こんにちは。
東京・調布市で起きた、小型飛行機墜落事故で、国土交通省や運輸安全委員会などは、小型機のエンジンになんらかのトラブルが起きて、高度が上がらないまま墜落した可能性があると見て調べています。
では、現場から最新情報を池田記者がお伝えします。
私の後ろにある、ブルーシートの奥が、現場となっていて、現在は警視庁の現場検証が行われています。
きのう午前11時ごろ、調布飛行場を飛び立ったばかりの小型機が、調布市富士見町の住宅街に墜落し、住宅が大破するなど、住宅9棟などが焼けました。
この事故で、小型機を操縦していた川村泰史機長と、搭乗していた全日空社員、早川充さん、墜落した住宅の2階にいた鈴木希望さんと見られる3人が死亡し、警視庁が身元の確認を急いでいます。
熱いよ、助けてと聞こえましたよ。
お母さんが、上に娘、犬がいますって言ってたんで。
温厚で、優しい子でした。
ちょっと眠れなかったです、きのうは。
警視庁によりますと、飛行場付近で、小型機が高度を上げることができず、グライダーが滑空するように飛び去り、しばらくして、爆発音と黒煙を確認したとの目撃証言があるほか、通常より低空飛行で飛行する様子を撮影した映像があり、解析を急いでいます。
この小型飛行機は、きのう午前10時58分に、調布飛行場を離陸し、その後、本来のルートを左側にそれて、1分もたたないうちに墜落しました。
このように現場は密集した住宅街で、近くには中央自動車道や、味の素スタジアム、そしてさらには、調布中学校などがあります。
これまでにも現場の近くでは、1980年に小型機の墜落事故が起きていて、乗っていた2人が死亡しました。
今回、警視庁は機体になんらかのトラブルが起きた可能性もあると見て、機体の状態や離陸前の点検などに問題がなかったかなどを調べることにしています。
一方、今回の事故原因について、機長の判断ミスとの見方を示す専門家もいます。
離陸直後の映像を見た、航空評論家の杉江弘さんは、エンジントラブルの可能性は低いと話します。
音はここまでしてますね、エンジン音が。
だから、エンジンが故障していれば、音は静かになっている。
その上で、機長の判断ミスが招いた可能性が高いと話します。
ここに足が出たままですよね。
杉江さんはその理由として、機体を軽くするため離陸後、すぐに格納するべき車輪が残っていることを指摘し、重くなった機体や、暑い環境にうまく対応できなかったとしています。
気温がすごい高い。
滑走路の状態は40度ぐらい超してたかもしれない。
そういった中で、5人乗ってて、飛行機は重量が重い、この2つだけでも、非常に厳しい離陸になるわけです。
それで離陸していく場合は、上昇率がふだんよりも取れない。
あんまり上がっていかないということを予測して、操縦桿をもっていかないといけない、そういう判断です。
そんな中、事故機が離陸した調布飛行場では、けさから離島との定期便の運航が再開されました。
不安ですけど、自分がどうこうできるわけじゃないんで、しょうがないですね。
仕事で行くんで。
調布と伊豆大島や新島などを結ぶ定期便は、安全確認のうえ、天候の影響で欠航になった一部の便を除いて、運航が再開されました。
一方、事故のあった自家用機の発着は、東京都の要請で当面、自粛されます。
調布飛行場は、滑走路が1本と小規模で、1日当たりの平均着陸回数はおよそ20回です。
離島との定期便や自家用機のほか、測量事業用の航空機などに利用されていて、1992年に、東京都が国から管理を引き継ぎましたが、2006年以降は、経費削減などの理由で国の管制官が配置されなくなりました。
このためパイロットは、都が委託した国土交通省の外郭団体が提供する天候や滑走路の情報をもとに、安全確認をする仕組みになっています。
では次です。
きょうも東日本や東北を中心に、猛暑の予想で、熱中症には十分な注意が必要です。
きょうも東日本を中心に、夏空が広がり、午前中から厳しい暑さに見舞われています。
