メキシコ トラックが突っ込み２７人死亡

7月31日 20時29分

メキシコ北部の町で、教会に向かっていたカトリック教徒の列にトラックが突っ込み、乳児を含む２７人が死亡、数十人がけがをしました。

メキシコ北部サカテカス州マサピルで２９日、大通りを教会に向かって歩いていたカトリック教徒およそ２００人の列に大量の砂を積んだトラックが突っ込みました。この事故で乳児を含む２７人が死亡し、数十人がけがをしました。
事故直後に撮影された現地の映像には、横転したトラックのそばで多くの人が泣き叫んだり倒れたりしている様子が映っています。カトリック教徒たちは聖人を祭る宗教行事に参加するため、集団で近くの教会に向かっていたところ事故に巻き込まれたということです。事故を目撃した男性は「突然大きな音がして、振り向くと車が群衆に突っ込んでいた」と話しています。
地元メディアによりますと、トラックは速度を落とさずに突っ込んだとみられ、トラックの運転手は事故のあと現場から逃走したということです。地元当局は、運転手の行方を追うとともに事故の原因を詳しく調べています。