こんばんは。
8時45分になりました。
ニュースをお伝えします。
きょう午前、東京調布市の住宅街に小型機が墜落しました。
警視庁によりますと、小型機に乗っていた2人と住宅にいて巻き込まれた女性1人の合わせて3人が死亡し5人がけがをしました。
警視庁は業務上過失致死傷の疑いで特別捜査本部を設置し、本格的な捜査を始めました。
画面の中央を飛ぶ小型機、事故の直前、墜落現場の北にある野球場から撮影されました。
このあと、ぶつかったような音が聞こえます。
小型機が見えなくなった方向から黒い煙が立ち上りました。
きょう午前11時ごろ、東京調布市の住宅街に小型機が墜落しました。
東京消防庁によりますと、小型機のほか住宅3棟と車2台が焼け、周辺の住宅6棟も被害を受けました。
警視庁によりますと、小型機に乗っていた男性2人と住宅の2階にいて巻き込まれた女性1人の合わせて3人が死亡しました。
警視庁によりますと小型機を操縦していた川村泰史さんと小型機に乗っていた早川充さんと連絡が取れなくなっていることから、亡くなったのは、この2人とみて身元の確認を急いでいます。
また、亡くなったもう1人は小型機が墜落した住宅に住む34歳の女性とみられるということです。
このほか、小型機に乗っていた男性3人がけがをし、亡くなった女性と同じ住宅にいた女性1人と隣の住宅にいた女性1人の合わせて5人がけがをして病院に運ばれました。
墜落した小型機の機体の整備や管理を行っている日本エアロテックによりますと、小型機は午前11時に調布飛行場を離陸して、伊豆大島に向かう計画だったということです。
午後には警視庁の捜査員が調布飛行場の管理事務所や日本エアロテックの事務所などに入りました。
関係者から運航状況などについて説明を求めたとみられます。
警視庁は、業務上過失致死傷の疑いで捜査員50人態勢の特別捜査本部を設置し、現場検証や関係者からの聞き取りなど本格的な捜査を進めることにしています。
次に、台風12号は今夜長崎県に上陸したあと勢力を弱めながら九州北部を北上しています。
気象庁は、九州では、急な激しい雨や強風、高波などに十分注意するよう呼びかけています。
台風12号は勢力を弱めながら九州の西の海上を北上し、午後7時ごろに長崎県佐世保市付近に上陸しました。
午後9時には福岡市付近にあって1時間に35キロの速さで北北東へ進んでいるとみられます。
九州ではところによって雨や風がやや強まっています。
熊本県天草市では空き家とみられる家屋1棟が倒壊しました。
けが人はいないということで市は台風の強風で倒壊したとみて調べています。
また、熊本市では柳の木が倒れました。
この木は、シロアリが浸食しており、空洞化していたということで台風の強風で倒れたとみられています。
九州北部では、このあとしばらく局地的に雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
また九州では、きょうの最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルと予想され、沿岸では、このあとしばらく波の高さが6メートルの大しけが続く見込みです。
気象庁は、急な激しい雨や強風や高波、それに落雷や突風に十分注意するよう呼びかけています。
大量の情報を双方向でやり取りできるETC2.0の普及を進めようと、国土交通省は、このETC車載器を利用するドライバーに高速道路の料金を割り引く新たな制度を来年度以降、順次導入する方針を固めました。
こちらがETC2.0。
高速道路の使い方が変わります。
都内の自動車用品店です。
ETC2.0の車載器が並べられています。
現在のETCの機能を大幅に拡充するETC2.0。
全国およそ1600か所に設置された通信ポイントを通過した車から速度や経路などの走行情報を収集、解析してドライバーに情報を提供します。
関係者によりますと国土交通省はこのETC2.0を利用するドライバーに対し高速道路料金を割り引く新たな制度を来年度以降、順次導入する方針を固めました。
具体的には渋滞を避けて、いったん一般道に降り、再び高速道路に乗った場合でも料金は、そのまま高速道路を走行したときと同じにすることなどを来年度から実施する方針です。
また首都高速道路の渋滞区間を避けて、環状線のルートにう回した場合に料金を割り引く制度などを導入していく方針です。
国土交通省がETC2.0の普及を後押しする背景には渋滞が頻繁に発生する場所や一般道で急ブレーキをかけることが多いポイントなどを把握しスピードを抑える段差を設けるなど限られた予算の中で効果的な道路整備につなげたいねらいがあります。
皇太子ご一家は、きょう終戦の年の昭和20年を振り返る企画展をご覧になりました。
この企画展は戦後70年にあたることし、当時の人々の苦難を後の世代に伝えようと開かれたものです。
きょうは皇太子ご夫妻と夏休み中の愛子さまも東京都内の会場を訪れ、当時の写真や人々の手記など、200点余りをご覧になりました。
このうち、国民学校5年生の女子児童の作文は、昭和天皇がラジオで終戦を告げた玉音放送を聞いたあとに書かれたもので、先生から詳しい訳をお聞きしたとき私は泣けてしかたがなかったと記されています。
皇太子ご夫妻は、戦争を知らない世代に日本がたどった歴史が正しく伝えられていくことが大切だと考えていて、お二人で話し合って愛子さまを連れて、出かけられたということです。
愛子さまが戦争に関する施設を訪れるのは初めてで、担当者の説明に熱心に耳を傾けられていました。
会場には玉音放送の音声が流されているコーナーもあり、皇太子ご一家は当時の放送を聞く人たちの写真を静かにご覧になっていました。
終戦前後の混乱で、中国に取り残された日本人女性、中国残留婦人の人生を芝居で伝えてきた女優が東京都内で講演し、戦争は決して繰り返してはいけないと訴えました。
舞台女優の神田さち子さんです。
中国残留婦人の人生を一人芝居で伝える活動をしています。
講演の中で神田さんは、家族と離れ離れになり戦後、中国で厳しい生活を送った女性や残された中国でお金のために4度も結婚しなければならなかった女性などみずからが直接聞いた中国残留婦人の体験と戦争の悲惨さを紹介しました。
そして、多くの悲劇を生む戦争は決して繰り返してはいけないと訴えました。
2015/07/26(日) 20:45〜21:00
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報
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ニュース/報道 – 定時・総合
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