毎日フォーラム・課長補佐時代:財務省国際局長 木下康司(54)
2011年12月09日
主計局時代は、夕食後9時ごろまで仮眠をとって深夜2時か3時まで仕事をして翌日は9時半ごろ(?)に出勤するという生活でしたが、6〜7時間は眠る、土日のどちらかは休む、家で仕事関係のものは読まない−−ということで乗り切りました。入省直後、隣席のベテラン女性からの「休日に家で想定問答を読んでいるような人とは絶対結婚したくないわ」という説得力あるアドバイスのおかげです。
課長補佐時代はストレスマネジメントが最も重要ではないでしょうか。またバブル崩壊からの過程で、高度成長と結びついた制度や価値観の変更を迫られたわけですが、大きな流れを見極める眼力を持っていたなら少しは違ったのでは、との思いがあります。この点は、欧州危機の中、今でも同じことでしょう。