1アニメ ベイビーステップ2(17)「天性でドラマチック」 2015.07.26


もっともっとおどっちゃうぞ!あっ!たちかわのおともだちまっててね!それじゃあいくよ!せ〜の!ワンダホー!イエイ!イエイ!イエイ!イエイ!
(井出)らっ!
(丸尾栄一郎)は!はっ。
心の声またエース狙い!はっ!くっ。
(審判)30−0。
(アキヒコ)よっしゃヨッシー。
それでいいっ!心の声今だって俺の反応は良かった。
井出君の狙いが厳しすぎる。
さっきまで僅かに入らなかったボールがどんどん入ってきてる。
焦るなリターンゲームはそもそも不利。
やるべき事はやってるんだ。
はっ。
はっ。
心の声今度は前…!?
(井出)はっ。
うっ。
くっ。
(審判)40−0。
(アキヒコ)さあ1本でキープしろ!はっ!くっ。
たっ!
(審判)ゲーム井出カウント4−1丸尾リード。
(観客)さあこっから本領発揮だ!うっし!
(観客)挽回劇見せてくれよ〜っ!
(マリ)ヨッシーナイスキープ!ヨッシーらしくなってきた〜!
(観客)面白くなってきたぜっ!ぐっ。
(井出への声援)
(佐々木)あ…。
(影山)う〜ん…。
(井出への声援)うっし。
(井出への声援)
(オープニングテーマ)心の声ノートを見た方が過去のポイントをハッキリ思い出せる。
その前に最新データだ。
心の声ここまではOK。
今は完璧にキープされたけどこっちの反応も良くなってきた。
データ量が増えれば更に理解できるはず。
井出君のデータはこれだけじゃない。
うおっ見ろよあのラケットバッグの中!心の声これが去年の全日本ジュニア選抜室内関東予選。
こっちが冬の本戦。
そしてこれがSTCにあった今年の県予選。
この展開図は井出君のテニスそのもの。
奇想天外で決まったパターンを持たない感覚派…。
そういう個性が目で見える。

(セミの鳴き声)
(審判)丸尾君!はい?
(審判)規定時間が過ぎています。
あなたも警告ですからね。
えっ!?コ…コールは…?
(審判)ちゃんとしましたよ。
あ…ほ本当だ!
(審判)何ですか?あなたたちは2人して。
心の声
(井出)へ〜…俺とは違うタイプだと思ったけど似たとこもあんのか?心の声危なかった…。
でも時間いっぱい使えたのはよかった。
ファーストセットを逃げきるためにここは絶対キープ!プレー直前まで井出君のデータを頭の中で映像化して…プレーが始まったら目の前の井出君に集中!ストレートに来る!はっ!ハッ!はあっ!はっ!たあっ!っし!
(審判)15−0。
く…。
心の声
(井出)今のリターンは決まってもよかったのに…。
おかしい。
心の声こっちがいいショットを打っても井出君はリスクを顧みないでストレートを狙ってくる。
そのデータは何度も頭で映像にしたからイメージに残ってた。
効果は出てる。
次サーブはフラットで行く。
井出君は気まぐれだからどうリターンしてくるか分からない。
でも井出君のイメージから予想を絞って反応すれば…早くボールの位置に行ける!はっ!よし!
(審判)30−0。
心の声
(井出)まただ…。
何だよこれ?はっ!
(井手)くっ!はっ!
(審判)40−0。
心の声
(井出)そうか…。
動きだしが早くなってんのか。
ノート見てたけどあれだけで?つ〜かそんな事よりやべえな。
はっ!たっ!よし!
(審判)ゲーム丸尾カウント5−1。
(観客)また丸尾がキープ!よしよしいいぞいいぞ〜!心の声なんとかギリギリサーブの優位を保てた。
でもまだ安心できるだけの余裕があるわけじゃない。
はっ!
(アキヒコ)そこだ!くっ!
(審判)ゲーム井出カウント5−2丸尾リード。
うっしゃ!
(観客)よ〜し井出!ちゃんとキープできるようになってきた〜!やっと調子出てきたな〜!お前らしく逆転しろ〜!心の声こっちはギリギリでキープしてるのに向こうには超あっさりキープされた。
ブレイクされたら一気に流れが変わりかねない。
とにかくできるかぎりのデータを頭にたたき込んで次をキープ。
競った試合になる前にファーストセットを先取するんだ。
心の声
(井出)くそ〜…動きだしが早くなるとタイミングも早くなるからまたタイミング取り直さねえと。
えっと〜どんな感じだっけ。
ドンと来たフラットはタタッといかねえと…。
ヨッシーの相手も変わった人だね。
(ミキ)そうね。
なんかあの2人おもしれ〜な。
うん。
(審判)タイム。
(アキヒコ)おいおいヨッシー?エーちゃん…?
