それが土台づくりです。
パッとしないスペースがプロのアイデアで様変わり。
庭やベランダを華やかに!おはようございます。
三上真史です。
園芸が大好きスペースもあるでもうまくまとまらない。
そんな皆さんのお悩みにお答えするのが「解決!ガーデンマスター」。
ガーデンデザインのプロが皆さんの園芸スペースをリフォームします。
第2回目の依頼者はこちらの方です。
東京都中野区にお住いの…ガーデニング歴15年以上。
日々四季の草花を楽しんでいます。
整理収納アドバイザーの資格を持つ今村さん。
その経験と知識をもってしてもベランダがうまくまとまらないというのがお悩みです。
今回リフォームしたいのは2階のベランダ。
「心地よく暮らせるスペースにしたい」というのがご要望です。
今回のガーデンマスターは?個人宅や集合住宅商業空間など心地よさを求めたデザインを数多く手がけています。
まちづくりプロジェクトなどにも取り組んでいる空間デザインの達人です。
ガーデンマスター正木さんが依頼者のお宅を訪ねたのは5月上旬。
こちらですお願いします。
早速ベランダを案内して頂きます。
随分いろんなものを育ててますね。
はい。
キッチンからこう見てちょうどこの今お花が置いてある範囲で見えるのでここに一応集めてるんですけどなんか色もバラバラだし種類もバラバラでちょっと統一感がなくてなんかこうゴチャゴチャした感じになってしまって。
ここはなんか自分が一番何て言うんですかね癒しのポイントというか花を見ながら家事ができるっていうのが重視していてちょうど正面なので景色をよくしたいんですけど。
先ほどこちらから入ってきた時に一番最初に目立つのはそこだったんですよね。
建物の中に入った時に最初に見えるのがここなのでここの演出によって全く違って見えると思うんですよね。
マスター更に気になる所が…。
ここ洗濯物干すんですね。
そうなんです。
ベランダの奥には洗濯物を干すスペースが。
部屋の中からも丸見えです。
そしてお茶を飲むために置いたこちらのテーブルもうまく活用できていません。
ここで今村さんのお悩みを整理しましょう。
キッチンから見える景色がバラバラでまとまらない。
ガーデンマスター何とかなりますか?これ方位ってどっち…南は?南がこっちですね。
あなるほど。
周り全部住宅地なんですけどなんかこの正面気になったりとかいろいろ…。
ちょっとお向かいのあの2階と目線が一緒になってしまってそれの目隠しのために大きくなるのを想定して植えてるんですけどでもまだ鉢そんな大きくないので。
これは何の箱ですかね?マスターベランダにあった小物類に注目!こういうの子供が学校で使ってた美術か何かで使ってたのをちょっと…。
これいいですよね。
これらの小物に今村さんの好みを見いだしたようです。
少しこう生活の中で何かテーストがあるというか自分のライフスタイルを表現できるのはすごくいいなあと思って見てるんですけど。
そういうものを組み合わせてどういうふうに見せるかというのがありますよね。
ここでマスターの目でチェック!キッチンの正面のスペース。
リビング側のベランダ。
洗濯物が丸見えなので…そしてカフェコーナーを癒しのスペースに!ここで花を育てるのとそれからちょっとくつろぐのとそれから洗濯物を干す場所がその機能がプライベートなものと少しサービスヤード的なものとそういうものが重なってちょっとそういう導線まあゾーニングっていうんですけどそのゾーニングがうまくこういってないとこがあるのでそこを整理するとだいぶ変わるのかなというふうにちょっと思いますけどね。
こちらはガーデンマスター調査直後のスケッチ。
パネルなどでコーナーを作り各スペースの役割をきちんと持たせます。
下見から15日後。
スケッチを持ったスタッフが今村さんのお宅へ。
今持っているものとうまく組み合わせてデザインして頂いているなあというのがすごくよく分かりますね。
