この時間は午後6時15分まで字幕放送をお送りします。
われました。
小型機はなぜ墜落したのか。
取材で、事故直前の様子が明らかになってきました。
時刻は午前9時前です。
警視庁の現場検証が、これから始まります。
小型機の墜落事故から2日。
東京・調布市の事故現場では、きょうも現場検証が行われました。
5人が乗った小型機が、調布飛行場を離陸した直後に住宅街に墜落し、小型機の機長、川村泰史さんと搭乗車の早川充さん、住宅の2階にいた鈴木希望さんと見られる女性の合わせて3人が死亡した事故。
その後の取材で、事故直前の様子が明らかになってきました。
空港関係者によりますと、離陸前、小型機は、航空機安全運航支援センターの職員と無線で交信したといいます。
ランウエー・イズ・クリア。
ランウエー・イズ・クリア。
滑走路は開いているという意味の交信を行ったあと、離陸した小型機。
その後、およそ800メートル離れた住宅街に墜落するまで、異常を伝える交信は一切なかったことが分かったのです。
さらに小型機は、離陸可能な上限に近い重量で離陸していたことが明らかになりました。
国土交通省などによりますと、事故を起こした小型機は、離陸時の最大重量が、1955キロと決められています。
今回、小型機は調布から目的地の大島まで片道1時間の飛行に対して、5時間分の燃料を搭載。
さらに成人男性5人が搭乗していたため、離陸時の重量は、上限に近いおよそ1800キロだったと見られているのです。
機体の総重量と墜落の因果関係についてはまだ分かっていません。
同型機に乗ったことのあるパイロットは。
パイロットとしては、できるだけ何かあっても余裕を持っておくために多くの燃料を持ってるほうがやはり安心ですので、満タンの状態のまんまで、出発するということはごく普通のことだと思います。
ただ、一般的に重量が多いと、上昇率が少し下がりやすい傾向になる。
ようは昇っていきにくいという状況ですね。
重量と外の外気温度、それとシステム、エンジンの状態、こういったものが複合的に、要因として関わってくるんではないかなというふうに推測できます。
警視庁は、小型機が離陸後、なんらかの理由で十分に上昇ができないまま失速し、墜落したと見て、調べています。
飛行目的について、パイロットの技量を維持する、慣熟飛行と届け出されていた今回のフライト。
一方、川村機長以外の4人は、操縦の免許を持っていなかった可能性が高いといいます。
これは、調布飛行場では認められていない、遊覧飛行ではないかとの指摘について、小型機を管理する日本エアロテック社は。
慣熟飛行に友人が乗せてもらうっていうのは?
別段そういった同乗の規定はないと思います。
ですから、それが1人であろうが、3人であろうが、友達であろうが、親族であろうが、関係はないと思います。
お金を頂いて、フライトをするというのは、有償フライトになりますから、それは許認可が必要です。
あくまで目的は川村機長の慣熟飛行で、金を取って飛行する遊覧飛行ではないため、問題はないとしました。
現役のパイロットも。
自分の慣熟をするときに、家族とか友人を乗せるのは、一般的にはあることですね、もちろん無償でございますけれども、人を乗せるときの感覚というのが、やっぱり体につけとかなきゃならないので、乗っていただいたりということはありますね。
また、日本エアロテック社によりますと、川村機長は、今回同乗していた男性から、慣熟飛行の際、同乗させてほしいと依頼されていたといいます。
もともと、乗員数が少ない別の機体で飛ぶ予定だったという川村機長。
理由は明らかではありませんが、当日までに今回の機体に変更していたといいます。
住宅に墜落し、住民1人を巻き込んで3人が死亡した今回の事故。
司法解剖の結果、3人の死因はいずれも焼死と分かりました。
住宅の2階にいて死亡したと見られている鈴木希望さん34歳。
墜落後の火災発生時、希望さんの姿が目撃されていました。
犬を放り投げたんだよ。
それで助かったの。
でもそのときには、もう犬にも火がついてたの。
犬が降りよう、降りようとしているのを抱えてたんだけど、最後には放したのかな。
希望さんは、最後まで犬を逃がそうとしていたといいます。
1年ほど前まで、ペットホテルで働いていたという希望さん。
協調性が非常に高い子で、犬にはすごく優しい子でした。