午前10時半までの最高気温は、千葉県市原市で34.6度、群馬県桐生市で34.5度、富山市秋ケ島で34.4度などです。
きょうの暑さはいつもより暑いし、溶けそうです。
このあと、東日本や東北を中心に、35度を超える所がある見通しで、埼玉県熊谷市で38度、群馬県前橋市と栃木県宇都宮市で37度などと予想されています。
熱中症に警戒してください。
広い範囲で猛暑になるのは、いったんきょうまでの見込みですが、東日本や北日本では、しばらく平年よりも気温の高い状態が続く見通しです。
一方、台風12号から変わった熱帯低気圧の影響で、九州南部は大気の状態が不安定です。
鹿児島県肝付町では、けさ6時半までの3時間の雨量が、観測史上最多の195.5ミリを観測しました。
鹿児島県では、このあとお昼過ぎにかけて、局地的に激しい雨が降るおそれがあります。
土砂災害などに警戒が必要です。
注目の安全保障関連法案は、きょう午後から、参議院での論戦がスタートします。
安倍政権にとっては、丁寧な説明を尽くして、国民への理解を深めることが最大の課題です。
では、国会から中継でお伝えします。
きょうからスタートする参議院の審議ですが、支持率低迷にあえぐ安倍政権は、同時にこちら、3つの真夏の方程式を解いていかなければなりません。
まずは新国立競技場を巡る責任問題、そして原発再稼働、さらに戦後70年談話です。
いずれも解き方を誤れば、安全保障関連法案に逆風ともなりかねない、いずれも大きな課題になります。
参議院で丁寧な説明を尽くすという安倍総理は、午後の本会議でみずから答弁に立つほか、あすから3日間、委員会に出席し、安保関連法案への国民の理解を促したい考えです。
参議院の審議の中で、ていねいに説明をさせていただいて、国民にこうした誤解を解く。
しかし、言い方を変えれば、丁寧な説明以上の打開策が見当たらず、さらに戦後70年談話など、政権の体力を奪いかねない重い課題もめじろ押しです。
午前中は特別委員会の与野党の理事が協議しましたが、定例日の設け方で折り合えず、審議の土俵決めがまだ続いている状況で、安倍総理にとってまさに真夏の試練がこれから始まります。
佐賀市の残土置き場で2人の遺体が見つかった事件で、警察はきょうも、現場付近で、60人態勢で残る遺体の一部の捜索を続けています。
警察は金銭などのトラブルがあったと見て、捜査を進めています。
遺体が見つかった現場付近です。
再び捜査を行うため、警察官が続々と現場に入っていきます。
この事件は、佐賀県佐賀市久保泉町かわくぼの残土置き場の土の中から、一部白骨化した性別不明の2人の遺体の一部と、軽乗用車が見つかったものです。
遺体は、去年8月から行方不明となっている、山口県下関市の70代の不動産経営者の男性と、知人で40代の無職の女性の可能性が高いと見られ、警察は司法解剖して身元の確認を急いでいます。
男性には、金銭などのトラブルがあり、会社の従業員に、佐賀の知人に会いに行くといい残していたということです。
また行方不明になる前にも、複数回、佐賀県を訪れていたということで、
来月中旬に、再稼動が予定されている鹿児島県の川内原発1号機で、重大事故が発生した場合の対応訓練の検査が、きょうから4日間の日程で始まりました。
訓練は午前10時から、地震による津波などで一次冷却水の配管が破断し、原子炉の冷却機能が失われた想定で行われていて、中央制御室での訓練が公開されました。
今回の訓練は、原子力規制委員会の更田豊志委員が視察しているほか原子力規制庁の検査官らが、運転に関わる社員らの状況判断や、電源を確保するための手順が適切かどうか確認しています。
検査は再稼働に向けた最終段階のもので、今月30日まで行われることになっていて、九電は8月中旬の再稼働を目指しています。
岩手県矢巾町の中学2年の男子生徒が、いじめを苦にして自殺したと見られる問題で、学校は調査報告書をまとめ、きょう、臨時の全校集会を開いて、生徒に説明しました。
亡くなった村松亮君が通っていた中学校の校長は、午前9時からの全校集会で、いじめの一つ一つが積み重なって、亮君を苦しくさせたと調査内容を生徒に説明し、いじめを絶対に許さない学校を作っていきたいと話したということです。