すごくすてきです。
ほんとにこうなったらうれしいですね。
いよいよ今日はリフォーム当日という事で僕もお手伝いさせて頂きます。
よろしくお願いします。
今回ベランダという事でいかがですか?ベランダはまあ皆さんいろんなお悩みを持っている所で育てたりはたまた洗濯物を干したりとかいろんな機能がそこに集中しちゃうんですよ。
それを少し整理をして使いやすくしようという事でいろいろ考えているところです。
お話をこう言葉で聞きますよね。
でイメージを膨らませてガーデンデザイナーはそれを相手が見える形でデザイン画として出したらそれでおしまいじゃなくてそこからイメージを更に膨らませて中身を詰めていくという。
ここがポイントになっています。
じゃあこの2か月間もやり取りされてきたわけですか。
そうですね。
相手の方のそのライフスタイル生活のしかた家族構成。
何が趣味なのかとかいろんな…植物だけじゃなくて生活全般を聞いた上でガーデンにしていくっていうのが僕らの仕事なんですね。
その方その数だけデザインはあるという事ですね。
「100人あれば100通り」です。
おお〜。
そんな生きたデザイン今日いよいよリフォームという事でとても楽しみです。
よろしくお願いします。
はい。
こちらこそどうも。
戸建て2階15m^2のベランダリフォーム開始。
さあというわけで今村さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
こちらベランダにやって来ましたけどもまずどこからいきますか?キッチン正面のスペース。
今村さん一番のお気に入りの場所です。
さあ正木さんどんなポイントが。
そうですね。
いる場所日頃いらっしゃる場所でだから何て言うか気取ってる場所じゃなくてホッとする場所でふっと見た時にメインになる花があってこういう電線とかそういうものは目に入らない方がいいわけですよね。
窮屈じゃないという。
安らぐ場所。
今村さんまさにそれを目指していると。
そうですねはい。
まさにそのとおりです。
まず今あるものを全て移動させます。
ありがとうございます。
大変かも。
結構重たい。
(今村)重たいです。
持っていきましょう。
そっちに。
後ろ気をつけて。
はい。
そして現れたのがこのボックス。
何でしょう?これプラントボックス。
プラントボックスプランターという事ですか?そうですそうです。
えっ手作りですよね。
ええ。
これ角材を全部切ってここで組み合わせてボルトで締めようと。
いいところは自分の植えるものの大きさによってこれ足せばどんどん高くなっていくしこれ調整すればいいという。
いくらでも高さはできるわけですか。
面白いですね。
これだけじゃ土を入れられないのでこの不織布に土を入れて木を植えると。
これは水通しますので。
不織布が直接底に触れないよう鉢底石の代わりになるものを入れます。
うわ〜アイデアが詰まってますね。
おしゃれですね今村さん。
すごいですねびっくりしました。
(三上)全て手作りですよ。
マスターが用意したのが…あまり大きくならないので手入れがしやすく成長すると枝葉が横に広がるのが特徴です。
そっと入れて…。
この中に入れていきますか。
これで…木は正面というのがあって南に向く方が正面なんですね。
いかがでしょうか。
ばっちりです。
ばっちりですか。
(三上)よかった。
木が育てば電線やお向かいの視線をさえぎる事ができます。
更に小物を用いて今村さん好みの空間を演出します。
(三上)もともとの小物を。
おしゃれですね。
いろいろありますね。
月の形をしている。
ここに何か後でまた入れても。
そうですね小さなお花でも。
(三上)何かこう置くポイントってあったりするんですか?そうですね何かストーリーが見えればいいんですけど。
