関脇・逸ノ城
(いちのじょう)モンゴル出身湊部屋大関・照ノ富士
(てるのふじ)モンゴル出身伊勢ヶ濱部屋大関・豪栄道
(ごうえいどう)大阪府出身境川部屋西方には旭天鵬にものすごく大きな拍手が送られました。
幕内99場所数々の歴代記録その中に名前を残してきましたがついに幕内に残るのは非常に厳しい星勘定になりました。
きょう千秋楽は栃ノ心との対戦です。
そして嘉風は敢闘賞受賞。
去年の春場所以来4回目の敢闘賞です。
きょうも満員の愛知県体育館です。
この名古屋場所平成10年以来17年ぶりの15日間連続の満員御礼です。
正面解説は元横綱・北の富士の北の富士勝昭さん⇒青色向正面は元小結・舞の海の舞の海秀平さん⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
去年の九州場所の十二日目からずっと満員が続いています。
今場所は15日間連続で満員です。
きょうも札止めとなりました。
その中で両横綱の優勝争い千秋楽結びの一番までもつれてきました。
横綱白鵬の入場です。
露払い旭天鵬太刀持ち魁聖
館内アナウンス
横綱白鵬露払い旭天鵬太刀持ち魁聖行司は式守伊之助であります。
藤井⇒13勝1敗です。
鶴竜は12勝2敗です。
星1つの差をつけています。
もうすでに34回の幕内最高優勝を果たしています。
35回目も目前まできています。
結局、北の富士さん今場所も中心だったということでしょうか。
北の富士⇒そうですね一番負けましたけどね。
強かったですね。
大関戦、先場所負けた2人に対しての取組なんかは本当に鬼気迫るものがあったような気がしますね。
終盤ますます厳しさ、集中力が増してきました。
12勝2敗の鶴竜とのきょうは直接対決です。
本割で勝てば白鵬が優勝。
35回目の幕内最高優勝が決まります。
露払いが旭天鵬その旭天鵬も長い間太刀持ち露払いを務めてきました。
幕内に残る可能性はかなり少なくなってしまいました。
さて西方鶴竜です。
左肩のけん板そして関節の損傷で2場所連続で休場。
この名古屋場所半年ぶりの土俵に上がりました。
しかし、さすがに横綱です。
復活優勝の望みをつないでいます。
館内アナウンス
横綱鶴竜露払い旭天鵬太刀持ち勢行司は式守勘太夫であります。
藤井⇒鶴竜についてはどんな評価でしょうか。
よくやりましたね。
くっついてここでやっと本来の相撲にかなり戻ってきましたね。
本来横綱の地位ですから当然といえば当然ですが千秋楽まで優勝争いに持ち込んできました。
ただこの2場所連続休場そのあとの場所ということで私たちもかなり不安視していたところがあるんですが。
そうなんですがそっちのほうが大きかった気がしますね。
それでも鶴竜、本来の取り口が徐々に戻ってきました。
星1つを追う立場です。
本割で勝って並んで決定戦に持ち込むというこれしか逆転優勝の望みがありません。
さあ鶴竜がどんな相撲を見せるか。
逆転優勝をできるかどうか分かりませんが決定戦になるということになると最高の盛り上がりですね。
鶴竜にも表情に見せない部分もありますが恐らくめらめらと燃えるものがあると思います。
白鵬は13勝1敗鶴竜が12勝2敗星1つの差で千秋楽結びの一番のきょうを迎えます。
直接対決です。
千秋楽まで来てよかったということですね。
いい場所だったですね。
いい場所で終わりそうですね。
そこには鶴竜の頑張りというのがあったと思いますがしかし白鵬の強さも際立った場所ということですね。
それと栃煌山がね2横綱を倒した活躍もよかったと思いますよ。
栃煌山に勝っていますと両横綱に勝った人がね少しできなかったかなという気がします。
あのときは久しぶりに日本人の優勝をちょっと期待しましたけどね。
精神的に緊張が出たんでしょうね。
思うような相撲にならなかったですね。
いずれにしても日馬富士休場の中で、白鵬、鶴竜両横綱が千秋楽まで優勝を争っていきました。
どんな結果になるのか向正面はきょう解説が舞の海秀平さんです。
どんな決着になるんでしょうか。
何とも言えずわくわくしますがどうでしょうか。
舞の海⇒1敗で先頭を走っている白鵬は断然有利ですけどきのうの鶴竜の相撲を見てると相当引き付けが強いなと。
引き付けに期待したいですね。
豪栄道にもろ差しを許しませんでしたね。
相当上半身の力もパワーアップしている印象があります。
けがの前よりも力強さが増していますよね。
2回勝たなければ鶴竜の優勝はありませんが簡単ではないですが期待してもいいでしょうか。
期待します。
まずは本割ですね。
鶴竜のプライドどれぐらい強い高いプライドを持っているかというのもあると思います。
俺も横綱だと、そういうものを見せてほしいですね。
これまでこの両者は39回の対戦。
今回が40回目の本割の対戦です。
決定戦も2度対戦しています。
このところ白鵬の5連勝中です。
鶴竜が横綱昇進を決めたあたり去年の初場所、春場所連続で勝った本割の相撲とここ最近ですが去年の九州場所ことしの初場所、白鵬が勝った相撲そのあとは鶴竜が休場していますので4番をご覧いただきます。
実況
攻め込んだ、鶴竜のいい形。
速く攻めたい左の前まわし鶴竜の攻め横綱右手、下手1本攻めは鶴竜。
寄り切り、鶴竜勝ちました。
実況
厳しい攻めだ、白鵬。
寄り切りました。
ここは慎重な白鵬。
まだ互いに上手は取れていません。
白鵬が上手一枚まわし、ちょっと伸びています。
相手、鶴竜には上手を与えていません。
いったん取られた上手を切りました。
白鵬にも攻めがありません。
け返しにいった。
これは珍しい鶴竜に上手が出ない。
下手投げ、白鵬下手を引きました。
白鵬の形がよくなりました。
ちょうど1分経過寄り切り。
全勝優勝白鵬。
誰もなしえなかった33回目の幕内最高優勝。
見事全勝で締めくくりました。
藤井⇒北の富士さんどうなりますか。
北の富士⇒いずれも熱戦ですね。
これは白鵬もそうは楽に勝たせてもらえないですね。
対戦成績ほどの力の差は当然ないはずですからね。
やっぱり差し手争いですね。
鶴竜にしてみればもろ差しこの辺でしょうね。
多少突っ張った相撲もありますね。
恐らくきょうあたりもそういう戦法でいくんじゃないかという予想が立ちましたね、私は。
鶴竜が有利になるためにはもろ差しという形。
いきなり差し手はもらえませんからね、まずは突っ張りましょうかね。
どんな結果が待っているのか取組の合間で結び対決に照準を合わせて展望をしていこうと思っています。
千秋楽の取組はいきなり遠藤と阿夢露が登場しました。
今場所好調の2人、9勝5敗の遠藤と8勝6敗の阿夢露の対戦です。
ことしも視聴者の皆さんから名古屋場所へ皆様からの応援メッセージをいただきました。
千秋楽ですので遠藤にたくさんメッセージをいただきました。
20代三重県の女性からです。
先日、追手風部屋の朝稽古を見学しにいきました。
相撲を初めて見たのでとても新鮮でおもしろかったです。
今場所の遠藤関とても調子がいいようで見ていて、すかっとします。
これからも頑張ってください。
石川県、遠藤の出身地の40代の女性からです。
介護施設で働いています。
施設に入居しているご老人の方々はみんな相撲が大好きで毎日一緒に楽しんで見ています。
そして石川県出身の遠藤関の勝敗に一喜一憂しています。
好成績でうれしいかぎり。
これからも私たちを楽しませてください。
東京都の女性です。
遠藤関けがは大丈夫でしょうか。
あと一番頑張って遠藤関の白星が増えると私も元気になれますからとメッセージもいただきました。
今のメッセージにもありましたが痛めていた左膝の具合ですが北の富士さん驚異的な回復と言っていいですよね。
以前と変わらないような感じですね。
あと一番勝ちたいですね。
久しぶりの勝ち越しです。
阿夢露も相当力をつけてきています。
前傾姿勢で前まわしをとってのいい相撲を取ります。
寄り切り遠藤の勝ち2桁10勝目。
大歓声に包まれました。
愛知県体育館恐らくきょうもふるさと石川県から大勢の応援が入っていると思います。
今場所10回目の勝ち名乗りです。
決まり手は寄り切りです。
向正面の舞の海さんに伺います。
どうですか?きょうの取り口も含めて。
自分より上背のある相手ですからきょうはしっかりと左を差すだけではなくできればもろ差しそういうねらいで相撲を取っていますね。
かなり相撲は戻ってきたと見ていいでしょうか?そうですね。
先場所より相撲がしっかりしてきました。
これからですよね。
これから上位に上がっていったとき横綱大関とどういう相撲を取るのか。
どこまで通用するのかですね。
今場所10番勝ちましたのでかなり番付を上げてきそうです。
十両優勝を決めた出羽海部屋御嶽海関にお話を伺います。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
優勝が決まってどうですか?ほっとしています。
十日目に口の中を15針縫ったということで少ししゃべりづらい中すいません。
十両の土俵を振り返っていかがですか?勉強になる場所だったなと思います。