怒りっぽい犬もいれば、泣いてばかりの犬もいるんですけども、どんな犬に対しても優しかった。
一方、川村機長を知る人は。
絶対間違いしないようなパイロットであり、とても腕がいいパイロットということを、私は信じています。
また、小型機に乗っていて死亡した早川さんについては。
すごくいい方です。
気持ちのいいね。
顔を合わせればね、おはようございますとかね。
3人の命を奪った小型機墜落事故。
警視庁はきょう、業務上過失致死傷の疑いで、日本エアロテック社など数社に家宅捜索に入りました。
また、警視庁によりますと、きのうの現場検証で、小型機のエンジンが、形をとどめた状態で見つかったといいます。
生存されてる方が3名おられますので、その方々から、できるかぎり、口述聴取をして、残存物の中にはもちろん、大事な要素としてエンジンがどういう状況であったかということを調べないといけないと思います。
警視庁などは、エンジンを回収し、トラブルがなかったかを調べることにしています。
続いては、新国立競技場を巡る動きです。
文部科学省はきょう、新国立競技場建設の担当者だった、スポーツ・青少年局長が辞職する人事を発表しました。
定期の人事異動だとしていますが、事実上の更迭との見方もあります。
けさ、文部科学省が発表した人事が、波紋を広げています。
文部科学省の幹部人事についてであります。
久保スポーツ・青少年局長も勇退し。
新国立競技場建設の担当者だった、久保公人スポーツ・青少年局長が辞職。
事実上の更迭との見方もありますが、文科省は、定期異動のタイミングでの自己都合の退職としています。
更迭だとか、辞めさせたみたいな捉え方もできるんですが、そういうことではなく?
定例の人事であり、なおかつ総合的に判断したということであります。
久保氏は、2012年1月に、スポーツ・青少年局長に就任し、文科省の責任者として、新国立競技場の建設計画を担当。
新国立競技場の建設費が問題となってからは、各所で説明に当たっていました。
新国立競技場を巡り、
けさ発表された新国立競技場を担当していた局長の辞職。
役人に責任を取らせるべきと主張していた、この人は。
本当にこれは、日本の国際的信用を失墜させるような大きなことですから、そういう意味では、私は個人的にはきちんと説明したほうがいいなと思っていますけれども、まあ、最終的には大臣のご判断だと思います。
新国立競技場を巡ってはきょう、日本サッカー協会の大仁会長が、遠藤オリンピック担当大臣を訪問。
ワールドカップ招致に向け、新国立競技場の設備に関する要望を説明しました。
8万人という、この希望、これがないと、開幕戦、あるいは決勝戦ができないということで、ぜひ、8万人の規模を、キープしていただけたらなと。
開幕戦と決勝戦は8万人がそれは原則ですか?
それはもう。
国際サッカー連盟は、ワールドカップの開幕戦と決勝戦のスタジアムについて、8万人の観客が収容できることなどを条件としています。
大仁会長は、8万人の観客席と屋根の設置、さらに、陸上トラックの上に、可動式の座席が設置されることの3つを要望しました。
実は当初の計画では、こうした競技団体などからの要望を次々と盛り込みました。
要望は128項目に上り、これが、総工費が2520億円まで膨らんだ要因の一つとされています。
新たな計画では、さまざまな要望をどのように取り入れるのでしょうか。
関係閣僚会議のメンバーである麻生財務大臣は。
機能を3つも4つも5つも足さないで、もともと2つくらいのところに絞っておきさえすれば、そんなに金がかかるはずがないと、僕にはそう見えるけれどね。
オリンピック開催都市に付きまとう費用の問題。
予算面から立候補を取りやめる都市も。
2024年の夏のオリンピック・パラリンピック開催都市に立候補を予定していた、アメリカのボストンが27日、立候補を取りやめると発表。
ボストン市長は、国のオリンピック委員会から、大会が赤字となった場合には、市が財政負担するという契約を求められたことを明らかにしました。
あす、組織委員会の森会長らが、IOC・国際オリンピック委員会の理事会で、新国立競技場の建設計画を白紙撤回した経緯などを報告する予定です。
青山さん。
