違いますよって言ってくれたらそうかと思いますけど。
(宇野)土井垣次郎。
(川尻)宇野検事に担当してもらう詐欺事件の被疑者だ。
(宇野)はあ。
(川尻)一人暮らしの老人宅を訪問して健康器具なるものを不当に高い値段で売りつけて逮捕された。
(宇野)はい。
・
(女性)こちらついてきてくださいね。
(小金沢)フッ。
フフフ。
(小金沢)あっ。
ここですか!?
(田村)暑い!
(遠藤)おかしいなぁ。
16℃まで下げてんすよ?
(礼子)寒い!
(井戸)変だなぁ。
29℃まで上げてるのに。
(遠藤)井戸ちゃんさあったかいコーヒー。
冷たいお茶。
冷たいお茶。
よろしく。
(井戸)はい。
おお。
(久利生)どう?
(小杉)うまっ!
(久利生)でしょ?これ浅草の老舗の味。
(川尻)実はこの被疑者は関西でも同じことをやっていたんだ。
(宇野)健康器具詐欺ですね。
(川尻)そっちの方は京都地検が捜査を進めている。
今日来るから。
(宇野)来る?誰がです?
(川尻)京都地検の検事だよ。
(久利生)麻木も食う?
(千佳)うん?あっ。
柿の種ですか。
(久利生)うん。
(千佳)いりません。
(田村)涼しい。
(礼子)あったかい。
(末次)えっ?冷え性なんですか?礼子さん。
(礼子)礼子?
(末次)あっ。
馬場検事。
(礼子)そう。
冷え性。
(礼子)上着も脱がないで部屋の温度下げる男は勘弁してほしいわ。
(田村)俺のことか。
(井戸)このリモコン。
(遠藤)ちょっと全然違うじゃん。
(礼子)体感温度が合わないのよこの人とは。
(末次)この人?
(田村)そっちがわがままなんだろ。
(末次)えっ?何の話?
(井戸)それこっちのリモコンですよ。
(遠藤)何で入れ替わってんだよ?29℃暖房!?
(井戸)16度冷房。
(礼子)はあ?
(久利生)お前ホントいらないの?これ。
(千佳)えっ?
(久利生)なっ?
(千佳)いりません。
(宇野)ではその検事と相談して今後の進め方を決めればいいですね?
(川尻)そうだ。
京都の事件もこっちの事件も根っこは同じだからな。
(宇野)分かりました。
でどんな検事がいらっしゃるんですか?
(美鈴)京都地検から参りました中村美鈴です。
(小金沢)事務官の小金沢です。
(末次)えっ?
(遠藤)美鈴さん!
(井戸・礼子)ああー!中村検事!
(美鈴)元気だった?遠藤君。
(遠藤)元気です元気です。
えっ?どうしちゃったんですか?
(美鈴)出張出張。
(遠藤)おお。
(美鈴)馬場ちゃんも久しぶりだね。
(礼子)あっ。
お久しぶりです。
(田村)知ってんのか?
(礼子)前の地検で一緒だったの。
(末次)みすみすみすみ…。
(美鈴)ちょっと。
何で井戸さんがスーツ着てんの?
(井戸)事務官になったんです僕。
(美鈴)嘘!びっくり。
(末次)美鈴さんだ!
(美鈴)うわー。
末次さん。
(小金沢)ああああああ。
あの。
川尻部長はいらっしゃいますか?
(田村)ああ。
部長は。
(礼子)今宇野検事と。
(末次)変わってない。
(美鈴)アハハ。
ちょっと。
(小金沢)ああ。
川尻部長でいらっしゃいますか?
(川尻)あっ。
もしかして中村君?
(美鈴)京都地検の中村です。
(小金沢)事務官の小金沢です。
(川尻)川尻です。
彼が一緒に仕事してもらう。
宇野です。
よろしくお願いします。
こちらこそ。
(末次)ああ。
美鈴さん。
(久利生)なあ?だから1袋600円すんだぞ?この柿の種。
(千佳)でも全然辛くない。
(久利生)いや。
後からくるんだっつうの。
(美鈴)久利生君?
(久利生)えっ?
(千佳)久利生君?
(美鈴)何で久利生君がいるの?懐かしい!
(久利生)ご無沙汰!
(美鈴)いや。
うれしい!
(末次)ああ。
僕もめちゃくちゃうれしい!ああっ!あっ。
(久利生)どうしたの?
(末次)舌かんだ。
(千佳)あっ!辛い。
(久利生)だろ?
(飛田)飛田丞治35歳。
本籍千葉県。
はい。
えー。
あなたは平成26年8月2日深夜2時ごろ東京都板橋区西台6丁目の路上においてマンホールのふたを盗もうとしたところパトロール中の警察官に見つかり現行犯逮捕されたものである。
間違いありませんか?
(飛田)はい。
(千佳)マンホールのふた?そんなもん盗んでどうしようと思ってたんですか?
(飛田)売って金に換えようって。
そんなの引き取ってくれるところあるんだ?ありますね。
あの。
金属製品を引き取る業者。
いや。
でもマンホールのふただぞ?ええ。
こっそりと。
いや。
こっそりって。
えー。
盗みは初めてって警察ではおっしゃってますよね?