最初から優勝というのは意識の中にありましたか?全くなかったです。
まずは勝ち越しを目指していたので優勝できてすごいうれしいです。
勝ち越しを決めるまで8連勝で勝ち越しました。
そのときの内容はいかがでしたか?自分の相撲が取れていたのですごくよかったです。
このままいけるぞという感じでした?ここまでいけると思っていなかったので予想外でしたけれどもよかったです。
自分の相撲というのはどういう相撲ですか?前に出て、突き押し相撲です。
口を切ってから苦しい土俵になりましたね。
そうですね。
痛くて逃げる相撲になってしまいましたがちょっと悔いが残っています。
その中での優勝ということで東洋大学の関係者も喜んでいるんじゃないですか?総監督に電話して喜んでもらえました。
長野の人たちも非常に喜んでいるみたいですね。
地元はすごい盛り上がってくれているので、うれしいです。
これからはどういう相撲を磨いていきますか?このまま自分の押し相撲を磨いていきたいなと思います。
なかなかしゃべりづらい中本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
新十両で名古屋場所、優勝を果たしました。
新十両の優勝は去年の夏場所の逸ノ城以来そして長野県出身力士の十両優勝は昭和24年5月大昇以来66年ぶりという記録になります。
本来もっとはっきりと話ができる御嶽海関ですが口の中を切って15針を縫っています。
食べるのもちょっと難しかったみたいですね。
分かります。
口はよく切っていましたが15針というのはどうして口の中切れるんだろうと。
ほとんど口の中を縫っているんだと。
どんな衝撃だったんだと立ち合い変化しましたね知らないものですからこの勝ち方じゃいかんなと心配しとったんですが分かりました。
しょうがないですね。
来場所はまた元気な体でそしてことばもしっかりと話ができるようになっていると思います。
北太樹と貴ノ岩が土俵上です。
両者ともに5勝9敗です。
北太樹にとっては得意の左四つの速攻その攻める相撲がなかなか最後まで攻めきれない相撲が増えています。
貴ノ岩は東前頭16枚目幕内通算7場所目です。
今回も定着することができませんでした。
場所前に亡くなった元大関貴ノ浪音羽山親方が指導の中で立ち合いがかたいという話を何度もしていたのを思い出します。
形になればいい四つ相撲を持っている貴ノ岩です。
時間いっぱいです。
この一番も木村秋治郎が合わせます。
下手投げ、貴ノ岩の勝ちです。
強引に北太樹が出ようとしましたがこれは、やや強引すぎました。
勝った貴ノ岩は6勝9敗北太樹は5勝10敗です。
貴ノ岩がまた出直しとなります。
見た感じ見るからに力強そうで強く見えるんですけれどもね。
相撲が一貫したものがないんでしょうか。
がちっと四つに組み止めると低い体勢でいい相撲を見せるんですが、なかなか形ができていないのかもしれません。
きょう優勝が決まった序二段優勝八角部屋の大輝さんにお話を伺います。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
お客さんがいる中での決定戦はどうでしたか?緊張して序ノ口、序二段と違ってお客さんもすごいいらっしゃいますしすごい明るくなっていたのですごい緊張しました。
その中できょうの相手宇良さんは先場所序ノ口優勝を逃した相手でしたよね。
意識して。
負けているので自分の相撲をもう一度一から出直して、ちゃんといい相撲を取ろうと思ってやりました。
テレビでは、そのときの決定戦の様子が流れています。
潜ってくると何かやりづらそうですね。
宇良君は潜って潜って引いても落ちないし取りづらい相手ではあったんですけど自分もやってきたことを出して勝つことができたのでよかったです。
先場所負けている相手だけに勝って優勝というのは喜びもひとしおじゃないですか?そうですね、これからまたあたっていくので自分の自信になりますしうれしいですね。
日体大の2年生のときに学生横綱を取っています。
序ノ口から出発していますけれど十両優勝した御嶽海関は学生時代のライバルですよね。
そうですね御嶽海関がどんどん上に上がっていただければ自分の目標もどんどん上がっていくのでそれを超すのが今の目標なのでまた頑張りたいと思います。
プロの土俵というのはどうですか。
アマチュアと違ってお客さんもいますしいろんな所作とかもありますのですごい緊張しました。
これからどういう相撲を目指していきますか?八角親方のような前へ前へ出て突き押していくいい相撲を取っていきたいと思っています。
どれぐらいで関取に上がることを考えていますか?目標は大阪でデビューしたので大阪で十両に上がれたらいいなと頑張っていきます。
つまり来年の大阪ですね。
そうですね。
頑張ります。
おめでとうございました。
ありがとうございます。
序二段はきょう優勝決定戦が行われて大輝が先場所本割で敗れている宇良に勝って優勝を果たしました。
青狼と誉富士の対戦です。
青狼にとっては新入幕。
今場所は英乃海と青狼が新入幕力士ですが7勝7敗で迎える千秋楽です。
番付が青狼は東の前頭15枚目下に一枚あります。
したがって負けたとしても幕内に残る可能性はあるんですがやはり幕内での勝ち越しは千秋楽で決めたい。
立ち合い左に動いての上手を取る相撲がかなり多い青狼です。
対戦相手が誉富士西の前頭9枚目。
十両陥落の心配はなさそうですがなんとか勝って締めくくりたい名古屋場所。
5勝9敗です。
行司は木村元基です。
誉富士が勝って青狼残念負け越しです。
新入幕で千秋楽勝ち越しを目指しましたが結局引いてしまいました。
ここは誉富士が本来の徹底した押し相撲を取りました。
決まり手は押し出し。
北の富士さん、青狼にとってかたくなった面があったかもしれません。
あったんでしょうね。
きょうはまともにいきました得意のまわしが取れませんでした。
やはり引いて墓穴を掘りましたね。
まだ足りない部分はどの辺りでしょう。
やっぱり立ち合いが小さいですから、体がありませんのでね、もっと低く鋭くがちんといかないと。
あとはちょっと先手を常にとっていくようにしないと苦しいでしょうね。
勝った誉富士は6勝9敗でこの場所を終えています。
千秋楽の幕内の取組。
きょうも満員です。
栃煌山が殊勲賞嘉風が敢闘賞、両者が対戦します。
白鵬勝てば優勝決定。
鶴竜が勝てば優勝決定戦にもつれ込みます。
栃煌山が終盤尻すぼみになって2つぐらい取るかと思ったんですけどね。
技能賞くらいに値するんじゃないかと思ったんですが、終盤印象がね薄くなりましたかね。
両横綱、しかも全勝だった横綱2人を破ったときにはあるいはという期待がかかりました。
そのあと残念ながら黒星が続きました。
客席に床安さんお疲れさまという横断幕があります。
特等床山床山の横綱といってもいいと思います床安さんがこの場所前に誕生日を迎えてこの場所最後の場所となりました。
特例で名古屋まで来てまげを結いました。
僕が出羽海部屋にいたときに入門してきましたからね。
同じ釜の飯を食べた仲だと思いますよ。
佐田の山さんに誘われて力士になるつもりで上京したんですが、結局体が大きくならないということで何も経験がなかった床山になったおよそ半世紀、床山人生のピリオドを打つことになりました。
これからは後輩の指導も時折していただきたいという希望も皆さん持っています。
佐田の富士と里山が土俵上です。
佐田の富士9勝5敗里山は5勝9敗佐田の富士が9番勝ちましたが幕内では9勝がこれまで最高2桁の白星はまだありません。
何としてもきょうは勝ちたいです佐田の富士です。
里山は5勝9敗。
西の前頭15枚目。
今回も十両陥落が確定的といってもいいと思います。
なかなか潜っても里山の仕事をさせてもらえませんでした。
この一番も木村元基が合わせます。
2桁勝利なるか。
佐田の富士、床安さんの出身地長崎県の五島です。
今場所もやや立ち合いが合わないという相撲が増えました。
押し出し、佐田の富士勝って2桁の白星、幕内で初めて10勝に乗せました。
いったん里山に左の下手を許しましたが中に飛び込ませませんでした。
きょうの相撲はどうでしょうか。
小さい相手に取りにくいと思うんですが一気に恐れずに右からの押っつけ万全ですね、これをやられたらひとたまりもないですね。
9番勝っているという心の余裕もあったかもしれません。
最初佐田の富士場所が始まったときはもちゃもちゃして頑張ると長い相撲を取りましたね。
ではニュースをお伝えします。
きょう午前11時ごろ、東京・調布市の住宅街に、小型機が墜落して、住宅3棟が焼け、警視庁によりますと、小型機に乗っていた2人と、住宅にいて巻き込まれた女性1人の合わせて3人が死亡しました。
また、小型機に乗っていた3人と住宅にいた女性2人の合わせて5人がけがをして、病院に運ばれました。
それでは現場上空から中継です。
調布市の現場上空です。
事故が発生してから5時間がたちました。
