン 闇取引の実態
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2014年1月20日(月)放送
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