米下院の旧日本軍強制動員慰安婦決議案(H.R.121)採択8周年を迎え、ワシントンD.C.では日本の歴史否定を叱責する記念式典が28日、開催された。決議案採択を主導した米民主党のマイク・ホンダ下院議員=カリフォルニア州選出=は「ドイツではユダヤ人の強制収容所がなかったと言うこと自体が違法だ。日本政府は慰安婦問題に関連した歴史をありのままに認めなければならない」と述べた。ホンダ議員はこの演説中、慰安婦のことを韓国語で「性奴隷」と呼び、「慰安婦は奴隷だっただけでなく、過去と現在、そして未来の女性に対する暴力だ」と指摘した。
式典には元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)さん(87)も出席した。李さんは「まさに私こそ歴史の生き証人。韓国の政治家は慰安婦問題解決のため何もしていないが、もっと関心を払うべきだ」と語った。
一方、ニューヨークでは、日系二世の俳優エドワード・イケグチ氏(48)が製作した「慰安婦少女像」の除幕式が行われる。慰安婦をテーマにしたミュージカル「コンフォート・ウーマン(慰安婦)」制作会社が初演当日の31日に劇場前で少女像の除幕式を行うことを明らかにした。