小型機は住宅の密集地に墜落しました。
機体は焼けて、胴体の一部と尾翼部分だけが残っています。
小型機が突っ込んだ住宅は、焼けて真っ黒い骨組みだけになっています。
周辺の住宅も、屋根が焼け落ちたり、壊れたりしています。
現在、警察や消防が現場周辺に赤いテープを張って、小型機の機体や焼け跡を調べています。
上空からお伝えしました。
視聴者が撮影した事故直後の映像です。
激しい炎と黒い煙が上がっています。
住宅の一部が焼け落ちています。
燃えている家のそばにもたれかかるようにして、小型機の機体が見えます。
きょう午前11時ごろ、東京・調布市富士見町の住宅街に、小型機が墜落しました。
東京消防庁によりますと、現場付近では黒い煙が上がり、小型機のほか住宅3棟と車2台が焼けました。
また周辺の住宅6棟も被害を受けました。
当時の様子を、近くでサッカーの試合をしていた中学生などが目撃していました。
警視庁によりますと、小型機に乗っていた男性2人と、住宅に2階にいて巻き込まれた女性1人の合わせて3人が死亡しました。
また小型機に乗っていた男性3人と、亡くなった女性と同じ住宅にいた女性、それに隣の住宅の女性の合わせて5人がけがをしました。
警視庁によりますと、5人のうち、小型機の1人は重傷と見られ、残る4人は意識ははっきりしているということです。
けがをした人のうち、東京・三鷹市にある杏林大学医学部附属病院に入院したのは、東京・文京区の花房剛さんと大阪・堺市の森口徳昭さんの2人で、いずれも小型機に乗っていたと見られるということです。
墜落した小型機の運航・管理を行っている日本エアロテックによりますと、小型機には機長を含めて5人が搭乗していたということで、午前11時に調布飛行場を離陸して、伊豆大島に向かっていたということです。
会社によりますと、小型機を操縦していたのは、川村泰史機長で、川村機長は操縦士の養成事業などを行う会社の社長をしていて、総飛行時間は数百時間だということです。
会社側は、今回のほかの4人の搭乗者については、確認中だとしています。
小型機が墜落した現場は、中央自動車道の調布インターチェンジや、味の素スタジアムから500メートルほど離れた場所です。
調布飛行場は、南北方向に長さ800メートルの滑走路があり、小型機は南向きに離陸しました。
墜落した場所は、滑走路の南の端からおよそ700メートルの地点で、小型機が滑走路の延長線上よりやや左にそれた所に墜落しています。
離陸は午前10時58分で、2分後の午前11時ごろ、墜落したと見られることから、小型機は離陸後まもなくやや左にそれながら、住宅地に墜落した可能性があります。
調布飛行場の管理事務所には、午後1時半過ぎ、警視庁の捜査員数人が入りました。
また飛行場の近くにある日本エアロテックの事務所にも警視庁の捜査員数人が出入りしています。
関係者から、墜落した小型機の運航状況などについて、説明を求めているものと見られます。
警視庁は、業務上過失致死傷の疑いもあると見て、捜査を進めています。
では次のニュースです。
台風12号は、長崎県五島市の南の海上を北上しています。
気象庁は台風が近づいている九州や、大雨となった鹿児島県の奄美地方では、土砂災害や強風、高波などに十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、台風12号は、午後4時には、長崎県五島市の南南東60キロの海上を、北へ進んでいると見られます。
台風はこのあとも北寄りに進む見込みで、九州南部と奄美地方ではこのあとしばらく、九州北部ではあすにかけて、1時間に30ミリ以上の激しい雨が降るおそれがあります。
あすの昼までに降る雨の量は、いずれも多い所で、九州北部で120ミリ、九州南部で100ミリと予想されています。
また九州では、きょうの最大風速は、20メートルから25メートル、最大瞬間風速は35メートルに達すると予想され、沿岸は6メートルの大しけが続く見込みです。
気象庁は、九州や奄美地方では、土砂災害や低い土地の浸水、強風や高波、それに落雷、突風に十分注意するよう呼びかけています。
一方、群馬県や埼玉県では、38度に達している所があるなど、各地で猛烈な暑さとなっています。
こまめに水分をとったり、適切に冷房を使ったりするなど、熱中症に警戒が必要です。
気象庁によりますと、きょうは東北から中国地方を中心に、広い範囲で晴れ、各地で気温が上がっています。
全国の観測点のうち、120か所余りで、35度以上の猛暑日となっていて、気象庁は、東北から沖縄にかけての各地に、高温注意情報を発表しています。
こまめに水分をとったり、適切に冷房を使ったりするなど、熱中症に警戒が必要です。
また、気温の上昇に伴って、東日本の山沿いなどでは、今夜にかけて大気の状態が不安定になり、局地的に雨雲が発達するおそれがあり、気象庁は、急な強い雷雨や突風などにも注意するよう呼びかけています。
宮崎と鹿児島の県境にある霧島連山のえびの高原の硫黄山周辺ではきょう午前、去年8月以来となる、火山性微動が観測されました。
火山性地震も増加していて、気象庁は、噴気や火山ガスの突発的な噴出に、引き続き注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、霧島連山のえびの高原の硫黄山周辺で、きょう午前9時20分過ぎ、地下のマグマやガスの動きを示すと考えられる火山性微動が、およそ2分半にわたって観測されました。
火山性微動が観測されたのは、去年8月以来で、微動に伴って、僅かな地殻変動が観測されました。
またきょうは火山性地震も増加していて、午後3時までに15回観測されました。
一方、監視カメラでは雲がかかっていて、付近の状況は確認できないということです。
えびの高原の硫黄山では、去年10月、火山活動が高まっているとして、火口周辺警報が発表され、その後、火山性地震が減少したことなどから、ことし5月に火口周辺警報が解除されましたが、今月5日には、去年4月以来となる、1日に20回を超える火山性地震が観測されています。
気象庁は、えびの高原の硫黄山では、活火山であることを踏まえ、噴気や火山ガスの突発的な噴出に、引き続き注意するよう呼びかけています。
きょう午前、和歌山県那智勝浦町で、寺の境内の掃除をしていた男性4人が、スズメバチに刺され、このうち、60歳くらいの男性が一時意識不明になり、病院で手当てを受けています。
きょう午前8時過ぎ、那智勝浦町の楞巌寺で、境内の掃除をしていた30代から60代の男性4人が、スズメバチに刺されました。
消防によりますと、このうち、60歳くらいの男性が、手や足などを刺されて意識不明になり、ドクターヘリで病院に運ばれましたが、その後、意識は回復したということです。
またほかの人たちは、軽傷だということです。
お伝えしていますように、きょう午前11時ごろ、東京・調布市の住宅街に、小型機が墜落して住宅3棟が焼け、警視庁によりますと、小型機に乗っていた2人と、住宅にいて巻き込まれた女性1人の合わせて3人が死亡しました。
生字幕放送でお伝えしています名古屋場所は千秋楽です。
横綱白鵬が1敗。
そして横綱鶴竜が2敗。
この両者の千秋楽の結び決戦です。
ニュースの間に幕内前半の取組が4番終わりました。
その4番、豊響豊ノ島戦からご覧いただきます。
実況
土俵際、落とし穴ここまでの結果です。
遠藤が10勝目を挙げました。
佐田の富士、幕内で初めて2桁で勝ちました。
栃煌山が今場所の殊勲賞。
嘉風が敢闘賞受賞です。
琴奨菊はカド番、照ノ富士戦。
結びが白鵬に鶴竜。
白鵬が勝てば優勝決定。
鶴竜が勝てば優勝決定戦にもつれ込みます。
土俵は臥牙丸と豪風。
制限時間いっぱいです。
5勝9敗どうしです。
200kg近い臥牙丸ですがせっかくの体重が今場所は後ろにかかる相撲が多くなりました。
豪風もいつもの動きがありませんでした。
ややばたつく相撲もあった今場所です。
行司は木村晃之助にかわりました。
臥牙丸の勝ち。
引っ張り込んで、抱え込んで。
臥牙丸勝って6勝目。
今場所は豪風に動きが少なかったように思うんですがどうでしょう。
北の富士⇒そのとおりですねやや動きがねキレがないと言いましょうか。
立ち合いのあたりがないから後の相撲に響いてくるんじゃないかと思います。
二本のぞきかけましたがもう根こそぎ持っていかれました。
勝った臥牙丸はこれで6勝目6勝9敗。
豪風は5勝10敗で終わりました。
決まり手は寄り切りです。
ここまでの結果です。
幕下と十両の対戦が2番ありました。
いずれも十両の力士が勝ちました。
若の里は4勝11敗で終えました。
朝赤龍が10勝5敗久しぶりに幕内に戻れそうな勝ち星です。
大栄翔は来場所の新入幕が確定的です。
十両優勝を決めていた御嶽海ですが、きょうは敗れました。
11勝4敗です。
4勝11敗で終えた若の里のリポートです。
気持ちのほうは整理はついていません。