(飛田)初めてです。
金に困って仕方なく。
ああ。
あっ。
でねあなたのことを大目に見てやってほしいっていうこの嘆願書っていうのがこんなに来てるんですよ。
62枚。
62?はい。
すごいっすね。
いや。
みんな書いてあるんですよ。
どうか寛大な処分をって。
これみんなお友達でしょ?
(飛田)うれしいっす。
いや。
でもねぇ逮捕されてまだ3日しかたってないのにこんなに嘆願書が届くって。
うーん。
何か気持ち悪いっす。
ウフッ。
まあ何百枚嘆願書が提出されても処分は変わりません。
犯罪の事実は明らかなんですから。
でもこれって窃盗罪だけじゃないよな?道路交通法違反や往来妨害罪にも問われるかも。
千佳?はっ?
(飛田)千佳だろ?お前。
ねえ?これ千佳でしょ?麻木千佳ですけど。
あの。
どうして私の名前を?
(飛田)俺のこと忘れたのかよ?よくバイクの後ろ乗っけてやっただろ?バイク?
(飛田)あっ。
地元で。
木更津の地元でヤンキーやってたころ俺らのグループいたんすよこいつ。
俺だよ。
飛田。
(飛田)やっと思い出した。
やっぱり!あっ。
お前ヤンキーだったんだ?違います。
(飛田)いや。
そうですよ。
いや。
今度写真持ってきましょうか?ああああ。
見る見る見る。
ちょっちょっ。
やめて。
(飛田)懐かしい。
またお前。
変わったなぁお前。
はあー。
(宇野)えー。
あなたはことしの4月から7月にかけて前田スズさん宅を10回以上にわたって訪問し磁気ネックレススーパーコリントルなる品物を頭痛や肩凝りに効くなどと偽り1個16万8,000円で売りつけた。
逮捕事実に間違いありませんか?
(土井垣)売りつけたやなんて。
まるで僕がだましたみたいに。
(宇野)いやー。
立派な詐欺罪ですよ。
他にもたくさん被害届が出ています。
末次さん。
末次さん。
被害届を頂けますか?あっ。
はい。
(宇野)ほら。
こんなにも。
えー。
あなたから購入した磁気ネックレスは全然…。
(末次)ああ。
(宇野)全然効果はありませんでした。
(土井垣)商品の効果には個人差があるとちゃんと話をしてます。
詐欺には当たらないはずです。
(宇野)いやー。
抜け目ないなぁ。
さすが…。
(末次)美鈴さん。
(宇野)さすが。
さすが。
(土井垣)確かに僕はそのおばあちゃんのお宅へ何回も行ってます。
(土井垣)でもね商品を勧めたのは最初だけで後はおしゃべりの相手してただけですから。
そうやって相手が気を許すのを待ってたんじゃないですか?でも今は…。
(末次)どうしよう?でも今はあなたが訴えられています。
(土井垣)訴えたのは息子さんじゃありません?普段ねろくに電話もかけてこないんですよ。
あの息子さん。
それがちょっと帰ってきて「何でこんなもの買ったんだ!?」っておばあちゃんをね責めたてたんや思うんですわ。
おばあちゃんの言うことなんかね何にも聞く耳を持たへんかったんや。
おばあちゃんかわいそうでホントにね。
だからねそういう情のない親子関係の方が問題やと思うんですよ。
検事さん。
(宇野)さすがもう。
ブラボー。
口が達者。
ホントに。
参っちゃったなぁ。
(宇野)もうちゃんと仕事してよ!末次さん!何?その顔。
ちゃんとしないからでしょ!
(土井垣)落ち着きましょうよ。
だって見て。
この。
(土井垣)検事さん。
いや。
ハァー。
すいません。
(美鈴)そんなに手ごわいの?
(宇野)いや。
もうね口から先に生まれてきたやつっていうのは土井垣のこというんですよ。
(末次)もうしゃべるしゃべる。
でも絶対に罪は認めない。
(宇野)全然聞いてなかったじゃん!
(末次)聞いてました。
(宇野)何で嘘つくの?ねえ?
(小金沢)罪を認めさせるのは難しそうですか?
(宇野)いや。
いや。
大丈夫ですよ。
今。
あの。
クールダウンしてるだけですから。
(美鈴)じゃあその間に私が。
(末次)取り調べるんですか?関西でやった詐欺を問い詰めてやるわ。
(末次)あっ。
僕も立ち会います。
(宇野)何で?
(末次)だって。
(小金沢)ああ。
あっあっ。
事務官は私だけで大丈夫です。
(宇野)ハァー。
(末次)いいなぁ。
(宇野)末次さんは馬場検事がお気に入りではなかったんですか?
(末次)えっ?
(宇野)女性検事なら誰でもいいのですか?
(末次)まさか!
(礼子)ああ。
喉渇いちゃった。
礼子さん。
あっ。
馬場検事。
冷たいもの入れましょうか?