ランプに月というふうにして下にこう水があると…。
ここに自然ができる感じですね。
そんないろんなものお持ちなのでその時のストーリーでご自分で考えられたらいいと思いますけど。
こちらで完成でしょうか?ここは完成ですね。
出来ました〜。
メインのベランダのガーデンといっても過言ではない場所ができましたね。
いや今村さん目が輝いていますけど。
そうですね。
すっかり変わってこれからが楽しみですね。
(三上)またこれからぐんぐんこのシンボルツリーもね伸びていって景色がまた変わっていく。
この植物たちも植え替えて楽しむ事ができるわけですもんね。
そうですね。
続いてはリビング側のベランダをリフォーム。
正木さんこちらポイントはどんなところでしょうか?中から見るとちょうど部屋に入った瞬間に一番見える場所なんです。
まず見える所なわけですね。
額縁みたいになってるんですね。
でベランダがあって実はこの後ろが洗濯干し場になっていましてだから絵にするには壁が必要になるんですよ。
壁があると後ろが見えないという。
このままじゃ電線まで見えたりとか洗濯物干していたらそれが見えたりとかせっかく何か飾ってても後ろが全部背景が見えるので一度ここでシャットアウトをするという。
こちらも今あるものを移動させます。
正木さん続いては?次にこのフェンスなんですがこれをついたてとしてここに立てたいんですね。
家に合わせて色を塗ってでこう足をつけて。
足もこれ手作りで?ええこれも手作りで。
ここに合うこちらに合うぴったりのフェンスを用意頂いたと。
形と色という。
うわ〜楽しみですね。
実はマスター施工前にフェンスの高さと色を決めるため今村さん宅を訪れていました。
こうした細かいキャッチボールがリフォームに生かされていきます。
フェンスを組み立てたらカバーを敷きます。
マスターが用意したのはハスを小さくしたチャワンバス。
(三上)暑い夏涼しげでいいですね。
涼を呼び洗練した空間をつくります。
やっぱり色が重要なので後ろと同じ色だったらこれが全部なじんでしまって溶け込んで同じように見えるので少〜し明るい色を塗って手前の葉っぱの色が浮き上がって見えるように。
それで下の布は少し反射させて…。
明るくなりますね。
ええ。
で雰囲気が変わると。
植物専用のお部屋がここに出来た感じですね。
ベランダを整理した事でカフェスペースもできました。
テーブルクロスを掛け小物も飾って雰囲気を盛り上げます。
といわけでベランダリフォーム完了しました。
お疲れさまでした。
さあ今村さん完成見ていかがですか?最初先生からプランもらった時にすごいいいアイデアがたくさんあってワクワクしてどうなるのかなと思ったんですけど本当にそのとおりになりました。
あ〜じゃ満足?はい大満足です。
大満足!やりました正木マスター。
いや〜そういうお言葉が一番うれしいんですけど。
ベランダっていろんなものがこう少しあふれ出る場所なので少し今回は整理してみようと。
使い方を3つのスペースに分けるという事でこちらで作業スペースの場所とそれから憩う場所と育てる場所こういうふうにまとめると部屋とのなんかねつながりがすごくよくなるんです。
一体感が出ますね。
そうですね。
今までは外と内っていうふうに分かれて外はもう全部ベランダひとくくりだったけど部屋とつながるもう一つの部屋。
でその機能が分かれるという。
穏やかにこう機能が分かれるという。
そうすると非常に使いやすくなってくるのではと思います。
なんかお客さんを呼びたくなるような空間になりましたね。
これからも今村さんのデザインにまた生かして頂ければと思います。
さあというわけでですね本日マスターのテクニック勉強になるところがたくさんありました。
皆さんのご自分のベランダにも是非生かして頂ければと思います。
というわけで今村さんそしてマスター正木さんありがとうございました!