本音を言えばまだまだ現役で相撲を取っていたいんだけど本当はきょうにも決断しなければいけないんでしょうがただ悔しさがありますが本音は肩の荷が下りた心境ですと話していました。
ファンの方の拍手にはこみ上げてくるものがありましたと話していました。
ということは正式にはまだ発表していないわけですか。
はい。
若の里は取組のあと花束も受け取りました。
通算994勝。
通算914勝。
きょうは懸命の土俵で何度も巻き替えられたところを右四つに巻き替えての相撲でした。
幕内87場所を務めました。
殊勲賞敢闘賞がそれぞれ4回技能賞2回。
大関候補と呼ばれたこともありました。
押し出し。
安美錦の勝ち。
安美錦も時天空も6勝9敗に終わりました。
向正面の舞の海秀平さんです。
安美錦ももうひとついつものさえがなかったかなと思うんですが、どうでしょうか。
そうですねこういう場所もあるでしょうね。
土俵際で回り込む動きも少なかったですしきょうあたりは慎重に攻める相撲でした。
きょうは時天空もそれほど体重があるわけではないですから押し合いになるとまだこうして押し勝ちますよね。
徐々にではありますが土俵際の粘りですとかいろいろな技が通用しなくなってきているのかなという心配がありますね。
今場所だけの不振であればいいんですが安美錦は今場所6勝9敗で終えています。
東京農大出身の正代が来場所の新十両確定的といっていいと思います。
大翔丸が7戦全勝で来場所の返り十両が確定といっていいと思います。
今場所の三賞です。
栃煌山が殊勲賞受賞2回目です。
敢闘賞は嘉風で4回目の受賞です。
技能賞は5場所連続で該当力士がありませんでした。
きょう千秋楽結びで優勝が決まります。
白鵬1敗、鶴竜2敗で対決します。
白鵬が勝てばすんなり優勝が決まります。
鶴竜が勝てば優勝決定戦です。
両者のこれまでの対戦成績は本割では35対4これに加えて決定戦で2度対戦しています。
決定戦は2回とも白鵬が勝っています。
ここ2場所鶴竜が休場で対戦がありませんでした。
北の富士さんどんな展開になっていくんでしょうか。
白鵬にしても35回目の優勝ですね。
鶴竜にとっても優勝したいでしょうしまあ全力を尽くして戦ってもらえれば言うことないです。
今場所は休場明けの鶴竜が大健闘といっては横綱に対して失礼かもしれませんが鶴竜が勝つためにはどうですか。
突っ張って、まず白鵬のあごを上げて少しいなして横から攻めるとかずぶり二本差しそして寄るそれしかないと思います。
胸が合って止まってしまったらちょっと勝ち目がないんじゃないかなと思います。
結びの一番に向けてこれから幕内の後半戦はやばやと花道の奥旭天鵬の姿が映し出されました。
きょうは幕内の後半で相撲を取ります。
今場所初めて後半に登場してきます。
十両陥落もやむをえない星勘定。
西の前頭11枚目でここまで3勝11敗。
幕内在位99場所目。
あと1場所で幕内100場所という大台に載せるわけです。
本人は一貫して十両に落ちてまでは土俵にはならないと公言してきました。
恐らく旭天鵬自身も心に1つのことを決めて、これから花道を入ってくるものと思われます。
残るのは無理なんですね最後の土俵かな。
幕内最高優勝も果たしました戦後最年長の幕内力士として40歳でのしかも勝ち越しが40歳で3回もあります。
何か最後の土俵だからしっかり取ろうというそんなような表情にも見えますね。
次の秋場所の初日が実は41歳の誕生日。
レジェンドと呼ばれた旭天鵬の真骨頂はやはりおととし37歳の夏場所での優勝でした。
その優勝という勲章を持っているからこそ旭天鵬本人はやはり幕内最高優勝を果たした人間が十両ではねという言い方をします。
一流のプライドを持っています。
そうでしょうね。
それほど思い詰めることでもないかなと思うんですがね。
別に十両から幕下に落ちるわけじゃない。
来場所また再起を期して上がってくる。
それもまた1つの道ですからね。
しかし男が一度口に出したらなかなか。
いろいろな人と相談を済ませていると思うんですが旭天鵬自身今40歳次の場所の初日41歳ですが心に決めて今土俵下に入りました幕内最高優勝のあとに十両優勝という記録をねらってもどうかとも思うんですがさすがにそこまでは本人は考えていないかもしれません。
さて土俵は大砂嵐と碧山。
きょうの三賞選考会で大砂嵐敢闘賞に名前が挙がりました。
きょう勝てばという条件付きでしたが過半数に達しませんでした。
寄り切り大砂嵐勝って11勝4敗です。
肩の痛みに耐えながら11番勝ちました。
取り終えたあとは左の肘のあたりを下から支えながら肩の痛みに耐えている姿が続きました。
こういう勝ち方ではあったわけですが北の富士さん今場所の大砂嵐はどうですか。
結局肩が痛いから思い切ってやって早く勝負をつけたいとそんなふうな感じを受けますね。
もちろん相撲も、そういう変化の相撲もあるでしょうからよくやったというべきなんでしょうね。
本人は完全に肩が治るにはことしいっぱい、あと半年近くはかかりそうだと話しています。
内容はともかくとして大健闘です。
碧山は8勝7敗で場所を終えました。
かわる土俵は高安と佐田の海です。
すでに土俵下に旭天鵬が入って今、力水をつけているところです。
佐田の海に力水をつけます。
肩の辺りに少し汗が浮かんでいます。
旭天鵬といえばやはりおととし37歳の夏場所のこのシーンです。
実況
どちらにとっても夢にまで見た初優勝。
栃煌山か旭天鵬か。
上手が取れない。
はたいた!旭天鵬、37歳8か月。
史上最年長の初優勝です。
藤井⇒今でもこのシーンは北の富士さん、思い起こしますね。
胸が熱くなる思いですよね。
幕内最高優勝もそうですがそのほか大相撲の歴史に残る数々の記録も打ち立ててきたわけですが、幕内出場回数はもうすでに1位です。
来場所以降も、もう少しこれは記録を塗り替える歴代1位に到達する記録もあるんですが今場所のこの成績では十両陥落は免れることができません。
きょうは若の里、同期の平成4年初土俵の同期生で若の里が十両できょう敗れて4勝11敗。
来場所土俵に立てるかどうかというまだ正式な、若の里自身の口からは話がありませんが微妙な状況です。
平成4年春といいますと160人の受検者がいました。
いわゆる若貴ブームと言われて合格者も151人。
そのうちの旭天鵬と若の里2人が幕内、そして十両、関取として長い間頑張ってきました。
実績は申し分ない。
思い残すことは何ら一つないと思いますけどねそれだけに惜しむ声は大きいでしょうね。
メッセージなどたくさんいただいています。
名古屋放送局のメールで送っていただいています。
大勢の皆さんから旭天鵬への激励メッセージも届いています。
高安と佐田の海です。
5勝9敗の高安と6勝8敗の佐田の海。
呼吸が合いませんでした。
今場所も物言いが非常に多いのが右側の佐田の海です。
土俵際のしぶとさを持っています。
寄り切り。
高安の勝ち。
左四つに組み合っては分が悪くなってしまいます佐田の海です。
6勝9敗で終わりました。
勝った高安も6勝9敗。
左四つは高安得意の形。
胸が合ってしまうと佐田の海という力士はこれといったものがないですからね。
せいぜい外掛けぐらいのもので動いてるうちから勝機を見つけていくタイプですからね。
きょうのようにがちっとつかまれないように速攻でしょうね。
拍手と歓声
愛知県体育館がものすごい歓声に変わりました。
旭天鵬が土俵に立ちます。
対戦相手は7勝7敗の栃ノ心です。
メッセージを少しご紹介します。
岐阜県の20代の女性からです。
小学生のころから旭天鵬関を応援しています。
たとえ十両に落ちてしまってもやめないでください。
というメッセージをはじめとして巡業で金沢にいらしたときにサインをいただきましたという30代を石川県の女性旭天鵬関のファンです。
たとえ十両でも幕下でも雄姿を見ていたいです。
たくさんのメッセージも今場所旭天鵬に徐々に勝負終盤にさしかかるほど寄せていただきました。
全部合わせると旭天鵬だけではありませんがすべてのメッセージあわせて1300通を超えるメッセージをちょうだいしました。
ありがとうございました。
きょうが初土俵以来1871回目の土俵です。
時間です。
寄り切り、栃ノ心の勝ち。
栃ノ心勝ち越し。
そして旭天鵬は3勝12敗でこの場所を終えました。
拍手と歓声
土俵から下ります旭天鵬。
そこに大歓声が沸き起こっています。
決まり手は寄り切り。
今場所最後の千秋楽の相撲も右四つにはなりましたが結局栃ノ心、十分の形でした。
懸命に力を出しましたけどね。
向正面の舞の海さんどうでしょうか。
舞の海⇒最後花道を引き揚げていくときに、惜しむような歓声ですよね。
拍手何か向正面から見ていてもじんときましたし子どものころ高見山関が惜しまれながら引退していった。
あれだけ愛された、ハワイからきた高見山関をすごいなと思いながら見ていたんですが、そのときのことを思い出しました。
部屋の旭秀鵬もわざわざ花道の奥まできてずっと相撲を見て帰ってくる姿をずっと見守っていました。
涙ながらに旭天鵬関は、寂しいとひと言言いました。