(礼子)ありがとう。
(宇野)節操ないなもう!ほら。
行くぞ?元ヤン。
その呼び方はやめてください。
あっ。
携帯忘れた。
何やってんだよ?ほら。
行くぞ。
おい。
ヤンキー事務官レッツゴー。
えっ?だからヤンキーやってたのは10年前ですから。
(宇野)10年前。
えっ?嘘。
えっ?いってきます。
(小杉)お出掛け捜査ですか?ええ。
マンホール泥棒の現場に。
・「君はヤンキーモンキーベイベー」ちょっとやめて。
・「おどけてるよ」
(小杉)いってらっしゃい。
・「だから厳しい」麻木さんが元ヤン?・「俺の事務官」嘘。
嘘だ。
磁気ネックレススーパーコリントル。
原価は幾ら?
(土井垣)原価?
(美鈴)実はタダ同然で大量に仕入れて1個16万8,000円で売りさばいてたんでしょ?
(土井垣)何を根拠にそんなことを?
(美鈴)これとそっくりなのがバブルのころはやってたのよね。
っていうかおんなじものでしょ?これ。
(小金沢)そのときの売れ残りですか?
(土井垣)冗談はやめてもらいたい。
(美鈴)いいえ。
間違いない。
私の中のバブルの記憶は鮮明なの。
嘘だっていうならこれの仕入れ先と製造元はどこなのよ?えっ?
(小金沢)ああ。
美鈴さん。
(大塚)久利生さん。
ああ。
ここですここ。
ああ。
このマンホールのふたを盗もうとした飛田をパトロール中の警官が逮捕したんです。
ふーん。
この近くで他にもマンホールって盗まれてないんですか?
(大塚)あっ。
あのね。
あの。
すぐそこ。
あっ。
でその先の公園でも滑り台が盗まれましてね。
滑り台?
(大塚)ええ。
ああ。
金属製の?
(大塚)そうそうそう。
あの。
それも飛田さんの犯行ですか?
(大塚)飛田さん?こいつのね知り合いだったんですよ被疑者が。
(大塚)えっ?昔のヤンキー仲間。
(大塚)ヤンキー?久利生さん。
うん?
(大塚)ああ。
じゃあ取りあえずどうぞ。
でも飛田のやつここでしかやってないって言ってるけど怪しいよなぁ?ええ。
(大塚)麻木さんヤンキーだったんすか!?もういいから。
(大塚)あっ。
取りあえず嘆願書書いたやつらに話聞いてみっか。
(千佳・大塚)嘆願書?えっ?どっさり来てるんすよ。
飛田のこと大目に見てやってってやつ。
(大塚)ああ。
仲間かばってね。
それって必要なことでしょうか?何で?いや。
そんな昔の仲間に話聞いたって何言うか分かりませんよ。
そん中に共犯者いるかもしんねえじゃん。
(大塚)ああ。
それはありますね。
いや。
でも…。
何だよ?知り合いから話聞くの当然だろ。
いや。
そうですけど。
まさかお前嘆願書書いたやつん中にも知り合いいるんじゃねえの?まさか。
いるな。
(大塚)いますね。
いません!
(倉石)千佳じゃん。
はい。
麻木千佳です。
ああ。
昔のお仲間ですか?
(倉石)そう。
木更津時代の。
あっ。
へえー。
早速いるじゃねえかよ知り合い。
こんちは。
すごいっすね耳。
お久しぶりです。
(倉石)何でお前。
今私検察事務官やってるんです。
(倉石)警察事務員?検察の事務官。
(倉石)何だ?それ。
検事の質問にお答えください。
倉石さん。
あっ。
飛田丞治さんのことなんすけど。
(倉石)ああ。
あの人すっげえいい人ですよ。
面倒見がいいし仲間は絶対見捨てねえもん。
仲間を見捨てない。
ふーん。
あっ。
思い出した。
何を?飛田の跳び蹴り。
何だ?それ。
いやあの。
ケンカのときに一番最初に突っ込んでって跳び蹴りかますんすよ。
そっか。
あの人だ。
要するにケンカっ早いってことだろ?今は違いますよ。
やんちゃだったのは昔のことで今は俺ら真面目にやってんだから。
くだらねえこと思い出すなよ。
真面目にやってるやつがマンホールのふた盗むわけねえだろ。
なんつって。
実は現場の周辺では同じような窃盗事件が幾つも起きてるんです。
(倉石)それも飛田さんがやったって言うのかよ?例えば7月13日。
ワールドカップ決勝の夜。
(倉石)その夜はみんなで朝まで盛り上がってましたよ。
「ワールドカップお疲れ」って。
そこに飛田さんも?
(倉石)いましたよ。
サッカー大好きですもんあの人。
そのときの写真はありますか?
(倉石)んなもんねえよ。
何様だ?お前。
グループじゃ下っ端だったくせに。
いや。
あのう。
ただ今仕事してるだけなんでこいつ。
うん。
あんまいいのないな。
ありがとうございました。
行くぞ。
大丈夫か?何がですか?昔の仲間っていってもあんまうれしそうな再会じゃなさそうだから。
全然大丈夫です。
お気遣いなく。
あっそう。
行きましょう。
携帯。
(小杉)ご苦労さまです。
(小金沢)お疲れさまでした。
(ノック)詐欺を認めた!?最初からだますつもりだったんですって。
(川尻)いやー。
関西の犯行だけじゃなく君の担当分まで全部認めさせたって。
よかったな。
宇野君。
(宇野)どうやって?せっかく京都から来たんだからそのくらいはね。
どうやって認めさせたんですか!?
