2006.8.14更新
凡例
- 見出し語の範囲
- この辞典は日本語北海道方言(北海道弁)や北海道特有の言葉を集めたものです。古くからの方言(
俚言 )だけを収録しているわけではありません。方言とは言えなくても,北海道で使われる頻度が他地域よりも多いと思われる言葉や北海道の文化等の理解に役立つ言葉も収録しています。従って,見出し語は方言とは限りませんし,北海道以外で使われているものもあります。 - 見出し語
- 見出し語は“こういう文字修飾”で示しました。多くのユーザーエージェント(ブラウザ,以下UAと言う)で太字で表示されます。
- ※なぜ“こういう文字修飾”と書いているのかというと,それはUAによって見え方が異なるからです。
- 表記は,外来語およびアイヌ語由来の語は片仮名で,これら以外は平仮名で示しました。
- アクセント
- 見出し語は(UAにより表現可能ならば)高低アクセントの一例を示しました。強弱アクセントではありません。見出し語中の“こういう文字修飾”はアクセントの高い部分を示します(UAにより赤字・上線または太字)。
- 平板アクセントの語は△印を付けました。
- なお,助詞,助動詞,接頭語,接尾語,連語,慣用句は一部を除きアクセントを示していません。
- アクセントについてはアクセントの項も参照してください。
- 見出し語の表記
- 表記は【 】内に示しました。漢字は当て字が数多く含まれていますので注意が必要です。
- 固有名詞等の正式な表記は[( )]内に示しました。
- ※なお,UAで表示できない文字の部分には「〓」を置きました。近似の文字で代用している部分はこういう文字修飾で示しました。
- 原語の表記
- 外来語は原語を( )内に言語名とともに示しました。なお,原語が英語の場合は言語名を省略しました。
- 原語がアイヌ語の場合,アイヌ語の発音の一例のローマ字表記を外来語の場合と同様に( )内に示しました。
- 語源
- 見出し語の語源や成り立ちは〔 〕内に記述しました。語源は編集者の推測である場合があります。
- 品詞
- 品詞は以下のように分類し示しました。
- [動]: 動詞,[形]: 形容詞,[形動]: 形容動詞,[名]: 名詞,[代]: 代名詞,[連体]: 連体詞,[副]: 副詞,[接]: 接続詞,[感]: 感動詞,[助動]: 助動詞,[助]: 助詞,[格助]: 格助詞,[接助]: 接続助詞,[副助]: 副助詞,[係助]: 係助詞,[終助]: 終助詞,[間助]: 間投助詞,[並助]: 並立助詞,[準助]: 準体助詞
- 動詞・助動詞には[動カ五]のように活用形を示しました。例えば,カ五,ナ下一,サ変はそれぞれカ行五段活用,ナ行下一段活用,サ行変格活用を表します。
- [名]するは語尾に「する」を付加してサ変動詞化することを示します。
- なお,固有名詞には品詞名を記していません。
- 語義
- 語義は共通語で記述しました。語義は編集者の推測も含まれます。
- 見出し語の分類等
- 言葉の分類や説明の補足を《 》内に主に略号を用いて示しました。
- 主な略号:
- 《口語》: 口頭で用いられる語。《俗》: 俗語・スラング。《略》: 略語。《商》: 商標・商品名・商号。
- 上記以外の略号はできるだけ自明であるようにしました。
- 補足的な解説
- 見出し語の成り立ちや語源などの補足的な解説は〔 〕内に記述しました。
- 用例
- 用例は「 」内に記しました。用例中の見出し語部はこういう文字修飾(UAにより青色または斜体)で示しました。
- 使用世代・地域
- 大半の語には〈 〉内にその言葉を使用する世代・使用頻度等を示し,主に次の略号を用いました。
- 略号:
- 〈全〉: 全年齢層または主に成人以上が使用する
〈子〉: こどもが主に使用する
〈学〉: 学生が主に使用する
〈若〉: 30歳未満が主に使用する
〈中〉: 中年齢(40歳)以上が主に使用する
〈高〉: 高齢者が主に使用する
〈まれ〉: 現在,耳にする機会がほとんどない。または一部地域限定で使われている。
〈伝〉: 親も使っていれば子も使っているというような遺伝性の特に強い語。
〈中(全)〉: 中年齢以上が主に使用するが,全年齢層的に使用する例もある。
〈新〉: 比較的最近の語。新方言。
〈広〉: 北海道特有ではなく,北海道以外の広い地域でも使用する
〈散〉: 北海道でよく使われるが,使用する地域・人が北海道以外にも離散的に存在する。
〈移〉: 比較的最近,他の地域から移入した方言。
〈業〉: 業界用語
〈標〉: 方言ではなく共通語(標準語)と認められる語 - 可能なら言葉の使用地域をより細かく示した方がいいのですが,北海道と言っても広く手間がかかるのでのでそこまでは調査していません。本辞書は北海道で目・耳にする可能性のある言葉を収録していると捉えてください。
- 同義語
- =印は,次の見出し語と同義であることを表します。
- 関連する見出し語
- →印は,次の見出し語・ページを参照せよの意味です。
- 他のサイトへのリンク
- ∽印は,関連する他のサイトへのハイパーリンクであることを表します。このリンク先は『北海道方言辞書』とは何等関係ありません。
- 補足・関連情報
- 見出し語に関連する補足・余談・関連情報を~印に続けてこういう文字修飾で記述しました。