この時間は午後6時15分まで字幕放送をお送りします。
東京・調布市の住宅街で、きのう、突然、小型飛行機が墜落し、住民を含む3人が死亡しました。
小型機は、通常よりも低い高度で飛行していたのが目撃されて
きょう、東京・調布市。
墜落現場では、現在も、事故調査委員会や警視庁の捜査員による現場検証が行われています。
焼け焦げ、水平尾翼の裏側を見せる小型飛行機。
事故はきのう起きました。
現在、小型機が墜落した調布市上空に来ております。
小型機の尾翼が残っておりますが、それ以外は完全に焼け落ちております。
そして、この小型機が墜落した場所には住宅があるんですが、住宅は黒い柱を残して、1棟焼け落ちております。
現場に立ち上る白い煙。
あっ、救助された方がいます。
ただいま、救助隊員によって、運ばれています。
現在、11時48分、現場では消防による消火活動が行われています。
懸命な消火活動が続けられます。
中が焼け落ちた住宅。
そして私たちのカメラが捉えたのは、墜落した小型機です。
車の上に逆さまに落ちています。
小型機の前方は、焼け落ちてしまっていました。
きのう午前11時ごろ、5人が乗った小型機が、調布飛行場を離陸した直後に、住宅街に墜落した事故。
この事故で、小型機の機長、川村泰史さんと、搭乗者の早川充さん、住宅の2階にいた鈴木希望さんと見られる女性の、合わせて3人が死亡しました。
地震かと思うくらい、どーんときたから。
で、慌てて、これ地震じゃないと思い、ちょっとあそこの窓開けたら、黒煙と赤い火がめらめら出てた。
出かける準備をしてたの。
いきなり、どーんと音がして、最初なんか、宅配便のでっかいトラックが、どっかの塀にぶつかったのかと思って表出たら、飛行機おっこって、黒煙が上がって爆発してた。
これは、事故直後に撮影された映像。
住宅から炎と共に、黒い煙が立ち上っています。
すげえ音したよな。
声が聞こえたんだよ、熱いよ、熱いよって声が。
すると。
のんちゃん!娘がいる!
娘の希望さんを呼ぶ母の声でしょうか。
近くには、倒れている人の姿も。
もう、ぶわーっと黒煙上がってて、炎がすごくて。
で、2階の窓に娘さんがいて、熱いよ熱いよっていう状況だった。
お母さんはもう、錯乱状態でした。
上に娘と犬がいるって言って、飛び込もうとしたけど、みんなで、近所の男の人たちが押さえて。
希望さんは1週間ほど前に、この家に引っ越してきたばかりだったといいます。
さらに現場付近には、小型機に乗っていたと見られる男性らの姿もあったといいます。
その人たちを運んで、まず爆発するかもいけないっていうんで、みんなで運んで、もう、タオル持ってきたり、水持ってきたり、みんなでこう、手当てをして。
意識はあった。
3人、全部男性かな。
2人はもう大やけどで。
この事故では、死亡した3人のほか、男女5人が重軽傷を負いました。
一体、何があったのでしょうか。
今回墜落したのは、単発エンジンの小型プロペラ機パイパーPA46型、通称、マリブ・ミラージュ。
パイロットを含めて6人乗りです。
死亡した川村泰史機長は、2年前からパイロットを養成する会社を経営していたということで、国土交通省に、ことし2月に届け出た書類では、飛行経験はおよそ1500時間としていました。
これは小型機のパイロットとしては一定の飛行経験だといいます。
今回、墜落した小型機を管理する日本エアロテック社によりますと、先週水曜日に、この機体で、テスト飛行をしたという川村機長。
フライトが1か月空いちゃったんで、じゃあ1回、テストフライトをしてくれということで、この川村機長にお願いし、テストフライトをいたしました。
そのときの報告では、全く異常ないよと、そういうお話が、私どものほうには入っております。
さらにきのう、離陸の前にも。
川村君独自が飛行前点検をして、それで飛び立ちました。
そして、川村機長と早川さん、後部座席に3人を乗せて離陸した小型機。
東京都の伊豆大島に行く予定でしたが、離陸直後、およそ800メートル離れた住宅街に墜落したのです。
その直前の映像を、飛行場そばのサッカー場で観戦していた人が、撮影していました。
音を立てて上空を通過する小型機。
その後もサッカーの試合は続けられます。
すると。
えっ!