(美鈴)いろんな手があるのよ。
だてに十何年も検事やってませんから。
(川尻)うん。
何て仕事が早い。
(美鈴)まだ打ち合わせが残ってるからもう2〜3日はいるけどね。
ねえねえ。
それよりさ田村検事ってあの田村?ほら。
馬場ちゃんが川崎にいたころに付き合ってたっていう。
(礼子)最悪でしょ?またここで一緒になっちゃったんです。
(美鈴)ふーん。
(礼子)私とてんびんにかけて次席の娘と結婚しときながら私の前で奥さんのこと愚痴ったりするんですよ。
もう信じられない。
デリカシーないわね。
(礼子)ねえ?誰かにそっくり。
ううー。
(田村)腹減った。
(礼子)世の中おかしい。
こんないい女がアラフォーになってもどっちも幸せになれないなんて。
(美鈴)あら。
馬場ちゃんと私を一緒にしないでくれる?
(礼子)うん?
(美鈴)フフフ。
(礼子)うん?
(美鈴)フフフ。
えっ?ちょっと。
どういう意味?
(末次)あっ。
(遠藤)えっ?大丈夫?
(末次)ああー。
(井戸)またため息。
うっとうしいな。
(末次)悩ましいんだよ。
何が?
(末次)こっちは好きだったのに人事という悪魔によって引き離されてしまった女性。
あっ。
美鈴さんね。
(井戸)中村検事。
(末次)そしてこっちは今の僕の思い人。
馬場ちゃんね。
(井戸)あっ。
馬場検事。
ところがかつての恋人が突然目の前に現れた。
それ1回落としちゃったけどね。
(末次)どっち選べばいいんだ?
(井戸)どっちも選ばなくていいんじゃないですか?末次さんが選べる立場じゃねえし。
(井戸)勝手に悩んでるだけですもんね。
(小金沢)紅茶のパックは?
(末次)あっ。
そこです。
(小金沢)あっ。
ありがとうございます。
末次さんは中村検事とお会いになったのは何年ぶりですか?
(末次)あっ。
美鈴?美鈴さんとは5年ぶりかな。
(小金沢)美鈴さん?
(末次)あっ。
つい下の名前で呼んじゃうんですよね。
ヘヘヘ。
実は社交ダンスでペアを組んでたこともあるんですよ。
ああ。
聞いたことありますよ。
事務官に無理やり誘われて社交ダンスを始めて大会にまで出たんだけどパートナーだったそいつが開始30秒後に足をくじいて棄権失格。
アホらしくなってダンスはやめたと。
(小金沢)美鈴さんは今は京都地検の女。
そして事務官は私。
気色悪い色目を使うのはやめてください。
ああ。
美鈴さんは砂糖いらないんだった。
(小杉)末次さん?
(末次)美鈴さんが狙われてる。
(小杉)はっ?
(美鈴)《フフフ》ああっ!
(井戸)あっ。
(礼子)ハァー。
ハァー。
(従業員)今日も1日よろしくお願いします。
(一同)お願いします。
お願いします。
(従業員)佳那子さん。
お客さまです。
(佳那子)はい。
(佳那子)えっ?千佳?フフッ。
久しぶり。
麻木千佳さんです。
(佳那子)嘘。
何で?千佳検事やってんの?ああ。
検事じゃなくて事務官ね。
(佳那子)何?事務官って。
嘘。
ヤバい。
ウケる。
そんな格好しちゃって。
えっ?前全然違ったの?
(佳那子)そりゃもう私よりも。
ちょっと。
もうやめてよ。
(佳那子)あっ。
写真残ってたかも。
あっ。
見たいな見たいな。
それ見たいな。
見せなくていいよ。
(佳那子)あっ。
知ってる?えっ?
(佳那子)マサル君実家の八百屋継いだんだよ。
あっ。
もう知ってるから。
マサル君?知らなくていい。
(佳那子)千佳の元カレ。
ああ!
(佳那子)うーん。
見当たんないなぁ。
佳那子が書いたさ嘆願書のことが聞きたいの。
嘆願書?飛田丞治が捕まったときに書いたでしょ?大目に見てやってくださいってやつ。
ああ。
よく知らないんですよね私。
知らない?
(佳那子)うん。
飛田さんが何やったのか。
っていうか実は私同じグループにはいたけどあの人のことよく知らなかったし。
千佳は覚えてた?飛田の跳び蹴り。
ああ。
そうか。
あの人か。
えっ?知らないのに嘆願書書いたの?
(佳那子)ああ。
倉石さんたちに書けって言われて。
倉石?
(佳那子)うん。
あの。
さっき話聞いた倉石健吾です。
ああ。
あのピアス?ええ。
えっ?今さ倉石さんたちって言ったよね?