大歓声が自分にはとってもつらかったと胸のほうにぐっと詰まるものがあったと話していました。
このあと師匠と話をするそうです。
栃ノ心自身は千秋楽、対戦相手が旭天鵬に決まって気持ちは複雑ですが自分のことを考えるしかありませんと言ってきょう勝ち越しでした。
旭天鵬がどんな結論を出すのかですが。
最後だけど、残念だけど得心がいっていましたね、本人は。
37歳8か月での最年長での初優勝。
その優勝を成し遂げたときの花道では涙、そしてきょうの涙とはまた違う涙です。
舞の海⇒若い衆のときに辞めようとしてモンゴルに帰って大島親方が迎えにいったときによくまた戻ってきましたよね。
あのときのこの一瞬の決断が旭天鵬の人生を切り開いていったんですよね。
6人で平成4年に2月にこの日本に来ました。
ほとんどが脱走をする逃げてしまうという状況で旭天鵬も一度逃げました。
大使館に入りさらにモンゴルまで帰ってしまったんですが当時の大島親方が迎えに行って説得してまた日本に連れ戻しました。
それがあったから今の旭天鵬があります。
かわる土俵に徳勝龍と妙義龍。
7勝7敗どうしです。
徳勝龍はおとといの土俵で右の足首を痛めてしまいました。
勝ち越し目前というところでしたが、ここまでこれで7勝7敗になってしまいました。
妙義龍も西の小結で7勝7敗の成績です。
勝ったほうが勝ち越し。
寄り切り、妙義龍の勝ち。
妙義龍勝ち越し。
徳勝龍は気の毒ですが負け越しとなってしまいました。
相撲が取れる状態ではないんだと思いますが、本人が出るからには土俵に上がるからには言い訳にはしたくないと話している徳勝龍です。
残念ながら負け越しとなってしまいました。
勝った妙義龍、勝ち越しです。
立ち合いに徳勝龍に動かれましたが、あるいはそれも頭にあったかもしれませんが妙義龍のこの立ち合い。
なんとか右で前まわしを握って食い下がりました。
今場所の妙義龍については北の富士さんどんな印象でしょうか。
もう少し楽に勝ち越せるかなというふうに感じは持っていたんですけどね。
まあ普通の状態だったんですかね。
あまりよくなかったのかな全体的に見ると。
もう1人2人横綱大関を倒してもいいかなという。
その辺でしょうね、もの足りなさは。
今場所は目立つ殊勲の星がありませんでした。
初日が日馬富士でしたね。
微妙な相撲でしたがあの相撲で敗れた日馬富士は翌日から休場妙義龍はその後大関の琴奨菊には勝ちましたがその後鶴竜や白鵬をさらに照ノ富士辺りに稀勢の里にも勝つことはできませんでした。
こんな力を持っていますから来場所勝ち越しましたら関脇に上がる可能性もあります。
宝富士と魁聖です。
宝富士は思わぬ不振でした、新三役小結で3勝11敗対戦相手はほとんど変わらない中でなんとも白星が伸びませんでした。
東の花道の担当は船岡アナウンサーです。
今場所は少しずつ歯車が狂ってしまいました。
序盤は体が何となく重たくて思ったより反応できなかったですがそれでもこれまで平幕との対戦で中盤盛り返していたのが今度は気持ちの面で不安になってしまって攻めているつもりでもあと一歩が出なかったり苦しい9連敗でしたと振り返っています。
最後はなんとか白星で動いて次につながる一番千秋楽にしたいですと宝富士は言っていました。
三日目から9連敗がありました。
場所前と足首の状態も思わしくない様子の稽古もありました。
それだけではなかったようです。
対戦相手魁聖始まったころはとてもいい出だしでしたが上位横綱大関と対戦し始めた中盤辺りから白星が全く伸びなくなりました。
左四つの宝富士と右四つの魁聖。
寄り切り、宝富士勝ちました苦労しました。
4勝11敗魁聖6勝9敗です。
北の富士さんにとっても宝富士の千秋楽でようやく4勝目です、意外だったと思うんですがどうでしょうか。
なかなか三役初めてで対戦相手が毎場所と同じだからといってそうは勝てないんですよ。
三役という勝ちたい気持ちが出てくるしわりと自信を持っていたはずです。
だけどねやっぱり相手がそうさせてくれないんですよ。
4勝11敗でしょう?私も三役のときは4勝11敗でした。
ですから今場所の宝富士を見ていると最初は自信満々で本当に胸を出して力強かったですよね。
それが元の相撲に戻ってきたんですね、少し。
次に三役に戻ったときに今度はどんな相撲が取れるかですね。
そうです。
4勝11敗で終えました新三役の場所の宝富士。
魁聖は6勝9敗です。
きょうも満員となりました名古屋場所、愛知県体育館15日間連続の満員です。
平成10年以来17年ぶりの満員御礼、15日間。
何ががっかりしたかって今場所の逸ノ城ほどがっかりしたのは、ないね。
本当にそうですね。
どうしたんでしょうね。
どうしたんでしょう。
西の関脇に戻ってきた逸ノ城あまりにももの足りない場所となりました。
本人の振り返っての話を取材しています。
本人もいいところはなかったというふうに言いました。
早く巡業に出て稽古をたくさんやって来場所に備えたいと話をしています。
いつもと自分では変わらないつもりだったけど右四つになっても膝が曲がらずに腰が高いのは自分でも分かったでも体をもっと絞らないと腰を下げられないのでやっぱり稽古をして体をもっと絞って重心を低くする膝を曲げて相撲を取るという動きを身につけていきたいですという話をしていました。
体のね。
体重は今207kgですね。
1kg太ったとか痩せたとか女の子みたいなこと言わないでがんがん稽古をして多少大きくなったってついていけるんですよ。
もう稽古しかないんですよ。
僕は最近稽古巡りをあまりしていません。
彼が稽古不足だというのは人から聞くだけですからほとんどの人からは稽古不足という声が聞かれます。
そのとおりじゃないですか。
もっと稽古をして足の感覚もっと誰かが指摘していました。
歩幅もそうですね、体の大きいわりには歩幅が小さいです。
だから立ち腰になるでしょう。
いきなり、左を差しにいって相手は十分ですよ本人に何もいいところはなかった。
ここは本人はどのようにまた気持ちを立て直して本人が言っているように稽古に打ち込むことができるか。
200kg超えても、これまで武蔵丸や曙、小錦といった強い横綱や大関がいました。
小錦だってね300kg近くになったら動けなくなったけれどもね。
288kgまでいきましたね。
千秋楽は勢との対戦です。
勢も左肩の状態があまりにもよくありません。
相撲もばらばらになってしまいました。
左肩の痛みがかなり長引いています。
寄り切り、逸ノ城4勝目を挙げました。
向正面は舞の海さんです。
逸ノ城についてどんなお考えでしょうか?北の富士さんがたっぷりおっしゃっていましたがやはり運動量が足りないですよね。
動きを見ていますと押されたときに土俵際での粘り腰とか劣勢になったときもそこからなんとか照ノ富士のように盛り返していけないですよね。
稽古量もそうですしやっぱり大相撲界に入って出世していくと待遇もよくなりますからね。
いろんなものを忘れていくのかもしれないですね。
子どものころのモンゴルの草原のゲルでの生活をもう一度思い出して気持ちを引き締め直してほしいですね。
毎日遠いところまで水をくみに行って小さいころですが両手にバケツの水を抱えて帰ってくるという生活が何日も続きました。
その後、親元を離れて妹弟の面倒を見ながら苦しい時期もありました。
そして日本にやって来て一気に相撲界で花開いたわけです。
花道の奥です、横綱白鵬が花道の奥に姿を見せました。
13勝1敗です。
結びの一番鶴竜戦白鵬が勝てば35回目の幕内最高優勝が決まります。
終盤に向かってくるにつれて日に日に集中力も高まってきました。
西の花道の奥です。
一番奥のほうに横綱鶴竜の姿が見え隠れしています。
12勝2敗です。
結びで白鵬に勝たなければ優勝はありません。
勝って決定戦に持ち込まなければなりません。
しかし2場所連続の休場明けの鶴竜がここまで優勝争いに食い下がっていきました。
千秋楽ですので三役そろい踏みがあります。
したがって、2人が花道からそれぞれ2人ずつ入場してきます。
東からは稀勢の里と横綱白鵬。
西からは豪栄道と横綱鶴竜です。
土俵に注目します。
今場所の三賞獲得した両力士の対戦。
栃煌山は殊勲賞。
3年前の秋場所以来2回目の殊勲賞です。
白鵬と鶴竜という2人の横綱を倒しました。
しかもいずれも全勝できていた横綱を倒したところに価値があります。
実力は証明したこの名古屋場所です。
対戦相手の嘉風は、敢闘賞です。
去年の春場所以来4回目の敢闘賞です。
少し番付は下げましたが嘉風も復活してきました。
横綱を連日破ったあと栃煌山はやや残念でしたが、大関への北の富士さん、足固めとすれば10番よりは11番のほうがいいですね。
11番と10番じゃ大きいですしやっぱり今場所は最低でも12番勝ってほしかったな。
優勝を争える千秋楽までいきそうな雰囲気もあっただけにそこは残念でした。
しかし千秋楽、この一番は栃煌山にとっては大きな一番です。
対戦相手は嘉風敢闘賞を受賞しました。
技能賞候補にも上がりましたが受賞したのは敢闘賞です。
