おはよう。
プロジェクトメンバーのしょ君。
あっ局長。
おはようございます。
(キラト)今回のテーマは何ですか?うん。
日本には「高い土地」「低い土地」がありそれぞれで人々のくらしに工ふうがあるんだ。
今回はそれをCMにしてほしい。
それでは局長クイズ!さあどれ?富士山は3,000メートル以上あるだろ?100メートルまでだったらはん囲がせまいからおれは20パーセント。
う〜んでも海ぞいに住んでる人もいると思うしもう少し多いと思うから80…いや50パーセント!おお〜!ブブ〜。
(カノキラト)え〜っ。
答えは80パーセントでした。
そんな多いんだ。
実は日本は山がちな国で低い土地は4分の1しかないんですね。
この低い土地に全人口およそ1億2,500万人のうち80パーセントの1億人が住んでるんだね。
へえ〜。
でもどうして低い土地ばかりにたくさんの人が集まってるんでしょう?う〜ん。
土地が平らだとい動も楽ちんなんじゃないかな。
地面が平面ぼくイケメン!カノくん。
いいね〜。
フッフ〜。
ありがとうございます。
でもね低い所は大雨がふるとどうなっちゃうと思う?どうなっちゃうのかなあ…。
あっカノせんぱいこれ見てください。
(カノ)どれどれ。
うわっ川がはんらんしてる!そう。
低い土地に住むということは水害のきけんもあるということだ。
え〜っ。
低い土地は便利だけどきけんのかのうせいもあるなんて考えたこともなかったです。
キラト。
これはもうげん場を見るしかないぞ。
ここは大きな川が流れこむ…この辺りは海と土地の高さがほとんど変わらない海抜0メートル地帯が続いています。
川にはさまれた土地が見えてきました。
中すの周りがぐるりとていぼうで囲まれたこの土地は輪中とよばれ低い土地をうまく利用した土地の一つとして知られています。
大きぼな農業が行われるゆたかな土地です。
その輪中がどんな所なのかまず目についたのは高いていぼうでした。
7メートルもあります。
よ〜く見てみるとなんだか川の水面より輪中の中のほうが低いような気がする
こうして見るとたしかに輪中の中の土地が川よりも低くなっています。
このていぼうがなければ川の水が輪中に流れこんでしまいます
うわ〜すごいな。
家がおよそ4メートルもある高い石がきの上に建っています。
これは昔の人が水害から家を守ろうとした工ふうです
もう一つ水害から輪中を守る新しい工ふうがありました
おはようございます。
今日はですねふだんはめったに見られないものが見られますので一度いっしょに行ってみましょう。
はい。
実はここには大雨による水害から輪中を守る切り札があるんです。
それがこれ。
直径2メートルをこえるきょ大なスクリューです
うわ〜大きい。
だいぶ大きいでしょう。
このスクリュー5台でプールいっぱいの水をわずか5秒ではい水することができるんです
その仕組みを教えてもらいました。
スクリューの入ったしせつはていぼうぞいにあります
大雨になりました。
輪中の中が水びたしになるとたいへん。
その時あのスクリューが水を外にはき出すのです
これが輪中を守っていたんだ。
すごい!
このしせつのおかげで地元の人は安心してくらしながら農業をいとなむことができるようになりました
なるほどね。
低い土地にくらすためにいろんな工ふうがあったんだ。
2人とも低い土地の特ちょうはわかったようね。
あっ…。
(カノキラト)ミツキさん。
じゃあ今度は「高い土地」の特ちょうを調べるわよ。
そのヒントがこれ。
(カノ)うん?何ですか?それ。
(ミツキ)これは寒天よ。
寒天?そうよ。
このあんみつの中に入っているとうめいなものが寒天よ。
あ〜!ぼく好きです。
(ミツキ)実はねこの寒天は海でとれた天草という海そうが原料なの。
これをわざわざ標高800メートルの高い土地に運んで作っているのよ。
えっ?何でだろう?じゃあぼく調べてきます。
キラッとリポート!
海からおよそ200キロはなれた長野県茅野市。
標高は800メートルです。
なぜわざわざこんな高い土地で寒天が作られているのでしょう?
寒い!
この日の茅野市の気温は氷点下3度
こんにちは。
寒天作り3代目…
寒天作りがこの土地で始まったのは今から180年前。
毎年12月から2月にかけて行われています
海でとれた天草をどうしてその場で作らないで山へ運んで作るんですか?
(小池)一回…
実は寒天は水分をしっかりぬかなければなりません。
そのため外で2週間ほど干す必要があるそうです
すご〜い。
夜気温は0度よりどんどん下がり寒天の中の水分はみるみるこおっていきます
太陽がのぼると強い日ざしで気温がぐんぐん上しょう。
寒天の中の氷がとけ出しました
そしてじょじょにかんそうしていきます
こおったりとけたりをくり返して寒天が出来上がります
この土地の日中の強い日ざしと夜の寒さが寒天を生み出していたのです
なるほど。
高い土地の気温の差が特産品を生んだんだね。
そうです。
だからおいしい寒天ができるんですよせんぱい。
よく調べたわね。
(カノキラト)あ〜っ!あんみつがミツキであんミツキ。
アハハハハハ…。
せんぱい。
CMお願いします…。
…はい。
人々は水と向き合い便利でゆたかな土地を手に入れました
ここならではの自然かんきょうが特産品を生み出しました
ジャパン!その土地ならではの特色を生かす知恵か。
なるほどね。
ところでミツキくんわたしのあんみつないの?そう言うと思って用意してますよ。
やった〜!ハハ〜。
あの2人にはどうします?もちろん教えますよ。
「おいしかった」ってね〜!2015/07/28(火) 09:20〜09:30
NHKEテレ1大阪
未来広告ジャパン!「高い土地と低い土地」[解][字]
「日本の国土と産業」を学ぶ小学5年社会科番組。日本の未来を考える「ジャパン広告社」の取材現場やCM制作を通して、日本の産業や自然環境、社会のなりたちを探る。
詳細情報
番組内容
舞台は、日本の未来を考える広告を手がける「ジャパン広告社」。その取材の過程での発見や、取材結果をCMの形にまとめていく様子から、日本社会が特徴的な自然環境やさまざまな人々の活動によって形づくられていることを知っていく。今回のテーマは「高い土地と低い土地」。標高が高い土地と、海抜0m地帯の土地の人々の暮らしなどを紹介し、自然環境を生かした地域づくりについて考える。
出演者
【出演】狩野英孝,若山耀人,遠藤三貴,芋洗坂係長,【語り】濱中博久
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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