(佳那子)うん。
たちって誰?飛田さん。
あなたに嘆願書を書いてくれた人たち全員に会ってきました。
(飛田)全員?はい。
最初は友達多くていいなぁって思ってたんすけど。
意外とそうでもなかったですね。
こっちがね。
まあこれしかないんですけど。
自分から進んで嘆願書を書いた人たち。
でこっち。
こんなあんのが。
まあ無理やりとは言わないっすけど書けって言われて嘆願書を書いた人たち。
うん。
でもまあこっちの人たちはね本当に飛田さんのことを心配してるんだろうし。
まあ昔からつるんでたお仲間っていうのかな?麻木も知ってたよな?はい。
ヤンキー時代のメンバーです。
(飛田)他の嘆願書は意味ないっていうんですか?ううん。
そういうことじゃないんですけど。
いや。
実はね。
(せきばらい)あなたの供述の中で2つばかり疑わしいなぁって思ってることがあるんですよ。
まず1つ目がマンホール泥棒は現行犯逮捕されたときの1回だけっていうこと。
でもう一つはあなたが自分一人だけでやったってことです。
(飛田)本当です。
あの重い重いマンホールのふたを一人で運べるとは思えません。
共犯者がいたはずです。
共犯者がいたとすれば他にも報告されている窃盗事件が同じメンバーの犯行という疑いが出てきます。
まあつまりあなたとこの人たちがマンホールのふたとか工事現場の電線とか公園の滑り台とか片っ端から盗んで売りさばいてたんじゃないかなってことです。
違いますよ。
嘆願書を書いた倉石さんや他の人たちのアリバイを今警察が調べています。
仲間売んのかよ?千佳。
私は検察事務官です。
被疑者の起訴不起訴を決める検事をサポートするのが仕事です。
被疑者が昔の知り合いであってもやるべきことはやります。
はい。
この辺にしましょっか。
警察からの報告を待って取り調べを再開します。
お疲れさまでした。
お願いします。
ふーん。
土井垣はおばあちゃんとおしゃべりしながら肩とかもんであげてたのよ。
そこであのいかさま磁気ネックレスを着けると楽になったような気になっちゃうわけ。
(小金沢)マッサージで肩がほぐれてるから。
(美鈴)うん。
(宇野)それが詐欺の手口。
勉強になります。
(末次)完全に負け組だな僕たち。
(小金沢)あっ。
中村検事。
肩に糸くずが。
(美鈴)ありがとう。
(小金沢)フッ。
(美鈴)それから土井垣は言葉巧みにお年寄りばっかりを狙って京都で13件の訪問販売の…。
あ痛てて。
ああ。
腹減ったね。
ああ。
ハァー。
びっくりした。
(宇野)いやー。
僕は現役で東大に入って司法試験も一発で合格したんです。
はっ?
(宇野)なのに何であんなバブル時代にいっぱい遊んだような人に負けちゃうかなぁ?ああ。
美鈴さん?
(宇野)人生の経験値が足りないからですかね?あっ。
うん?久利生さんって中卒でしたよね?中卒で検事やられてるんすよね?中卒で検事になれるなんて。
じゃあ僕はいったい何なんだ!?もう。
どうしたの?宇野君。
(宇野)麻木さんがヤンキーだったなんて。
はっ?
(宇野)ヤンキーと付き合ってただなんて。
いや。
それ前の話だろ?僕はいったいどうしたらいいんですか?どう変わったらいいんですか?いや。
宇野君は変わらなくていいんじゃないの?今のまんまで。
今のまんま?うん。
フッ。
フフフ。
どしたの?
(宇野)ああー。
八王子の神童とまでいわれたこの僕がそんな普通の言葉を投げ掛けられるだなんて。
はあーあ。
久利生さんに相談した僕がバカでしたよ!もう!何だよ?
(小杉)宇野検事!危ねえ。
今俺ぎりっぎりだった。
(小杉)えっ?いやいやいや。
もうちょっとでねぇもう。
(小杉)ここも異常な…。
うわっ!?
(小杉)末次さん。
(末次)もう立ち直れない。
(牛丸)ほう。
中村検事が?
(川尻)ああ。
いや。
鮮やかなもんです。
健康器具詐欺について全て片付けてくれました。
(牛丸)美鈴君が仕事ができるっていう印象は全然なかったけどなぁ。
アハハ。
いやいや。
しかしよかったよ。
(牛丸)城西支部は平和だ。
問題は何もないんだろ?あっ。
そうですね。
(バイブレーターの音)
(牛丸)それが一番いいよ。
(バイブレーターの音)フッ。
あっ。
美由紀だ。
(バイブレーターの音)
(牛丸)娘だよ。
フッ。
(バイブレーターの音)
(川尻)ああ。
田村検事の奥さん。
(田村)どうしてお父さんに?
(牛丸)君と一緒にいるって言ってもいいのかい?
(田村)言わないでください。
(バイブレーターの音)
(牛丸)また何の問題が起こったんだ?もう。
痛い痛い痛い痛い痛っ。
ああ。
痛い。
ああ。
はい。
もしもし?