下村文部科学大臣は、今回の人事は定例の人事だと繰り返しているんですけれども、野党側は、新国立競技場の建設計画の白紙撤回を受けた更迭だとして、責任を官僚になすりつけるのはおかしいなどと、批判しているわけなんです。
民主党の榛葉国対委員長は、こういうのを、トカゲの尻尾切りというんだと話しています。
いずれにしても、白紙撤回の経緯は、きちんと検証したうえで、国民やアスリートが納得できる競技場を、きちんと建設することが何よりも重要です。
きょうは、全国的に不安定な天気となり、局地的に激しい雨が降りました。
これまでの雨の影響で、鹿児島県垂水市では、土石流が発生し、住民に避難勧告が出されています。
鹿児島県垂水市。
斜面が大きくえぐれています。
広い範囲で土石流が起こっています。
先月と今月5日に続き、土石流が発生しました。
これは土石流が発生した直後の映像。
茶色い濁流が、川に沿って、猛烈な勢いで流れていくのが分かります。
この土石流でけが人はありませんでしたが、住宅1棟に床下浸水の被害が出ています。
また、垂水市は周辺に被害が及ぶ可能性があるとして、41世帯75人に避難勧告を出しました。
きょうは全国的に大気の状態が不安定な一日となりました。
このような天気のとき、気をつけなければいけないのが、突然、猛烈な雨が降り、被害をもたらすゲリラ豪雨です。
実は気象庁では去年から、ゲリラ豪雨への警戒を呼びかけるため、ホームページで、30分後までの雨のより精度の高い予測を公開しています。
実際に使ってみると。
午前11時15分です。
私たちは今、埼玉県の東松山市に来ています。
この辺り、まだ晴れてはいるんですが、手元のレーダーを見ますと、ここから30分後には、東松山市、雨雲で覆われることになっています。
そして、10分ほどたつと。
いきなり、あっ、窓ガラスに水滴がついてきました。
実際に雨が降りだしました。
ゲリラ豪雨でしばしば起きるのが、道路の冠水。
これは、冠水した道を車で走行する実験映像です。
水深60センチの水たまりを車が走行していたところ、30メートルほど走った所で、動かなくなってしまいました。
立体交差の道路のアンダーパスとか、すり鉢状になっているような形状の道路は、冠水、水がたまりやすくなりますので。
きょうはきのうほどの暑さにはならなかったものの、湿度が高く、蒸し暑い一日となりました。
手元の温度計では32度に達そうとしています。
そして湿度を見てみますと、67%と、蒸し暑くなっています。
東京消防庁などによりますと、きょう午前、都内の高校でダンスの練習をしていた生徒11人が、気分が悪いなどと、熱中症の症状を訴え、病院に搬送されました。
また、総務省消防庁によりますと、今月20日からの1週間に、全国で熱中症のため救急搬送されたのは、7392人で、うち3人が死亡、2444人が、入院が必要と診断されたということです。
福島第一原発で、延期していた1号機の原子炉建屋カバーの解体作業が始まりました。
カバーは、水素爆発で大破した、1号機からの放射性物質の飛散を防ぐため、設置されていたもので、解体は再来年春までに終了する予定です。
一方、福島第一原発でけさ、電源トラブルがあり、試験凍結している凍土遮水壁の凍結機の運転が一時、止まりました。
構内の電源ケーブルから白煙が上がり、東電はこれが原因と見て、調べています。
最高裁判所に憲法違反の状態と指摘された、参議院選挙の1票の格差を是正するための改正公職選挙法が、きょうの衆議院本会議で自民党や維新の党などの賛成多数で、可決・成立しました。
民主党や公明党、共産党などは反対しました。
この法律は、島根・鳥取と、徳島・高知を合区するほか、宮城、新潟、長野の定数を減らし、北海道、東京、愛知、兵庫、福岡の定数を増やして、2015/07/28(火) 17:53〜18:15
読売テレビ1
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藤井貴彦、陣内貴美子が伝えます。わかりやすいニュースをいち早く…スポーツ芸能そしてお得な生活情報も▽番組テーマはミンナが生きやすく。
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藤井貴彦
陣内貴美子ほか
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