このとき、小型機が墜落したと見られています。
さらに別の場所で撮影された映像でも。
画面右側から現れた小型機。
高度が上がっていないように見えます。
画面上から、小型機は姿を消しましたが、その後、黒い煙が立ち上りました。
この3分前に同じ場所を通過した飛行機と比べても、低空を飛行していることが分かります。
このときの様子を見ていた人は。
飛行場、たまに行くからさ、飛行場降りるの、何回も見てるから、あれ、おかしいなとは見てた。
なんか、きょうはネットぎりぎりに飛んでたなって思って、試合中に、で、それで、なんかちょっと変だなと思いました。
まず機体が揺れて、持ち直してから、破裂音がしたんですよ。
そしたら、左に滑り落ちるみたいな感じで、流れて落ちていったんですね。
警視庁は、この映像を入手。
映像や証言などから、小型機が、通常より低空で飛行したと見ています。
きのう、東京都の調布飛行場を離陸した直後に、住宅街に墜落した小型機。
映像を見た専門家は。
この位置関係からいくと、かなり低い高度、30メートル、40メートルの高度で、通ってくるのは、低くてもそのぐらいの高度。
通常よりもはるかに圧迫感のあるような高度で飛んできた。
小型機は、通常より低い高度で飛んでいたと見られています。
調布飛行場では、大島のある南方向へと向かう滑走路から飛び立つ場合、安全な高度に達するまではまっすぐに飛行。
その後、中央自動車道から多摩川の間で、左右いずれかに旋回できるとされています。
しかし今回、小型機は中央自動車道に達する前に、左にそれていました。
速度が遅くなって、失速に近づいたりすると、コントロールが利かなくなりますんで、利かなくなると、左に向かって変容して、左に向かって滑ってるような感じで。
シミュレーターで調布飛行場の滑走路をプロペラ機で飛行してもらいました。
サッカー場付近辺りで、出力が下がったという状態を再現をしたいと思います。
出力が下がった状態を再現するため、燃料系統を切ると。
左側にだんだん変位をして、地上に落ちてます。
プロペラは、もともと右方向に回転しているため、失速すると、機体は反動で左に曲がってしまう性質があるといいます。
ではなぜ、失速したのでしょうか。
燃料ポンプが、例えば故障して、所定の圧力で送れなくなるとか、エンジンそのもののメカニカルが、急に一部が壊れるとかですね。
エンジンの故障などが原因として考えられるといいます。
調布飛行場では、定期便が欠航となっていましたが、きょう再開。
墜落した機体には、フライトレコーダーやボイスレコーダーはついていないということで、警視庁や運輸安全委員会は、機体を詳しく調べるなどして、事故の原因究明を進めることにしています。
安全保障関連法案がきょう、参議院本会議で審議入りしました。
安倍総理大臣は、集団的自衛権が行使できるケースについて問われましたが、総合的に判断するなどと説明するにとどまりました。
総理はパネルまで使って、邦人輸送中の米艦を守らなければならない。
だから、存立危機事態、すなわち集団的自衛権の行使が必要だと力説します。
邦人輸送中の米輸送艦の防護の例について、いつ、どのような状況において存立危機事態となるのか。
在留邦人を乗せた米国船舶が、武力攻撃を受ける明白な危険がある場合は、状況を総合的に判断して、存立危機事態に当たりえるということを説明しているものであります。
いずれにせよ、存立危機事態を判断するにあたっては、あくまでもさまざまな要素を総合的に判断する必要があることは、これまでも繰り返し申し上げているとおりであります。
国民が求めているのは、対案ではなく廃案であります。
政府としては、多くの国民の皆様に、法案の趣旨をご理解いただき、幅広いご支持が得られるよう、今後の参議院における法案審議等において、分かりやすく丁寧な説明を行うよう、引き続き努力を重ねてまいります。
