昨日午前11時頃、東京・調布市のグラウンドで撮影された映像には今回墜落した小型飛行機が映っていた。
小型機は、右から左に横切るが、高度が上がらない。
そして機体は林の向こうに消え、黒煙が上がった。
機体の一部、尾翼の部分と思われる部分が確認できます。
東京の調布飛行場を飛び立った小型機が住宅街に墜落した事故。
操縦していた機長の川村泰史さんと同乗していた早川充さん、さらに、自宅で巻き込まれた鈴木希望さんと見られる3人が死亡し、5人が重軽傷を負った。
小型機に何が起きていたのか。
自宅の2階で事故に巻き込まれて死亡したと見られている鈴木希望さんは、1週間前に引っ越してきたばかりだった。
近所の人の話では、家は小型機が墜落した直後に炎に包まれ、2階には逃げ遅れた鈴木さんと見られる女性の姿があったと言う。
鈴木さんの小学校の同級生は突然の出来事に言葉を失った。
一方、今回の飛行の実態は調布飛行場では禁止されている遊覧飛行だった可能性のあることが関係者の話でわかった。
東京都に提出された飛行計画では、操縦士の技能の維持が目的の慣熟飛行と記されていた。
しかし、専門家はこう指摘する。
死亡したと見られる機長の川村さんの関係者は、今回のフライトは、ケガをした一部の搭乗者が希望したもので、関係者とともに東京の伊豆大島を日帰りで往復する事実上の遊覧飛行だった可能性があると話している。
フライトを希望した搭乗者は機長の川村さんや機体の管理・整備を請け負う日本エアロテックの小山純二社長と以前から仕事上の付き合いがあり、川村さんの関係者の説明ではフライトの打診を受けた川村さんは当初、都合が悪いといったん断ったが、小山社長からも依頼されたため、断り切れず、飛行目的は、慣熟飛行と記載をして飛行することになったとのこと。
これに対し、日本エアロテックは…今回の飛行が遊覧飛行であることを否定、慣熟飛行であると強調した。
しかし、国交省の幹部はこんな疑問を示している。
さらに調布飛行場を管理する東京都の舛添知事も実態を調べる必要があると述べた。
調布飛行場では、遊覧飛行は禁止されていて、国の運輸安全委員会は搭乗者の関係や飛行目的などを詳しく調べることにしている。
突然の墜落事故に巻き込まれた鈴木希望さんは最後まで愛犬を助けようとしていたと言います。
そんな中で、小型機の実際の飛行目的は届け出内容とは違うとの指摘が出ています。
事故原因究明とともに安全確保のための規制も焦点となりそうです。
現場ではシルビアさんが取材中です。
私がいるのは、墜落した事故の現場ですけれども、後ろ30mほどに全焼した住宅の骨組みがこちらから見えます。
また、住宅の前にはブルーシートが張られていまして、事故機はこちらから見ることができません。
その事故機なんですが、全焼したお宅の2軒隣の家の屋根に接触した上で、全焼した家の上へと落下した可能性があります。
周辺には何本も電線が走っていますが、こちらから切断した様子などは見えません。
専門家の話ではスピードが出ていた場合には被害がもっと広範囲に広がっていたおそれもありますが、逆に言えば、被害が局所的なのは事故機がほとんど失速状態だった可能性があると言います。
事故機に一体、何があったのか、原因究明が待たれます。
猛烈な暑さが今日も日本列島を襲い、千葉の市原市などでは38度を超えました。
一方、この週末は各地で花火大会も行われましたが、トラブルも起きています。
暑い、とにかく暑い。
東京では、今日も気温が35度に達し、2日連続で35度以上の猛暑日を観測した。
週末から猛烈な暑さが続く日本列島。
今日、全国で一番気温が上がったのは群馬県館林市の38.7度。
ほかにも千葉県市原市や茨城県大子町で38度以上を観測。
体温を超える暑さとなった。
猛暑日となったのは全国62地点。
神奈川県逗子市の海水浴場でも焼け付くような日差しが降り注いだ。
赤外線カメラで撮影すると、砂浜は、赤よりも暑い白を表示。
さらに…水温をはかってみたところ、なんと30度ありました。
非常に生ぬるく、まるでお風呂に入っているみたいです。
海に入った人は…一方、台風12号から変わった熱帯低気圧に湿った空気が流れ込んでいる影響で九州南部では局地的に大雨となった。
鹿児島県肝付町では1時間に94ミリの猛烈な雨を観測。
土砂崩れも起きていて、雨で地盤が緩んでいる地域では今後も警戒が必要。
夏本番の日本列島。
この週末は、各地の花火大会に多くの人が訪れたが、トラブルも発生。
これは昨夜、静岡県富士市で行われた花火大会の映像。
打ち上げ花火の燃えかすが観客に降りかかり、男女5人がケガをした。
落下した花火は玉が基準のサイズより小さく十分な高さに達することができなかった疑いがあるとのこと。
今月19日には、愛知県豊橋市の花火大会で手筒花火が破裂。
破片が観客席に飛び込み、2人がケガをした。
ここ数年、各地で相次ぐ花火大会の事故やトラブル。
行き過ぎた場所取りも問題になっている。
岡山市では来月1日に花火大会が開かれるが会場周辺には、既に場所とりのテープが幾つも貼られている。
5月の終わりから始まったというテープでの場所取り。
既にはがれているテープもあり、通行に支障を来している。
状況がさらにひどくなった場合には場所とりの禁止も検討せざるを得ないと言う。
多くの人が訪れる花火大会だけにマナーを守って楽しみたいもの。
ドメスティック・バイオレンスで妻への接近禁止命令が出ていた21歳の夫が昨日夜、大阪府藤井寺市で妻ら2人を車ではねて殺害しようとしたとして逮捕されました。
付近の防犯カメラが犯行直前の夫の動きをとらえていました。
防犯カメラの前に停まった1台の車。
その10分後、男女2人がその横を通り過ぎる。
すると、車のテールランプが点灯。
2人が角を曲がると車は後を追うように走り出した。