この問題を巡って学校はきのう、亮君が同級生に頭を机に押さえつけられたことなど、6件のいじめを認める報告書を、遺族に提出しました。
また、その後の保護者会では、教師がいじめをからかいなどと捉えて、危機意識に欠けていたと、学校の対応の甘さを謝罪したということです。
再発防止であったりっていうのを、具体的に、時間かかると思いますけども、そういった部分を私たちは見守っていかなきゃいけないのかなと。
一方、亮君の父親は、調査報告書をもとに、暴行と強要などの罪で警察に刑事告訴し、受理されたということです。
では続いて、ワールドトピックス。
アメリカ・フロリダ州に、ある文豪のそっくりさんたちが大集結しました。
赤いベレー帽に白いひげを蓄えた男性たち。
フロリダ州キーウエストで25日、作家、アーネスト・ヘミングウェイのそっくりさんコンテストが開かれました。
ヘミングウェイが代表作、誰がために鐘は鳴るの執筆期間中に、キーウエストに滞在していたことにちなんだもので、今でも毎年、こうして文豪に思いを寄せる行事が行われています。
では株と為替の値動きです。
午前の東京株式市場は、先週末、企業業績の先行き懸念などで、アメリカ市場の株価が下落したことを受けて、日経平均株価は続落しました。
結局、
滋賀県が知名度不足の解消のため、県名を変えるべきかどうかを県民に聞いたアンケートの結果が発表されました。
「変えるべきではない」という意見が8割を占めたということです。
アンケートは、県議会で「滋賀県の知名度が低いため、近江牛などで認知されている“近江”に、県の名前を変えた方がいいのでは」という意見が出たことを受け、実施されました。
三日月大造知事はきょう、アンケートの結果、県名を「変える必要がない」という意見が80%パーセント以上だったと発表しました。
「変えた方がいい」という意見は6.5パーセントに留まりました。
一方、滋賀県が「あまり認知されていない」と答えた人もおよそ65パーセントいて、三日月知事は、「イメージアップを図りたい」と話しています。
和歌山県御坊市で車の中に女性の遺体を放置したとして男が逮捕された事件で、遺体は段ボールや毛布などで隠されていたことが分かりました。
無職の菊見範雄容疑者
(64)は、御坊市のホテルの駐車場で自分の車の中に女性の遺体を放置した疑いでおととい現行犯逮捕されました。
菊見容疑者が通っていた大阪市生野区のスナックの経営者・金成和さん
(48)が1週間ほど前から行方不明になっていて、警察は遺体が金さんとみて調べています。
警察によると遺体は助手席の足元にあぐらをかくような姿勢で放置されていて、その上から段ボールや毛布などを被せて隠してあったことが分かりました。
菊見容疑者は「金さんの店に行った後和歌山県まで連れて行った」と話して死体遺棄の容疑を認め、殺害をほのめかすような供述もしているということです。
きのう夜、大阪市旭区などでバイクを使ったひったくりが4件相次いで起きました。
警察は同一犯の疑いもあるとみて捜査しています。
きのう午後8時10分ごろ、大阪市旭区清水の路上で81歳の女性がバイクに乗った何者かに現金およそ1万7000円が入ったカバンを奪われました。
その際、女性は転倒して右手の指の骨を折るなど重傷を負いました。
そのおよそ30分後には大阪市城東区鴫野東の路上で女性
(63)がバイクに乗った男に現金1万円が入ったカバンを奪われました。
他に大阪府守口市や東成区でも同じような手口の事件が起きていて、半径4キロの範囲で2時間以内に4件のひったくりが相次いだことになります。
守口市では黒のヘルメットに黒っぽい服の男が逃げた、との情報もあり、警察は同一犯の疑いもあるとみて捜査しています。
2015/07/27(月) 11:30〜11:55
関西テレビ1
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