岡戸佑樹
2015年7月31日09時50分
101歳の元陸軍兵士が8月、名古屋で従軍体験を語る。戦後70年の節目。「奇跡的に生き延びた体験を話せる最後の機会かもしれない」。そんな思いが、両手の杖なしでは歩けない体を再び押した。
名古屋市天白区の上野三郎さん。1944年夏、中国戦線に続く2度目の召集で輸送船「扶桑丸」に乗り、フィリピンに向かう途中、魚雷攻撃を受けた。
未明の攻撃だった。甲板で寝ていた上野さんに脱出用のボートがかぶさった。「熱い」。もがいても動けず死を覚悟したが、沈みゆく船が傾いたのか、ボートが動いて抜け出せた。
残り:639文字/本文:885文字
おすすめコンテンツ
PR比べてお得!