金第1書記 空軍戦闘飛行競技大会を視察

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が29日、朝鮮戦争の休戦協定締結62年に合わせ、北朝鮮南東部、元山のカルマ飛行場で行われた空軍指揮官戦闘飛行術競技大会を視察した。朝鮮中央通信が30日、報じた。

 金第1書記は同大会開催について、「米帝(米国)と傀儡(かいらい)政権の壊滅に向けた戦争準備を完成させるための訓練革命を起こす」と強調した。

 同大会は、金第1書記の指示で昨年初めて開かれた。

 同大会には「空軍」と「飛行機」に格別の関心を寄せる金第1書記の意思が反映されているとみられる。

 北朝鮮当局が「戦勝節(祖国解放戦争勝利の日)」と主張する休戦協定締結記念日(27日)に合わせ同大会を開催したのは、米国と韓国に対する優越感と敵対心を醸成し軍の引き締めを図るためではないかという分析が出ている。

 大会には黄炳誓(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長や朴映式(パク・ヨンシク)人民武力部長(韓国の国防部長官に相当)、李永吉(リ・ヨンギル)軍総参謀長らも出席した。

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