(川尻)また胃を悪くしたようだぞ。
牛丸次席は。
(田村)あっ。
部長は安心ですね。
城西支部が平和で。
(川尻)ああ。
よかった。
(田村)よかったよかった。
(川尻)よかったじゃないよ。
田村君。
(田村)僕?馬場検事とぎすぎすするのやめてくれないかな?昔のこと引きずられるの困るんだよ。
引きずってるのは向こうです。
僕はへきえきしてるんです。
それでなくても女房のことで頭が痛いのに。
ペットの犬がどうした子供がどうしたって。
もう勘弁してほしいですよ。
(川尻)別居なんて言いだすなよ。
次席のお嬢さんなんだからな。
俺までとばっちり受けたくないよ。
だから我慢してるんです。
ああ。
頭痛くなってきた。
問題が多過ぎる。
ねえ?ちょっと聞いていい?はい。
お前何で検察事務官なんかになったの?それは。
うん。
何でヤンキーやってたようなやつが事務官なんかになったんだよって…。
ひねくれんなよ。
散々からかったくせに。
プッ。
ごめんごめん。
悪かった。
何で?いや。
大した理由はないです。
何度も言いますけど。
ヤンキーっていっても私はマイルドなヤンキーだったんで。
うん。
ちゃんと高校も卒業したし短大も行ったんです。
でまあ短大卒業してバイトとか色々やってたんですけどしばらく。
うん。
やっぱこのままじゃヤバいなぁと思って。
で堅い職業探してたらもうたまたま検察事務官知って。
おう。
でまあ勉強して試験受けたんです。
で通っちゃったの?簡単にいえば。
すげえじゃん。
別に褒められるようなことじゃないですよ。
へえー。
そもそもなりたくてなったわけじゃないですし。
正義のためにみたいなそういう熱い気持ちもなかったですし。
今も仕事だって割り切ってやってますしね。
そっか。
でもいいんじゃないの?仕事はちゃんとしてるし。
昔の仲間にあんなこと言われてもお前ブレてなかったもんな。
よし。
じゃあごちそうさまでした。
はい。
お疲れ。
はい。
お疲れさまです。
(エンジン音)・調子に乗ってんじゃねえぞ。
(男性)スイングスイング。
みんなこれにはまっちゃってるんだよ。
(女性)ウエスト回りのエクササイズはこれでばっちりね。
効いてるわ。
(マスター)あるよ。
えっ?えっ?チッ。
おいおいおいおいおいおい。
ああ。
ちょっと行ってきます。
あの。
すぐ戻るんで。
・調子に乗ってんじゃねえぞ。
あっ!久利生さん!麻木!何がしてえの?暴行傷害?拉致誘拐?俺検察官。
こいつ検察事務官。
どちらにしてもお前らただじゃ済まねえぞ!練馬への5431。
痛てて。
痛っ。
あっ。
お前大丈夫か?あっ。
はい。
忘れ物してよかったな。
あっ。
ありがとうございます。
ああ。
一人じゃ帰れねえだろ。
送ってくわ。
ああ。
大丈夫です。
いや。
お前こんな目に遭わせたの俺の責任だし。
うん。
じゃあ送ってください。
調子に乗ってんじゃねえって言われました。
倉石だと思います。
あの声。
もう一人も飛田の仲間でしょうか?ああ。
すぐに分かるよ。
車のナンバー覚えてるし。
最悪ですね。
昔の友達とこんな形で再会するなんて。
まあでもあいつらが飛田の仲間だったとしたら何であんなことすんだろうな?だから私が検察事務官になったからじゃないんですか?いや。
マンホールのふた盗んで捕まったぐらいであんなむきになんのおかしいだろ。
(大塚のあくび)
(あくび)
(大塚)よし。
えー。
12カ所目。
えー。
ここでも犯行がありました。
5月の20日。
(大塚)はい。
えーっと。
この。
えー。
えー。
このあのね。
滑り台がこう。
盗まれちゃったんです。
えっ?滑り台ここにあった。
ああ。
そっか。
これ?
(大塚)ああ。
これです。
あのね。
ボルト抜かれて持ってかれちゃいました。
マジか?
(大塚)ああー。
目撃者は?
(大塚)ああ。
それがですね朝になってなくなってるので分かったんです。
へえー。
いや。
でもねさすがに滑り台は一人じゃ無理でしょ?
(大塚)ええ。
(大塚のあくび)
(あくび)うつる。
(大塚)ああ。
すいません。
あれは?
(大塚)はい?飛田さん。
実はゆうべ麻木が2人組に襲われたんですよ。
(飛田)はっ?
(川尻)久利生が駆け付けて大変なことにはならなかったそうだ。
その2人の正体もだいたい分かってる。
一人は倉石健吾です。
倉石?この倉石。
嘆願書を書いてくれた人。
(飛田)何の話ですか?えっ?おそらくもう一人はこの竹中大輝。
この人も嘆願書を書いてくれた人。
うちらが見た車の所有者で現在行方をくらましてます。
(飛田)そんなの俺には関係ないでしょ?
(川尻)もちろん逮捕以来勾留されて接見禁止までついている飛田が指示できたわけはない。
(田村)そいつらが勝手にやらかしたんですか?
(礼子)どうして麻木ちゃんを?
(井戸)捜査妨害が目的?
(遠藤)えっ?