(ケンジ)このゲームブレイクしないとね。
ああ。
5−2だからな。
ブレイクしなきゃファーストセット取られる。
ヨッシーならやってくれるよ。
うん。
はっ!たっ!ハッ!たっ!よし!
(審判)15−0。
ん〜…。
まだまだ!ああ!心の声
(井出)大体両サイド1歩分くらい守備範囲が広くなってショットは全体的に一瞬タイミングが早くなったってトコか。
だったらここは一気に!ダッ!くっ。
(審判)30−30。
心の声…こっちが何やってもすぐ対応してくる。
一体何なんだこの人は?ドンタタドンタタ。
はっ!くっ!ハッ!心の声ここは意表をついてサーブアンドボレー!
(審判)40−30。
(観客)うお〜っ!ついに丸尾のセットポイント!心の声次のポイントでここを取れなきゃ危ない…。
心の声
(井出)いいサーブが入るときつい…。
球種だけでも読めねえかな。
心の声対応される前に接戦に強い井出君が好む状況になる前に…ここを確実に1ポイントで…決める!はっ!心の声絶好のファースト!ハッ!ほっ!心の声ライジングでストレート!?くっ!とっ!はあっ!あっ!くっ!
(審判)ファーストセットウォンバイ丸尾カウント6−2。
(観客)うお〜!すげ〜!
(観客)何だよ今のラリー!やった〜!ファーストセットはうん!エーちゃんだ!あちゃ〜…。
これからこれから!あ…。
心の声よしっ!逃げきった!なんとか第一関門突破!
(観客)うそ〜!ノーシードがファーストセット先取!?
(観客)いやでもあいつすげ〜って!
(観客)井出の追い上げを封じたもんな。
心の声
(井出)0−4あたりでやっと捕まえたと思ったのに…。
あいつがノートを引っ張り出してきたあたりから動きだしが早くなってタイミングが取りづらくなった。
射程圏内には入れたのに追いつけなかった。
試合中にプレーのレベルがこんなに上がるなんてありか?…いや…。
難波江戦の時だってすごい進化はしてた…か。
よしよし!あと1セット取れば勝ちだ!
(青井)戸惑いながらもなんとか自分のテニスができてるのは大きいな。
やってきた事が身になってる。
特にナツとやらせておいたのはよかった。
え…?なっちゃんと?
(青井)理論派の丸尾でも感覚派は勝てない相手じゃないって事を証明できたんだからな。
心の声本当に大変なのはここからだ。
こっちのタイミングをどんどんつかんでくるから最後はブレイクどころかキープするので精いっぱいだった。
頭に入れる井出君のデータ量を更に増やして今まで以上に動きだしを早くしていこう。
それとチェンジオブペースのタイミングをつかまれたらそのパターンはいったんやめてどんどん新しいパターンで勝負していく。
自信のあるパターンはまだノート1冊分もないけど理論上は無限にあるんだ。
(審判)タイム。
心の声ファーストセットを取ったんだからセカンドセットはそれをどんどん試していこう。
ふ〜っ…。
らっ!心の声速っ!心の声
(井出)いいサーブが入ればペースを変えてくるショットも限られるから…ガンガン行ける!くっ!
(審判)15−0。
よっしゃナイッショー!ここから頼むぞ〜!心の声
(井出)それにファーストセットダウンのセカンドセットは嫌いじゃない。
後がない俺をみんなが思いっきり応援してくれる。
はっ!は!よっし!
(審判)30−0。
心の声
(井出)だからポイントを取ればみんなが心底喜んでくれる。
ヨッシーナイスサーブ!よっしゃ〜!ハァハァハァ!くっ!心の声
(井出)こういう楽しい時間なかなかない!はあっ!あっ!
(審判)ゲーム井出カウント1−0セカンドセット。
(観客)井出ナイスキープ!
(観客)次ブレイクするぞ〜!こっから逆転しようぜ〜っ!
(観客)本当に逆転したらカッコイイよね〜。
(観客)なんか井出君だとそういうの期待しちゃうよね〜。
(井手への声援)う〜ん…。
(井手への声援)なんか嫌…この空気。
(井手への声援)心の声チェンジコートごとに新しいデータをインプットしてプレーが始まったら相手に集中!はっ!はっ。
心の声サーブで優位に立てたら…ペースを変えてコースをつく!はっ!くっ!心の声体勢を崩したらオープンスペースに64分の1でコントロール!
(審判)15−0。
よし!
(観客)お〜!やっぱり丸尾はやるな〜!
(観客)すっげ〜コントロール。
はっ!はっ!心の声
(井出)このショートクロスは…。
ダッ!あっ…。
うっし!
