めんどくさくなってきたよ。
もうこれめんどくさいからあげる。
いやいらないよ。
めんどくさい。
もらってよ。
さあ君はどう考える?何?車?今日は車を一点で立たせることに挑戦。
できるの?だれもが当たり前だと思っている自然の法則や科学の知識。
でもそれは本当なのでしょうか。
答えはやってみなくちゃわからない「大科学実験」で。
あ〜この一点で立たせたいんだ。
難しそうだね。
一点で立ってる。
何で?左右のおもりに関係があるのかな?おもりがないと…。
おもりにはどんな秘密があるんだろう?おもりのついたアームをいろんな向きにつけたんだ。
ダメだ。
落ちる。
さっきのものは…これだけ特別?あっ!立った!立つものと立たないもの。
ちがいは?立つものはこの支える点より下におもりがある。
どうしてたおれないのかな?立つものをかたむけると…もどる。
おもりで左右のバランスがとれてるみたい。
じゃあ前後にかたむけたら?あ〜おもりが落ちようとしている。
逆に上の部分は元にもどされるんだね。
おもりが上の場合は…元にもどす力が働かないんだ。
支える点より下におもりをつければかたむいてももどる力が働くみたいだね。
これで本も立てられるんじゃない?あれ?本が重すぎるんじゃない?さっきより重いおもりを用意したんだ。
このおもりではどうかな?もっと重いおもりでやってみよう。
立った!ものを一点で立たせるにはおもりの重さも関係あるんだね。
おもりをつける高さと重さを工夫すればどんなものでも一点で立つんじゃない?えっ?車?車を立たせるの?まず車をのせる柱を組み立てる。
高さ3.5m。
柱の上に立たせる車はこれ!使えなくなったトラックだ。
ガラスやガソリンタンクは外してある。
支えるのはこの一点。
トラックの重さでつぶれないように補強してある。
アームの長さは4.6m。
先端におもりを入れることができる。
うまくいけばこうなるはず。
アームをふくめた重さは1tをこえる。
おもりの位置は支える点よりも下にした。
8時間後ようやく準備完了。
さあ大実験だ!トラックを柱にのせて…支える点を柱の真ん中へ。
セット完了!クレーンで落ちないように支えてるんだね。
アームにおもりを入れていこう。
まず左右30個ずつ。
片方174kg合計348kgだ。
つるしたロープをゆるめてもトラックが立ったままだったら成功。
クレーンを下げていく。
あ〜横にかたむいていく。
このままロープをゆるめたらトラックが落ちちゃうよ。
おもりが軽すぎるんじゃない?おもりを増やそう!今度は合計580kg。
(風の音)風強くない?だいじょうぶ?トラックが左に落ちそう!危ないね。
風でロープがずれないようにストッパーを装着。
実験再開。
クレーンを下げてみよう。
う〜んやっぱりこのままじゃ落ちちゃう。
よし!どんどんおもりを足していこう。
あれ?トラック立ってない?ロープがゆるんでる。
一点で立ってるんだ!大成功!立った時の重さは左右で重さがちがうんだ。
アームと合わせて1,100kgのトラック。
今回の実験ではおよそ700kgのおもりを使って一点で立たせることができた。
だからやってみなくちゃわからない。
「大科学実験」で。
2015/07/30(木) 09:40〜09:50
NHKEテレ1大阪
大科学実験「立て!トラック」[字]
大スケールの実験をスタイリッシュな映像で描く科学教育番組“大科学実験”。今回は、トラックの両側に、やじろべえのようにおもりをつけ、一点で立たせることに挑戦。
詳細情報
番組内容
ものを一点で立たせるのは難しい。でも、やじろべえは一点で立って、倒れない。それは胴体についているおもりに秘密がある。おもりによって、重心が立つ点よりも下に下げられているのだ。そのため胴体が傾くと重心が持ち上がり、それが落ちようとして胴体を元に戻す。おもりをのせるアームも含めて1トンを越えるトラック。おもりをのせていき、トラックを一点で立たせることはできるだろうか? 【ナレーション】細野晴臣
出演者
【語り】細野晴臣
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
趣味/教育 – 幼児・小学生
趣味/教育 – 中学生・高校生
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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