番付も徐々に戻ってきました。
嘉風について今場所どうですか?今場所は迫力のある相撲を取りましたね。
嘉風の持ち味、激しいスピードのある、キレのある相撲が見られましたね。
これでかなり来場所あるいは一気に三役という可能性もまだ残っていますがかなり戻って横綱大関と対戦する地位に上がりそうです。
舞の海さん、来場所に向けても楽しみが1つ増えましたね。
大体の力士はあたって押すだけの動きですが、この人だけは押しながら上下左右に体を移動できますのでそれもまた1つの魅力なんですね。
土俵上は制限時間いっぱいです。
殊勲賞の栃煌山と敢闘賞の嘉風。
行司は式守勘太夫です。
嘉風勝って12勝目です。
栃煌山は10勝5敗で終わります。
立ち合いが少しずれましたかね。
北の富士⇒攻めましたけどね集中していませんでしたね。
悪いときの栃煌山に後半は戻ってしまいましたね。
いつもとは逆になりましたね。
いつもは後半よくなるんですがね。
これは嘉風のねらいどおりでしたね。
ではニュースをお伝えします。
午前11時ごろ、東京・調布市の住宅街に小型機が墜落して、住宅3棟が焼け、警視庁によりますと、小型機に乗っていた2人と、住宅にいて巻き込まれた女性1人の合わせて3人が死亡、5人がけがをしました。
警視庁は、業務上過失致死傷の疑いもあると見て、捜査を始めました。
午前11時ごろ、東京・調布市富士見町の住宅街に、小型機が墜落しました。
東京消防庁によりますと、小型機のほか、住宅3棟と車2台が焼け、周辺の住宅6棟も被害を受けました。
警視庁によりますと、小型機に乗っていた男性2人と、住宅の2階にいて巻き込まれた女性1人の、合わせて3人が死亡しました。
また小型機に乗っていた男性3人と、亡くなった女性と同じ住宅にいた女性、それに隣の住宅の女性の合わせて5人がけがをしました。
けがをした人のうち、東京・三鷹市にある杏林大学医学部付属病院に入院したのは、東京・文京区の花房剛さんと、大阪・堺市の森口徳昭さんの2人で、いずれも小型機に乗っていたと見られるということです。
墜落した小型機の運航・管理を行っている、日本エアロテックによりますと、小型機には、機長を含めて5人が搭乗していたということで、午前11時に調布飛行場を離陸して、伊豆大島に向かっていたということです。
会社によりますと、小型機を操縦していたのは、川村泰史機長で、川村機長は操縦士の養成事業などを行う会社の社長をしていて、総飛行時間は数百時間だということです。
会社側は、今回のほかの4人の搭乗者については、確認中だとしています。
調布飛行場の管理事務所や、日本エアロテックの事務所などには、警視庁の捜査員が出入りしています。
関係者から墜落した小型機の運航状況などについて説明を求めているものと見られ、警視庁は、生字幕放送でお伝えしています名古屋場所、千秋楽恒例の三役そろい踏みが今、終わりました。
残りは3番。
琴奨菊と照ノ富士が土俵に上がっています。
徐々に結びの決戦が近づいています。
1敗の白鵬と2敗の鶴竜、両横綱。
白鵬が勝てば35回目の優勝が決まります。
鶴竜が勝てば、優勝決定戦にもつれ込みます。
土俵は7勝7敗の琴奨菊。
カド番でこの千秋楽に大関の地位をかけることになります。
対戦相手は新大関の照ノ富士。
照ノ富士はきのう十四日目まで優勝争いの一角にいました。
結局今場所は3敗しました。
その3敗は白鵬、鶴竜、豪栄道です。
番付の下位の力士には星を落としませんでした。
11勝3敗で千秋楽を迎えます。
白鵬は13勝1敗で優勝のかかる結びの一番です。
鶴竜は2敗です。
鶴竜が勝てば優勝決定戦です。
新大関の照ノ富士ですが今場所どうですか。
北の富士⇒大変よくやったと思います。
合格点ですね。
負けた横綱2番。
それから豪栄道。
横綱の2番も評価はしたいですね。
ああいう体勢になりながらも残す腰、闘争心もありますし負けてもいい相撲だったんじゃないでしょうかね。
もう少し横綱戦先に攻める形になれば、ものすごい相撲を取るという期待を抱かせますね。
まあこれからは経験ですね。
左を入れて上手を取る。
どういうふうにしたらいいのか。
それができれば互角の相撲が取れますね。
右四つの形を作る稽古をしている照ノ富士です。
琴奨菊はカド番です。
結婚して気持ちを新たに臨んだ名古屋場所です。
この一番に敗れますと大関の地位を明け渡すことになります。
大歓声です。
歓声です。
はたいた。
勝ち越しが決まりました。
大関の地位を守った琴奨菊です。
珍しく左に動きました。
決まり手、はたき込みです。
まともにあたっていくという信条の琴奨菊ですが左に変わりました。
これは照ノ富士も頭になかったでしょうか。
北の富士⇒相手は大関ですからね。
あまりなかったと思いますが琴奨菊が勝てるとしたら、これぐらいしかなかったでしょうね。
ただ大関としてはもっと注意をして取るべきだったかもしれませんね。
照ノ富士のリポートです。
VTRを見て自分の敗れる相撲を見てああっと声を上げて風呂に入りました。
少々の変化ぐらいで落ちてはいけませんね。
そうですよ。
今の相手に立ち合いの変化で敗れるということはあまり予想できませんからね。
ですからあれをむざむざと食ってしまうあたりはまだまだ若さですね。
12勝と11勝とはだいぶ評価が違ってきますからね。
8勝した琴奨菊はやれやれでしょうけど、次の場所もまたカド番だというような調子では困るので、しっかり治して大関の責任を十分に果たしてもらえるようにしてほしいですね。
支度部屋での白鵬と鶴竜、どんな様子でしたでしょうか。
白鵬のリポートです。
ほぼ同じような段取りで支度部屋でやりました。
とにかく最後には付け人と合わせてそれを跳ね上げて取り組むという白鵬のこれまでの練習でした。
鶴竜のリポートです。
鶴竜は付け人の胸を借りて入念にてっぽうを打ちました。
そのあと低いところから突き上げるような立ち合いを何度も確認しました。
同じように星1つリード去年の九州場所も追っていたんですが終盤は体調を崩してしまったと話していましたがきょうは体調が整っているので力を出せる状態だという話をしています。
リハビリでそのあと体作りをしていたことが正しかったと言っています。
全力を出したいと言っています。
去年の九州場所白鵬戦に決定戦で勝てばということだったんですが敗れました。
10日までは全勝だったんですが稀勢の里、日馬富士そして白鵬に敗れ優勝を逃しています。
優勝にいちばん近づいた瞬間でした。
きょうは2回続けて勝てば横綱になって初めての優勝ということになります。
過去の優勝は大関時代です。
すでに34回の幕内最高優勝をしています。
大鵬の32回を超えています。
もうここから先はどこまでいくかです。
誰も踏み入れていない数字です。
きょう結びの一番で勝てば35回目の優勝が決まります。
結び前の一番は大関どうし。
10勝4敗の稀勢の里と8勝6敗の豪栄道です。
このところ稀勢の里が豪栄道に対して4連勝中という両者の対戦です。
豪栄道は今場所休場明け。
右も左も肩の剥離骨折でこのところ苦しんでいます。
何もテーピングはなしで土俵に上がっています。
これは力士として美学の問題です。
やはり結果を残さなくてはいけません。
今場所も稀勢の里は賜盃に届きませんでした。
逆転の突き落とし。
豪栄道の勝ち。
豪栄道9勝目。
稀勢の里は、10勝5敗です。
土俵際逆転、腰高で出ていきました稀勢の里。
豪栄道が勝ちました。
決まり手は突き落としです。
副立て呼出しの拓郎が土俵に上がりました。
大歓声です。
40代立行司式守伊之助です。
番数も取り進みましたるところかたや白鵬、白鵬こなた鶴竜、鶴竜この相撲一番にて千秋楽にござりまする!今月の12日に開幕した名古屋場所。
千秋楽を迎えました。
そして結びの一番。
この一番に優勝がかかります。
両者は過去、本割では39回の対戦がありました。
決定戦で2回対戦しています。
本割は白鵬が35勝。
鶴竜が4勝です。
孤高の横綱、白鵬。
34回の幕内最高優勝。
先場所こそ照ノ富士に賜盃を奪われましたが35回目の優勝が見えています。
これが両者の対戦成績です。
鶴竜はここ2場所休場していますので両者の対戦はありませんでした。
このところ白鵬の5連勝中です。
去年の九州場所今回と同じように鶴竜が勝てば決勝戦に持ち込むということでしたが、そのときは白鵬が寄り切りで勝っています。
また白鵬がこうして優勝にいちばん近いところで千秋楽を迎えたわけですがいまだ第一人者というべきなんですかね。
北の富士⇒そんな感じをまた改めて感じましたね。
初日、二日目こそ少し時間を食いましたがね。
立て直していく相撲が段階がいくつもあるんですね。
序盤、中盤、終盤と相撲の取り方が変わってくる気がしますね。
舞の海⇒以前の朝青龍のように館内のお客さんが相手力士に声援を送れば送るほど白鵬の相撲が厳しくなりますね。
白鵬もこれは横綱として当然だという受け答えをしています。