(審判)15−15。
(観客たち)おおおおおっ!うおっ!
(観客)よし!井出リードだ!
(観客)リターンでも優勢だぞ!な…なんだよ同じ1ポイント取っただけだろ。
(井手への声援)
(井手への声援)はぁ〜。
(井手への声援)心の声集中…!
(審判)ゲーム丸尾2−2セカンドセット。
はっ!たっ!セカンドセット…エーちゃんブレイクできないしむしろキープがやっとって感じだ…。
う〜ん…。
っしゃ〜!
(審判)ゲーム井出3−2井出リードセカンドセット。
(観客)いいぞ井出!
(観客)次ブレイク!はっ!心の声思いっきり攻めてるしチェンジオブペースだってできてる。
なのに何でこんなに押されるんだ!?あっ…!うっし!
(審判)ゲーム井出4−3井出リードセカンドセット。
く…。
(観客)どっちも譲らないキープ合戦だな。
(観客)でも内容は井出が押してるって。
心の声データも頭に入ってるし相手に集中もできてる。
なのにどうして…?心の声
(井出)タイミングはつかめてんのにあと一歩でブレイクできね〜。
・お兄ちゃ〜んっ!
(観客)「お兄ちゃん」?何だ?
(観客たち)はあ?
(観客)何?
(観客)どうしたの?
(観客)どうした…?
(井手)ハッ!あ!え?約束どおり手術頑張ったよ!だから…だから絶対勝てよ〜っ!おいまさかあの子試合前に交通事故に遭ったって子じゃね〜か?ヨッシーが面倒みてて遅刻したっていう。
(マリ)えっ?あの子なの?
(ミキ)ほんとだ!車いすで看護師も一緒だ。
(看護師)終わったらすぐ帰りますからね。
(母親)すみません。
この子がわがままばかり言って。
(ヒロキ)ねえ。
俺あいつの友達なんだけど何約束したの?ん?ああ。
「手術嫌だ」って言ったら「俺も試合に勝つからお前も手術に負けんな」って言ってくれたんだ。
へ〜そっか。
ヨッシーらしいな。
(観客)おい。
事故に遭った子のために勝つ約束だってよ。
(観客)なんかほんとにドラマみたい!
(観客)すっげ〜!あ…。
(井手への声援)心の声
(井出)車いすで見に来たの?
(井手への声援)
(審判)タイム。
(観客)井出〜っ!もう負けらんね〜ぞ!
(観客)盛り上がってきた〜!
(井手への声援)心の声
(井出)負けてるってのにマズいな…。
もうカッコ悪いマネはできねえ。
(井手への声援)なんか更に嫌な空気になってきたな〜。
心の声岡田君の言うとおりどんどん井出君中心のドラマができていくみたいだ。
でもけがした子が元気そうなのはよかった…。
みんなが井出君を応援する気持ちは分かる。
きっと井出君みたいな人こそプロに向いてる。
でもそういう人だからこそ絶対勝ちたい!プロになるって事はそういう人たちに勝っていく事だから…。
いくぞ!はっ!心の声反応早い!心の声
(井出)ここで決めなきゃ!男じゃねえ!あっ!ハァ!ハッ!う…うわあ!
(井手への歓声と拍手)
(井手への歓声と拍手)・
(井手への歓声と拍手)心の声
(鷹崎奈津)あれ?今の歓声?エーちゃんのコート?
(観客)さすが井出!やる時は絶対やる男!
(観客)井出君かっこいい〜!
(観客)丸尾も頑張れ〜!
(観客)絶対負けんなよ井出兄ちゃ〜ん!はっ!心の声フラットサーブはしかたがない。
セカンドは弱気にならないように…。
はっ!
(審判)ダブルフォルト0−30。
ぐっ…。
(観客)丸尾ドンマイ!
(観客)井出これ生かそう!心の声何やってんだこんな大事な時にダブルフォルトなんて…。
ダブルフォルトは今日3つ目だが重要なポイントではここが初めてだな。
実力はそこまで違って見えないのに何でこんな苦しい展開が続くんだろう。
(青井)応援の力は思ったより大きいだろうな。
人は褒められたり喜びを感じると脳内に快感をもたらすドーパミンが分泌されるらしい。
そうなると人は「その快感をもう一度」というモチベーションが上がるから運動能力も上がりやすくなるし疲労にも鈍感になる。
逆に丸尾はこの雰囲気に運動能力は落ちやすくなるし疲れやすくなる。
丸尾は高いモチベーションで試合に臨んでいるからここまでなんとかなっているが…。
…こういうのは時間をかけてジワリと効いてくる。
はっ。
ふっ!心の声
(井出)ファーストセットを取られたのは俺の調子が悪かったからじゃない。
お前が強いんだ。
でも俺は自分より強い奴に何度だって勝ってきた。
はっ。
心の声
(井出)「テニスは孤独なスポーツだ」って言うけど俺はそうは思わない。
心の声
(井出)みんなに背中を押してもらう事でここまでやってこられたから。
はっ!あっ!うおおおし!