(川尻)おそらくな。
いや。
でもマンホールのふた盗んだぐらいでそんなことするかな?普通そんなことしないですよね?麻木のこと脅してまで捜査妨害しようとするなんてよっぽどのことがあるんじゃないかなぁと思って。
俺もう1回がっつり調べ直したんですよ。
そしたら3カ月前の5月の20日深夜1時ごろ練馬区の狸ヶ原公園っていうところでホームレスの男性が何者かに襲われて死亡するっていう事件があったんです。
(川尻)その場にいたホームレス仲間の証言によれば男性は公園の遊具を盗もうとした男たちを注意して暴行を受けたそうだ。
(末次)遊具?
(川尻)その男たちはその場から逃走しまだ見つかっていない。
狸ヶ原公園といえば飛田がマンホールのふたを盗んだ場所からわずか南へ1km。
(宇野)じゃあ遊具を盗んだのも。
(川尻)飛田の可能性がある。
(礼子)えっ?じゃあホームレスを殺害したのも!?
(飛田)冗談はやめてくださいよ!目撃者の話によるとその人は何者かにいきなり跳び蹴りされて後ろにひっくり返っちゃったんですって。
跳び蹴りっていったらもう飛田さんですよね?ヤンキー仲間の間では超有名な話ですし。
でもだとしたらしゃれになりませんよね。
マンホールのふたから足がついちゃって。
で次の窃盗事件までバレちゃって。
でその先の重大事件まで行き着くってことになったら。
だからあのゆうべの2人組。
この嘆願書の束。
(末次)強盗致死を隠そうとしたの?
(遠藤)状況によっては強盗殺人じゃないっすか。
(川尻)そうなると死刑。
または無期懲役。
違う!冤罪だ!それ駄目ですよ。
冤罪っていう言葉だけは簡単に使わないでください。
うちらもそこだけはすんげえ気を付けてやってるんで。
なのでまあこのことはじっくり時間をかけて調べていきます。
あなたには別件の容疑が出てきましたのであらためて逮捕起訴される可能性があります。
千佳。
調子こいてんじゃねえぞお前。
昔は俺らの仲間だったじゃねえ…。
まともに生きてねえやつがまともに生きてるやつ非難すんのはおかしいだろ!久利生さん。
一番参っちゃってんのは麻木の方なんだよ。
昔の仲間が犯罪者になってこんなとこに来るなんて思ってなかったんだから。
仲間裏切ったのはお前の方じゃねえかよ。
もうこの辺にしましょう。
でも飛田さんね。
もしゆうべ麻木がケガでもしてたらこんなもんじゃ済まなかったですからね。
ねっ?
(末次)やった。
(美鈴)ありがとうございました。
川尻部長。
お世話になりました。
(川尻)いやー。
助かったのはうちの方だ。
2人が来てくれてこっちの事件まで片付いた。
う…宇野君。
宇野君は?
(小杉)あっ。
まだいらっしゃってません。
(川尻)何でこんな日に遅刻するんだ?末次さん。
(末次)私に言われても。
(美鈴)元気でね。
末次さん。
(末次)美鈴さんも。
(小金沢)中村検事のサポートは僕に任せてください。
(末次)よろしくお願いします。
(小杉)あっ。
おはようございます。
おはようございます。
(遠藤)モーニン。
モーニン。
おはようございます。
あれ?美鈴さん。
(美鈴)これから京都に帰るの。
(小金沢)その前にご挨拶をと。
あっ。
そうなんだ。
お疲れさまでした。
(一同)お疲れさまでした。
(川尻)おい。
下で宇野検事見なかったか?
(井戸)いや。
見ませんでしたけど。
(川尻)来ないんだよあいつ。
(田村)えー?中村検事にあれだけ世話になったのに。
(遠藤)礼儀知らずの若造だな。
この野郎。
(美鈴)あっ。
いいのいいの。
そういうのこだわりませんから私。
ウフフ。
じゃあ皆さん。
さようなら。
(小金沢)失礼します。
(遠藤)お疲れさまでした。
(美鈴)じゃあね久利生君。
また。
(美鈴)うん。
またね馬場ちゃん。
(礼子)招待状待ってます。
(田村)招待状?
(礼子)結婚するんですって。
中村検事。
(小金沢・末次)ええっ!?
(美鈴)あっ。
ちょっ。
誰?誰?みんなの前で言わないでよ。
(井戸)相手は誰ですか?
(遠藤)えっ?まさかあの顔の濃いでかい?あの?うっしょしょしょ。
ちょっと。
京都の呉服屋の次男坊よ。
えー?すてき。
(久利生・礼子)でしょ?そうなの?
(田村)玉のこしなんだ。
中村検事ならいい男つかまえただろう。
(美鈴)はぁい。
(井戸)末次さんが固まってます。
(遠藤)末次さんは大好きな女性検事他にもいるでしょ?ああ。
そうだ。
そうだよ。
僕には礼子さんがいる。
・
(小杉)宇野検事がいらっしゃいました。
(川尻)ああ。
間に合った。
(遠藤)おいおいおいおい。
おはようございます。
(遠藤)おはよう。
間に合ってよかったです。
お世話になりました。
中村検事。
小金沢さん。
(田村)どうしたんだ?