きょうは横綱どうしですからそういうことはないかもしれませんが。
しかし今場所は鶴竜の頑張りにも助けられた感じです。
2場所連続で全休でした、鶴竜。
先場所も準備はしたんですがぎりぎり間に合わないということでおよそ半年ぶりの土俵に上がりました、鶴竜です。
しかし相撲はかなり戻っています鶴竜です。
大歓声ですが、まだ時間前。
1つは立ち合いですかね、北の富士さん。
やはり立ち合いがいちばんの問題ですね。
ここは低い体勢から左の前みつを狙い白鵬はそれをさせじとばかりに張ってそしてもろ差しその辺まではなんとなく読めるんですがね。
どうでしょうかね。
あとはそこから熱戦になった場合は両者のそれぞれの反応のよさや感覚ですかね。
両力士とも神経が敏しょうですからね。
どうとでも変化しますからね。
制限時間いっぱい。
白鵬勝てば35回目の優勝。
鶴竜が勝てば優勝決定戦にもつれ込みます。
珍しく、白鵬が先に立ってしまいました。
寄り切り白鵬優勝。
35回目の幕内最高優勝をつかみ取りました。
また1つ積み上げました優勝の栄誉。
大相撲でした。
十分に手刀を切れないくらいに白鵬も力を使い果たしました。
35回目の優勝、汗が流れます。
しかし両者、引き付け合いすばらしい内容でした。
がっぷりですね。
結果的にがっぷりが鶴竜の命取りになったんですね。
どこかで上手を切ったりあるいは巻き替えるかと思ったんですができなかったんでしょうか。
まず上手を切りたかったですね。
左四つがっぷりの体勢になりました。
しかし両横綱力を存分に発揮していい相撲を取ってくれました。
かつて白鵬と朝青龍が引き付け合って土俵に両者の足の筋ができるくらい足の跡が残るくらいの相撲がありました。
きょうもそれに匹敵するぐらい両者の引き付け合いすばらしい内容でした。
白鵬が支度部屋に戻ります。
これから支度部屋に帰ってもう一度大いちょうを結い直します。
しかし北の富士さんやはりこの一番に対する集中力途中で鶴竜コールがあったと思うんですが。
途中ありましたね。
そこから急に力を出しましたね。
そういうこともあったでしょうね。
ようしとだけど白鵬は嫌だったですよね。
白鵬にとってはそうでしょうね。
鶴竜も2場所連続の休場明けとはいえ白鵬にとってこの一番で決めたいという思いは強かったと思います。
向正面の舞の海さんどんな思いでご覧になりましたか。
初日の解説では白鵬の力が落ちてきたと言いましたけど白鵬に謝らなければいけないです。
左四つがっぷりになったんですけど細かく見ていると白鵬のほうがまわしを取る位置下手は鶴竜より低いんですね。
上手は鶴竜より若干浅い位置を持っているんですね。
鶴竜は寄っていくんですがだんだん腰が浮いていくのが分かりますね。
最初は右四つだったわけですが鶴竜はもろ差しになりたかったんですが巻き替えも白鵬は速いです。
相手十分を許しません。
鶴竜は寄っていくんですが腰が浮いてしまいますね。
鶴竜のほうも十分勝機はあったと思うんですがやはり上手が切れなかったということですかね。
上手が切れないうちは、勝機はなかったですよね。
左四つとはいえ白鵬の右の上手がかなり効いていましたか。
いいところを取っていましたね。
上手の引き付けが強かったですね。
鶴竜は腰の自由が奪われましたね。
第一人者のままですね。
牙城を揺るがすというところです。
35回不滅の大記録なんでしょうね。
十分に不滅の大記録ですね。
大鵬さんの32回のときもこんな記録は二度と破られないという放送を聞いたんですがそれを破り35回までもう達しました。
旭天鵬が非常に涼しい表情ですがまげを結い直して。
白鵬と同じ一門です。
今場所はずっと露払いを務めてきました。
サービス精神旺盛です。
基本的に陽気な人だからね。
けろっとしているね。
心は決まったんだと思いますが白鵬が優勝ですから優勝パレードも。
旗手でしょうね。
そういう可能性も出てきますね。
白鵬も旭天鵬を慕っていますのでそんな話も両者の間ではあるかもしれません。
これから白鵬は表彰式に臨みます。
舞の海さんが初日に白鵬は力が衰えたと思うという話をしましたが北の富士さんは。
僕は少し楽しんでいるのかなと。
あの長い相撲、2日間ですね。
楽しむくらいの余裕かなという見方はちょっとしていました。
力が落ちてきているということは全くないですか?それは全盛期の連勝を重ねているときの強さとはまた違う強さでしょうね。
最近の白鵬を見ていますと先場所照ノ富士に優勝を明け渡してしまいましたがここはいけるとなったときの集中力ここは絶対に落としてはいけないというところは確実に勝つところが強いのかなと思います。
同じ失敗は繰り返さないぞと。
旭天鵬に確認したら、やはり旗手を頼まれたそうです。
旭天鵬はこの先どうするかということは、本人はまだ何も。
師匠と相談してからですね。
旭天鵬は支度部屋できょうは栃ノ心に敗れて3勝12敗で今場所を終えました一門の横綱が優勝するのを見届けてこれからオープンカーでパレードの旗手を務めることになりそうです。
旭天鵬は支度部屋に戻ってきたとき泣いちゃったよと言いながら笑顔で戻ってきました。
きょうは応援がすごかったありがたかったし、申し訳ない気持ちでした。
十両でも取ってほしいという声があるのは分かっているが幕内にはこだわりがある。
これから師匠家族と話をすると言いました。
そして自分から若の里はどうなの?とこちらに聞きました。
支度部屋に戻ってきたときは白鵬と抱擁もかわしていました。
同じ平成4年春に入門した若の里のことも気にかかり若の里も旭天鵬のことが気にかかり両者で励まし合う姿もありました。
結局若の里も大きく負け越して4勝11敗。
旭天鵬は3勝12敗で今場所を終えました。
特に若の里は幕下に落ちてまでは相撲を取らないと言っていますので若の里も大きな決心をしたのではないかと思われます。
発表はまだです。
また白鵬の名が刻まれます。
35回目の優勝。
優勝してもこの賜盃を抱くことができない場所もありましたので35回賜盃を抱くという言い方は誤りかもしれませんがただ幕内最高優勝35回。
2場所ぶりの優勝です。
積み上げてきたこの栄誉がもう35回です。
大鵬の記録が遠ざかっていくという。
こんなことを当時誰が想像したでしょうか。
ほとんどの満員の観客がまだ席に座ったままこれから表彰式を見届けようとしています。
この名古屋は場所前涼しい中で稽古が行われましたが初日を迎えたとき急に暑くなってきました。
さらに梅雨があり梅雨明けからは猛暑です。
本当の名古屋の暑さがやってきました。
土俵下に理事長代行の八角事業部長。
さらに審判部部長。
審判部副部長の4人がそろいました。
横綱白鵬、入場です。
館内アナウンス
表彰式に先立ちまして国歌君が代の斉唱であります。
皆様ご起立願います。
陸上自衛隊第10師団第10音楽隊の演奏による前奏に引き続き、ご唱和ください。
♪〜
(君が代)
拍手
館内アナウンス
ご着席ください。
館内アナウンス
平成27年七月場所幕内最高優勝は横綱白鵬翔。
成績は14勝1敗であります。
拍手
初めに賜盃拝戴。
北の湖理事長の代行八角事業部長が表彰状を読み上げます。
表彰状賜盃白鵬翔右は平成27年七月場所において成績優秀により賜盃にその名を刻し永く名誉を表彰する平成27年7月26日公益財団法人日本相撲協会
拍手
藤井⇒天皇賜盃です。
誰もなしえていない35回目の優勝。
終盤のあの集中力は見事でした。
続いて優勝旗授与。
伊勢ヶ濱審判部長から優勝旗です。
拍手
優勝旗ならびに賞状金一封が伊勢ヶ濱審判部長より授与されました。
藤井⇒じっとしていても白鵬の額から胸から汗が滴り落ちます。
日本相撲協会からの表彰が終わって今度は内閣総理大臣賞です。
館内アナウンス
続いて内閣総理大臣賞の授与であります。
表彰状内閣総理大臣杯白鵬翔殿あなたは平成27年七月場所において成績優秀により内閣総理大臣杯にその名を刻し永く名誉を表彰します平成27年7月26日内閣総理大臣安倍晋三
拍手
総理大臣杯が内閣官房副長官加藤勝信氏から授与されました。
ここで一度白鵬が土俵下に下ります。
このあと優勝インタビューです。
館内アナウンス
ここで優勝力士インタビューであります。
インタビューはNHK船岡久嗣アナウンサーです。
それでは優勝インタビューです。
35回目の優勝、横綱白鵬関です。
おめでとうございます。
どうも、ありがとうございます。
拍手と歓声
35回目、そして名古屋では3年連続の賜盃です。
いかがですか?なんといっても名古屋場所は年に1回ですから。
それがこの暑い中ね大変厳しい場所で3年連続優勝してうれしく思います。
拍手
きょうの千秋楽結びの一番どんな気持ちで臨んだんでしょうか。
負けてもね、もう一番あるという気持ちで思い切って落ち着いて臨みました。
振り返るとこの名古屋場所15日間どんな場所でしたか。
前半、誰がとは言わないですけど力が落ちたんじゃないか、とかね。
笑い声
そういう人がいましたのでねここで優勝したので。
そういう寂しいことを言わず温かい応援をしてもらいたいなと思います。