また安倍総理は、法案は憲法違反との批判に対し、最高裁判決の範囲内のもので、憲法に合致すると改めて主張しました。
岩手県矢巾町で自殺した中学2年生の村松亮さんについて学校は、いじめが自殺の一因とする調査報告書をまとめ、謝罪しました。
亮さんの掛けがえのない命を守りきれなかったこと、そのことに深くおわびを申し上げてまいりました。
冒頭、謝罪から始まった記者会見。
学校側は、いじめがあったと認めました。
村松亮さん13歳。
今月5日、JR矢幅駅で電車に飛び込み、みずから命を絶ちました。
亮さんが、担任の教師と交わしていた学校の生活記録ノートには、いじめや自殺をほのめかす書き込みが複数ありました。
僕がいつ消えるかは分かりません。
もう死ぬ場所は決まってるんですけどね。
中学2年生のSOSは、なぜ届かなかったのでしょうか。
きのう、亮さんの父親のもとを校長らが訪れました。
父親が受け取った調査報告書。
教職員や同級生からの、聞き取り結果などをまとめたものです。
いわゆるいじめといわれる、いくつかの案件がありました。
39ページからなる報告書。
学校は、いじめが6件あったことを認め、いじめが自殺の一因だったと結論づけました。
学校で何があったのでしょうか。
報告書によりますと、先月3日、亮さんは、帰宅の準備の際に教科書を落としてしまい、拾っていました。
そこへ、1人の生徒が通りがかり、邪魔だと言い、亮さんに向かって教科書を投げたといいます。
亮さんが、泣きながら帰る様子を、ほかの生徒も見ていたということです。
この日の生活記録ノートには。
僕はついに限界になりました。
もう耐えられません。
先月中旬には。
ある生徒が亮さんに向かって消しゴムを投げたといいます。
亮さんは自分に当たった消しゴムを捨て、その後、消しゴムを捨てられた生徒は腹を立て、亮さんの首の辺りをつかみ、机に押さえつけたといいます。
このとき、複数の生徒が目撃し、やり過ぎだと言って止めた生徒もいたということです。
報告書では、学校がトラブルやちょっかいなどと捉え、いじめという認識を持って指導していなかったとしています。
私が思ういじめという認識と、学校側の思ういじめっていう部分では、やっぱり考え方が違うというか。
父親は今後、学校側に詳しいアンケート結果を提出するよう求めました。
その後、父親はいじめに関わったとされる生徒4人を、暴行などの疑いで、岩手県警に告訴しました。
今回、学校が作成した報告書。
専門家は、
中学2年生の村松亮さんが、いじめを苦に自殺した問題。
学校は、いじめが自殺の一因とする調査報告書をまとめました。
報告書を見た専門家は。
先生が出来事を認知しても、それをいじめだと認めることができなかったというところにあると思います。
今度の報告書でもそうなんですけれども、誠意は感じます。
頑張ろうとする意欲は感じます。
でも何を頑張るのかということが書かれていないことが大きな問題だと思います。
再発防止の具体策が必要だと指摘しました。
きょう、学校は臨時の全校集会を開き、調査報告書の内容を、生徒に説明しました。
生徒からは、自分たちだけで話し合う場を設けてほしいという要望があり、2015/07/27(月) 17:53〜18:15
読売テレビ1
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藤井貴彦、陣内貴美子が伝えます。わかりやすいニュースをいち早く…スポーツ芸能そしてお得な生活情報も▽番組テーマはミンナが生きやすく。
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