(審判)0−40。
(観客)きた〜っ!ついに井出のブレイクポイント!
(観客)うおおおお!
(井手への歓声)心の声惑わされるな!井出君は今の状況に乗ってきてるけどだからってサーブをラブゲームでブレイクされるほどの差があるわけじゃない。
惑わされずに純粋にテニスだけで勝負するんだ!あぅ!はっ!うっ!よ〜しっ!
(審判)15−40。
しのげよエーちゃん。
(審判)30−40。
はっ!うっ!はあっ!ハッ!はっ!あっ!
(井手への歓声)くっ…。
(審判)ゲーム井出5−3セカンドセット。
よし!
(観客)ついにブレイク!期待には絶対応える男!エーちゃん…ブレイクバックだ!
(審判)15−0。
う〜…。
やった!
(審判)30−0。
ヨッシー!連続ポイント!サーブなんだから有利に決まってるだろうが…。
(観客)いいぞ井出〜っ!ムッ!が…頑張れ丸尾君っ!
(観客)お丸尾の彼女か?ハッ!ううう…。
ま負けんなエーちゃ〜ん!心の声どうする?どうすればいい?井出君は周りの期待を力にできるからふだん以上の力が出せてるとしてもここまでやられるのはおかしい。
大声援も楽じゃないしドラマみたいな展開にも違和感はあるけどここまでは気にせずうまくやってきたつもりだ。
だったら何で…。
はっ。
(審判)40−0。
(観客)サービスエース!
(観客)次も1発で決めろ〜!心の声今のは多分ライン上を狙って入れてきた。
これが難波江君の言ってた井出君の力。
タクマさんや荒谷君にとっての身体能力と同じ俺にはない独自の能力。
乗り越えるにはどうしたらいい?…とはいってもパワーみたいに目に見えるもんじゃないからよく分からない!あぁくそ弱気になるな。
ここを取られたってセカンドセットを失うだけで負けるわけじゃないんだ。
だったら…周りが井出君の力になってるなら!この大声援が一度静まるくらい超強烈な一撃を!はっ!心の声いけっ!へっ!?心の声あ汗でラケットが!しまった!
(審判)セカンドセットウォンバイ井出カウント6−3。
(井手)よ〜し!ハァ!
(観客)セットカウント1−1で振り出し!
(観客)ファイナルセットも魅せてくれ〜!心の声くそ…大事なところで何でこんな…。
すすみませんボールを…!え…。
心の声難波江君!?あっああ…。
(観客)あれ難波江じゃね?第1シードも見に来てんだ。
心の声いつからいたんだ?パソコン持ってるって事は偵察?心の声難波江君はこの試合どう見てるんだ?井出君には「先手必勝」って言ってたのは難波江君だった。
って事はファーストセットまでは良かったけどドラマチックに競り勝つ井出君のペースに飲まれてるように見えるだろうな…。
いや「見える」っていうか完全に飲まれてるだろ。
俺はプレッシャーにやられたんだ…。
(入力する音)心の声いくら頭で無視しても身体がプレッシャーを感じてしまうんだとしたらどうすればいい?は〜っ。
心の声どうすれば勝てるんだ…?心の声どうすれば…。
2015/07/26(日) 17:30〜17:55
NHKEテレ1大阪
アニメ ベイビーステップ2(17)「天性でドラマチック」[字][デ]

ふとしたきっかけでテニスに目覚めた主人公・栄一郎が、プロのテニスプレーヤーを目指し、夢に向かい努力を重ねて成長していく姿を描いたスポーツアニメ。

詳細情報
番組内容
天才的な適応力を発揮しどんどん調子をあげてくる井出(いで)。何をやっても一瞬で返されてしまい、苦戦する栄一郎(えいいちろう)は、改めてノートを見直すことで集中する。それをきっかけに動きが良くなり、レベルの高いラリーを繰り広げ、会場はさらに盛り上がっていく。どちらも一歩も譲らないキープ合戦だが、状況はわずかに井出の優勢。華のあるプレーで会場の観客を味方にしてく井出に、栄一郎はどう対抗する…。
出演者
【声】村田太志,寿美菜子,浪川大輔,寺島拓篤,下野紘,瀬戸麻沙美,細谷佳正,神谷浩史,潘めぐみ
原作・脚本
【原作】勝木光,【脚本】千葉克彦,武上純希,高橋ナツコ,吉田伸

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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