モンブラン登頂
夜中の2時にコスミック小屋を出発してモンブランを目指す。モンブラン直下4500メートル付近で高山病の症状により体調不良となったメンバー1人が残ることとなり、残りのメンバー四人で山頂を目指す。
12時までに多少の時間差で四人が登頂し、すぐに下山を開始する。途中でリタイアしたメンバー1人と合流して帰路を進む。
高山病にかかった人もだいぶ元気になったようでこのまま何事もなく終わるかと思いきや、コース唯一の難所の緩い傾斜の壁の下部で1人が転落して足を捻挫するアクシデントが発生する。ヘリコプターを呼べて、負傷者だけでなく残りのメンバー全員もヘリコプターで下山することができたのはラッキーだった(しかもタダで)。おまけに私ともう1人のメンバーはレスキュー隊員の悪い冗談で、シャモニでなくイタリヤ側に下ろされると言われたり、3時間以上はかかるコスミック小屋まで歩けと言われたり散々だった(実際に乗り継ぎのためにコスミック小屋下の台地に下ろされた時は、そこから小屋まで歩くことを覚悟したものだが)。さらには我々二人はホバリングしているヘリコプターから下ろされたワイヤーに吊り下げられたままで飛び立ったので、このままの格好で麓まで行くのかと思いきや、しばらくしてワイヤーが引き上げられてヘリコプター内に収容されたのでホッとしたが、貴重な体験をすることができた。
ユースホステルに着いたのが8時過ぎだったので、周辺の店屋も閉まっていて、ホステルの地下でビールを飲んだだけで夕食代わりとしてしまったが、おかげで2日続きの禁酒とはならずに済むことができた。
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コメント
4名の登頂、おめでとうございます。
また貴重な体験をされたようですが、いずれにしても大事なくてよかったです。
お帰りになって記録を見させていただくのを楽しみにしています。
帰国も気をつけて。
投稿: uconこと清水 | 2015年7月 3日 (金) 19時52分