(2人)ありがとうございました。
リフォームから3週間後今村さんからお手紙と写真が届きました。
「今一番楽しみなのは朝カーテンを開ける瞬間です。
目に入ってくる景色に毎日心が躍ります。
ベランダの景色が…今回はこれからの季節に知っておきたい「夏の水やり」。
教えてくれるのは東北をベースに活動する造園のプロ…
(せみの鳴き声)
あ〜暑い。
喉が渇いたなあ
はい水どうぞ。
ああどうも
ふ〜夏は水分補給が大事ですな
はいそうなんです。
夏は植物も水をたくさん欲しがります。
今日は植物の夏の水やりのポイントを押さえていきましょう。
夏の水やりは朝まだ気温が上がる前に済ませましょう。
炎天下に水をやると鉢の中が蒸れて植物が傷んでしまいます。
水はたっぷり鉢底から流れ出るくらいやりましょう。
暑い日は夕方も植物の状態をチェックします。
土が乾いていたら夕方もたっぷり水をあげましょう。
ここで水切れをさせないために一工夫。
マルチングをして植物の根を夏の高温や乾燥から守りましょう。
マルチングは植物によって使い分けるのがポイント。
ほとんどの植物にはバークチップヤシの繊維杉皮など分解されにくいものがおすすめです。
山野草や多肉植物など特に多湿が苦手な植物には水はけの良い軽石がおすすめです。
どの資材も使い方は一緒。
土の表面を隠すように敷き詰めましょう。
日数別にご紹介します。
1日〜2日間家を空ける場合には手軽にできる腰水が有効です。
腰水は受け皿に水を張り鉢底の穴から水を吸わせる方法。
直接土を水につけているので水切れの心配がありません。
腰水がある間は水切れの心配がない反面水没している部分の根が呼吸ができず根腐れを起こしてしまう事があるんです。
植物には水だけでなく酸素も必要。
しかし水につかった根は十分な酸素を取り込む事ができません。
長く続くと酸欠状態になり根腐れを起こしてしまうんです。
え!?今年は家族で1週間海外旅行の予定があるんです。
どうしよう…
安心して下さい。
3日〜1週間ほど家を空ける時には底面給水という方法もあります。
今回は底面給水用のテープを使います。
素材は不織布。
あらかじめ鉢に入れやすい大きさに作られています。
鉢底の穴からテープを通し足台などを用いて根鉢が直接水につかないようにします。
テープを受け皿の底につくような長さで切ります。
テープを伝って鉢の中へと水が染み込んでいく仕組みです。
底面給水では鉢底が水没していないため根が下からも空気を吸う事ができます。
そのため腰水よりも長い時間水やりをする事ができます。
腰水と底面給水どちらも受け皿に入れた水の温度が上がらないように必ず日陰で管理しましょう。
皆さんも夏の水やりをマスターして長い夏を満喫して下さいね。
あら先生もバカンスですか?いいですね。
いってらっしゃ〜い!
今日ご紹介するのは14歳の中学生からのお便りです。
「おととしの秋おばあちゃんにユリの球根を買ってもらいました。
11月に植えて雪が消えた4月のある日かわいらしい黄緑色の芽が出ました。
それ以来『うまく育って〜!』と言いながら肥料をあげてユリの成長を見守る日々でした。
そして迎えた7月上旬つぼみが見え中旬になると見事に咲きました。
次の日学校に持っていったところ『あらいい香り。
ここまで育てるのに頑張りましたね』と言われ…「ガーデニングを始めて11年目になります。
今年の夏もユリを咲かせてもう一度あの気分を味わいたいです」。
いや14歳にしてガーデニング歴11年すばらしいですね!これまで育ててきた花の中でもお母様から見ても見事な咲きっぷりだったそうです。
稜くんこれからもたくさんの花咲かせて下さいね!
(男子)「古池や蛙飛びこむ水のおと」。
今日の先輩は…2015/07/27(月) 12:00〜12:25
NHKEテレ1大阪
趣味の園芸「解決!ガーデンマスター#2 暮らしを高めるベランダガーデン」[字]
視聴者のガーデンスペースをリフォームする企画の第二弾。2階の10平方mほどのベランダを部屋と一体感のある空間に変更<ミニ>しゅみえんダイアリー・夏の水やり/花信
詳細情報
番組内容
庭やベランダなどの視聴者のガーデンスペースをリフォームする企画の2回目。今回は2階の10平方メートルほどのベランダ空間。キッチンから眺めても、リビングをお客に招いても、部屋と一体感があって心地よく暮らせる空間に作りなおす。マスターはジャパンガーデンデザイナーズ協会の正木覚。司会:三上真史(D−BOYS)<ミニコーナー>しゅみえんダイアリー【夏の水やり】/花信〜こころ咲かせる〜
出演者
【講師】環境デザイナー…正木覚,園芸研究家…鈴木悠一,【司会】三上真史,【語り】笠原留美,園部啓一
おしらせ
[NHKワンセグ2]一部地域では高校野球を放送するために、放送をお休み、または放送時間を変更する場合があります
ジャンル :
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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