角を曲がったあちらの場所で2人は車にひかれました。
その後、車から刃物を持った男が降りてきたと言います。
警察によると、車を運転していたのは大阪府東大阪市の無職、袋谷椋哉容疑者で昨夜9時半頃、藤井寺市の路上で21歳の妻と一緒にいた男性を車ではね、殺害しようとしたとして現行犯逮捕された。
2人は軽傷で直後の映像には、倒れた女性と座り込む男性の姿が映っている。
袋谷容疑者には妻へのDVで接近禁止命令が出ていて妻は先月、避難施設に入り、おととい、別の場所へ引っ越したばかりだった。
防犯カメラには車が周辺を行き来する様子も記録されていて、袋谷容疑者は警察の調べに対し、待ち伏せしていたなどと供述する一方、妻の新しい住所については、妻あてに商品を定期的に発送する業者に聞いたと話しているとのこと。
次は、安全保障関連法案です。
先日、採決が強行されてご覧のように数の力で衆議院を通過したのはお伝えしたとおりなんですけれども、今日からはお隣、参議院で議論が始まりました。
参議院というのはじっくり審議して衆議院が暴走したときに食いとめる良識の府、再考の府としての役割を期待されています。
しかし最近は、衆議院の判断を追認するだけのカーボンコピーにすぎないじゃないかと、こんな批判もされているんです。
世論を二分する安保法案。
参議院はその役割を果たすことができるんでしょうか。
今日から始まった参議院での安保法案の審議で、安倍総理の答弁に変化があった。
これまで避けてきたある国の名前を繰り返し明言した。
安倍総理はこれまで国会審議の場で中国を念頭に置いた発言はたびたび行ってきたものの、名指しすることは基本的に避けてきた。
しかし、国民の理解がなかなか進まない中、よりわかりやすく必要性を訴えるため、踏み込んだものと見られる。
一方、民主党の北澤元防衛大臣はこう述べた上で、良心をかけて廃案を目指すと強調した。
しかし、安倍総理は憲法に合致したものだと反論し、憲法違反かどうかという問題は引き続き明日以降の特別委員会で大きな争点となりそう。
こうした中、安倍総理の側近の発言が波紋を広げている。
憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認について磯崎総理補佐官は昨日、法的安定性は関係ないと発言したと指摘されているが、その本人が、こう釈明した。
しかし、身内の与党からも…特別委員会は、ひとまず明日から3日間連続で審議が行われるが、交通事故で死亡した小学校6年の男の子は母親の実家に向かう途中でした。
昨日午後11時40分頃、山口県山口市の中国道上りで乗用車や大型トラックなど、合わせて6台が相次いで衝突した。
この事故で宮崎県都農町の小学6年、相馬俊紀君が死亡したほか、6人が重軽傷を負った。
相馬君は家族5人で母親の実家のある広島県に向かう途中だったとのこと。
佐賀市の残土置き場で一部が白骨化した2人の遺体が見つかった事件で、警察は、発見されたのは山口県下関市の不動産会社経営の男性と知人の女性の可能性が高いと見て身元の特定を進めている。
男性は去年8月、佐賀の知人に金を返してもらうと言って出かけたまま行方不明となった。
警察は2人が殺害された疑いもあると見て次は「Nスタ」で連続追及をしている闇ガイドです。
こちらご覧ください、路上でお弁当を食べたり大勢で座り込んだり。
こうした中国人観光客のマナーの悪さを助長しているのが、実は闇ガイドだと、こんな証言が入ってきました。
実態はどうなっているんでしょうか。
取材班は東京・銀座に向かいました今や中国人観光客にとって外せない人気スポットとなっている東京・銀座。
街にとっては、爆買いをしてくれるありがたい存在だが…まだ人に路上がいます、危ない、危ない。
今、彼らのマナーが問題となっている。
先週月曜、私たちのもとにある情報提供があった。
銀座での中国人観光客のマナーの悪さは、実は、闇ガイドが助長しているというもの。
闇ガイドとは、日本でガイドの仕事をするために必要な通訳案内士の資格を持たない違法ガイド。
銀座で一体何が起きているのか。
昨日の正午、銀座で歩行者天国が始まったその頃、かたわらの高架下ではなぜか、弁当を立って食べている人が。
ガイドが食事の時間を設けさえすれば、彼女たちは路上で食事をする必要はないはず。
午後2時、ビルの入り口や歩道の脇に座り始める中国人観光客の姿が目につき始めた。
そして午後5時。
歩行者天国の両脇に大勢の人たちが座り込んでいる。
全員、中国人観光客。
座っている人たちにどうしたのか聞いてみると…本来、資格を持つガイドが率いていればこうした行為はしないよう注意すると言う。
彼らはやはり闇ガイドなのか。
私たちは、資格を持っているのか直撃した。
取材に対して、逆上さえするガイドたち。
資格を持っていると話したガイドはいなかった。
全日本通訳案内士連盟の理事は、こうしたガイドの多くが闇ガイドと見られ観光客のマナーに悪影響を及ぼしていると指摘する。
マナー向上のためにも、2015/07/27(月) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]
取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。
詳細情報
番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
出演者
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竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
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