(遠藤)宇野っち?
(宇野)僕も今日からジーパンで仕事をすることにしました。
(遠藤)いや。
宇野っち。
(宇野)別に久利生さんのまねをしてるわけではありませんから。
(遠藤)横に並んじゃうとさ。
(宇野)僕の中にある…。
シャツ出せ。
シャツ出せ。
(宇野)えっ?シャツ。
(遠藤)何?中にある?
(宇野)あっ。
僕の中にある。
あのう。
不良な俺がいるっていうか。
ヤンキーな俺がいるっていうか。
(川尻)宇野君。
それは違うだろ。
(井戸・田村)違うな。
違いますね。
(宇野)えっ?普通に久利生君のまねだし。
(礼子)ですよね。
礼子さん。
(遠藤)っていうか似合ってないし。
うん。
全然似合ってない。
いや。
お前は褒めろよ。
どうして?だって全然。
いや。
だってお前。
いや。
でもいいと思うよ。
(遠藤)いや。
よかないよ。
あのね。
ケミカルウオッシュ久しぶりに…。
(川尻)宇野君!家に帰って着替えてきなさい。
着替えてこい!
(遠藤)行け。
走れ。
走れ。
ほら。
走れ。
(美鈴)じゃあ。
(遠藤)えっ?
(美鈴)私も。
(一同)ああ。
そうだった。
(遠藤)気を付けて。
(美鈴・礼子)お疲れさまでした。
(一同)お幸せに。
(美鈴)ありがとう。
(小杉)ご苦労さまでした。
(美鈴)ご苦労さまでした。
(小杉)ご苦労さまでした。
(遠藤)よかったね。
お前はちゃんと褒めろよ。
いや。
だって全然似合ってなかったじゃないですか。
だからそうじゃなくて。
何で?あっ。
すいません。
あのう。
俺は大丈夫っすか?これ。
いまさら言うな!2015/07/30(木) 14:55〜15:50
関西テレビ1
HERO #04[再][字]【久利生の活躍をおさらいして映画を見に行こう!】
京都地検より中村美鈴検事が登場!新旧事務官バトル勃発!過去に裏切られた女…犯罪者となった昔の仲間との再会が、麻木に思いもよらない危機をもたらす!お前は俺が守る!
詳細情報
番組内容
城西支部に京都地検から女性検事が出張してくる。その検事は、久利生公平(木村拓哉)や遠藤賢司(八嶋智人)、末次隆之(小日向文世)には懐かしい仲間、中村美鈴(大塚寧々)だった。美鈴には事務官の小金沢克雄(温水洋一)が同行している。宇野大介(濱田岳)が取り調べている健康器具詐欺の被疑者、土井垣次郎(西村和彦)が、関西でも同じ犯罪を行っていたため、美鈴はそちらの件での取り調べを行うことになる。
一方、
番組内容2
久利生は麻木千佳(北川景子)とマンホールの蓋を盗もうとして逮捕された飛田丞治(阿部亮平)を取り調べ。飛田は素直に犯行を認めた。しかし、久利生は逮捕から3日しか経過していないのに、飛田に寄せられた多くの減刑嘆願書が気にかかる。そんな取り調べ中、飛田がいきなり千佳を呼び捨て。千佳と飛田はかつての知り合いだった。
宇野は口八丁な土井垣の取り調べに大苦戦。ところが、美鈴が土井垣を取り調べると、あっさりと
番組内容3
詐欺を認めさせてしまった。美鈴の華麗な取り調べに、宇野は負けたとショックを受ける。
久利生と千佳はマンホール窃盗の捜査。案内の警察官によると、付近では他にもマンホールの盗難があり、公園からは金属性の滑り台も盗まれていた。久利生は共犯者を疑い、飛田の嘆願書を書いた人に話を聞きに行く。その中にも、かつての仲間がいたため千佳の素性は次々と明るみに。そんな捜査中、久利生と別れた千佳が何者かに襲われ…。
出演者
久利生公平(東京地検城西支部検事)
: 木村拓哉
麻木千佳(東京地検城西支部事務官)
: 北川景子
田村雅史(東京地検城西支部検事)
: 杉本哲太
宇野大介(東京地検城西支部検事)
: 濱田岳
井戸秀二(東京地検城西支部事務官)
: 正名僕蔵
馬場礼子(東京地検城西支部検事)
: 吉田羊
St.George’s Tavern マスター
: 田中要次
出演者2
小杉啓太(城西支部警備員)
: 勝矢
川尻健三郎(東京地検城西支部部長検事)
: 松重豊
遠藤賢司(東京地検城西支部事務官)
: 八嶋智人
末次隆之(東京地検城西支部事務官)
: 小日向文世
牛丸豊(東京地検本庁次席検事)
: 角野卓造
【第4話 出演者】
中村美鈴
: 大塚寧々
小金沢克雄
: 温水洋一
土井垣次郎
: 西村和彦
飛田丞治
: 阿部亮平
スタッフ
【脚本】
福田靖
【企画】
鈴木吉弘
【プロデュース】
渡辺恒也
【演出】
平野眞
【音楽】
服部隆之
【制作】
フジテレビドラマ制作センター
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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