拍手
まだまだ強い第一人者としての力を見せることができましたか?まあ十分見せたんじゃないかな。
ことしもこの名古屋で優勝パレードができますね。
ええ、われわれのね大先輩が今場所かぎりで引退ということで。
その最後の花道で優勝パレードに一緒に乗せることができたのでいいなと思います。
拍手
この暑い名古屋は好きですか?大好きです。
拍手
本当におめでとうございました。
35回目の優勝、横綱白鵬関でした。
15日間ありがとうございました。
拍手と歓声
藤井⇒毎回のようなインタビューですからどういう質問をするかというところになってくるわけですが前半でもう力が落ちたのではというふうに言われたというNHKの放送ですがね。
北の富士⇒舞の海さんなんじゃないですか。
出色の場内インタビューです。
きょうの白鵬は非常に好感が持てます。
舞の海さん、敵に回してしまったようですが。
舞の海⇒本当ですね。
謝らなければいけないですね。
ここは訂正できますね。
はい。
大いなる訂正をしたほうがいいですね。
残念とは思いませんね。
予想が外れてよかったですね。
私も勉強になりました。
舞の海さんまた来場所初日に放送席に恐らくこれで解説が終わりになるわけではないと思いますから。
勉強勉強。
勉強し直しなさい。
インタビューの中で旭天鵬関引退というところまで言ってしまいましたね。
それは旭天鵬は早く知らせたんでしょうね。
まだ公にはなっていないところまで白鵬が早めに、発言してしまいました。
横綱白鵬の35回目の表彰はまだ続いています。
今のインタビューを旭天鵬関が支度部屋で聞いていて横綱もそう思っているのか。
ところがぎっちょんちょんかもしれないしと言いながら笑いながら聞いていました。
旭天鵬も心の中はもちろん決まっているんだろうと思いますが、三賞のインタビューです。
2度目の殊勲賞の栃煌山関です。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
三賞でおめでとうございますといってもうれしそうな感じはしませんけれども。
後半全然いい相撲がなかったので三賞をもらっても悔しさというか反省の思いしか浮かんできませんか。
そうですね。
もったいない相撲が最後のほう多かったのでしっかりちゃんとやり直したいです。
三賞がもらえた2日連続横綱を倒したという相撲見事だったと思います。
あの2番はよかったと思うので常にああいう相撲が取れるようにやっていきたいです。
横綱2人を倒したときはどうですか。
周りは優勝ができるんじゃないかという期待が膨らみました。
一日一日しっかりやっていこうと思ったんですけれどもそこで勝てないのがまだ弱いところなのでしっかり稽古します。
立ち合いの手応えをつかみつつあるんじゃないかなという気がします。
それはよくなってきていると思うのでしっかりと稽古をして自分のものにしていきたいです。
本人は納得できないかもしれませんが、2桁関脇で勝ちました。
大関昇進に向けてのスタートをこれで切ることになります。
こういう相撲を取っていたら上がれないと思うのでしっかり一日一日集中して相撲の相撲が取れるようになりたいです。
おめでとうございました。
ありがとうございます。
続きまして敢闘賞を受賞しました嘉風関です。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
嘉風関、きょうはにこにこ、にこやかですね。
賞をいただいたので。
12勝というのは初めてじゃないですか?幕内で。
最高の成績だと思います。
今場所は何がよかったんですか。
毎日気持ちは充実していたので一番に集中して全力で相撲が取れたのでそれがよかったと思います。
12勝ということは場所によっては優勝してもおかしくない成績ですよね。
いえそんなことはないと思います。
自分の15日間の相撲をかなり手応えを出られたんじゃないですか?しかも2場所連続2桁です。
そういうふうには感じていないんですけれどもこの2場所のような気持ちで臨めば、いい相撲が取れるということが分かりました。
来場所の番付が楽しみになってきましたね。
そうですか?変わらず一番自分の全力を出せるようにという気持ちで上がりたいと思っています。
上位との対戦の中で、またひと暴れしてください。
そうですね、お客さんを沸かせる相撲を取りたいと思います。
おめでとうございました。
ありがとうございました。
三賞インタビューでした。
今場所の三賞は栃煌山が殊勲賞嘉風が敢闘賞。
2人が受賞して技能賞が5場所連続受賞者なしということで残念なところです。
白鵬の表彰式がまだ続いています。
正面が北の富士勝昭さん52代横綱北の富士さんです。
まだしばらく白鵬時代が続くんでしょうか。
照ノ富士というね逸材が出てきましたから。
しかしきょうの辺りの相撲を見ると、まだまだ未熟なところもありますからね。
白鵬の時代があと1年続いたとしてもおかしくないでしょうね。
ただ照ノ富士をはじめとしてその差を縮めようとしてきている力士が何人かいるのは確かであって白鵬も恐らくぎりぎりでの状態で取っていることは間違いないですね。
彼は感じていると思います。
ただやっぱりいずれも差を縮めようとしてるのはモンゴルの力士が多いと思うんですよ。
日本人稀勢の里を見てもやっぱり10番大関にしても8番が精いっぱいというね、それを考えるとね喜んでばかりもいられない。
いつも言うことで申し訳ないけれども。
もう少し長い目で見ながらやはり人材発掘ということも考えなければならない事態ではあると思うんですよね。
十両幕下辺りに若手のいい子もいるわけですからただたくましさに欠けるんですね。
体はいいけど、だから精神力で大いに違ってくると思うんですよ。
そういう子を養成してどんどん強くさせて日本人はやっぱり強くならないといいときばかりじゃないと思いますよ。
去年の九州場所十二日目から満員の盛況がずっと続いて60日を過ぎました。
これがどこまで続くのか。
これは土俵上の取組がおもしろいそして必死になってお客さんが応援できる環境があればというところだと思います。
これからが重要になってきます。
鶴竜の談話です。
いい場所を取られてしまって上手を切ることも巻き替えることもできなかったと言いました。
NHK金杯です。
放送時間が短くなってきました。
舞の海さん、来場所への期待を伺っておきましょうか。
鶴竜は休場明けでこれだけやったのは立派だと思うんですけれども白鵬以外の2横綱が毎場所毎場所白鵬に優勝を譲っているわけですよね。
なんとしても優勝しなければいけないんだというそういう強いプライドが欲しいですね。
貪欲さを持っている力士がもっと増えてほしいわけですがもう1人の横綱日馬富士伊勢ヶ濱親方によりますと右肘のうっ血が治まらないということで右肘が曲がらない状態で治療を続けています。
手術明けということでまだ治療が必要です。
北の富士さん白鵬が来場所も36回という、また積み重ねるのかそれとも何か別のことが起きるのか。
どうでしょうか?やはり稀勢の里それから照ノ富士の大関陣豪栄道もねちょこっといいところがありましたからこの3人辺りに頑張ってもらいたいと思います。
もう少し盛り上げる人たちが増えてほしいというふうにも思います。
向正面は千秋楽舞の海秀平さんでした。
ありがとうございました。
正面は52代横綱北の富士の北の富士勝昭さんでした。
どうも失礼しました。
名古屋土俵では白鵬の35回目の優勝の表彰が続いています。
愛知県体育館からお別れです。
♪〜「大相撲名古屋場所千秋楽」をお伝えしました2015/07/26(日) 15:30〜18:00
NHK総合1・神戸
大相撲名古屋場所 千秋楽 ▽直接対決![二][字]
▽直接対決!V35めざす白鵬か 決定戦にもちこめるか鶴竜! (3:40)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)北の富士勝昭,向正面(幕内)舞の海秀平
詳細情報
番組内容
▽直接対決!V35めざす白鵬か 決定戦にもちこめるか鶴竜! (3:40)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)北の富士勝昭,向正面(幕内)舞の海秀平,【アナウンサー】正面(幕内)藤井康生,<副音声>【ゲスト】マーク・シリング,【実況】ロス・ミハラ 【通訳】小川浩美 〜愛知県体育館から中継〜
出演者
【出演】【解説】正面(幕内)北の富士勝昭,向正面(幕内)舞の海秀平,【アナウンサー】正面(幕内)藤井康生,<副音声>【ゲスト】マーク・シリング,【実況】ロス・ミハラ
ジャンル :
スポーツ – 相撲・格闘技
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
英語
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:20776(0x5128)