日本でも人気のハワイアンジュエリー。いかにもハワイらしいデザインは大自然をモチーフにしたものがほとんどで、それぞれに意味があります。現地で一生の記念になるジュエリーを買う前に、ハワイアンジュエリーのモチーフと意味を少し予習しておきましょう!ジュエリーだけでなく天然素材のアクセサリー狙いの人にも役立ちますよ。
ハワイアンジュエリーのモチーフ一覧
ハワイアンジュエリーに使われるモチーフには、それぞれ意味があります。ただし、モチーフの意味は民間口承のため、尋ねる人によって返ってくる答えが異なるもの。また、デザイナーが自分のイメージ通りにモチーフを組み合わせて新しい意味を表現するケースも増えています。それでは、実際によく使われるモチーフとその基本的な意味を見てみましょう。
プルメリア (Plumeria)
ハイビスカス (Hibiscus)
モンステラ (Monstera)
ウミガメ (Honu)
クジラ (Whale tail)
ゲコ (Gecko)
釣り針 (Fish Hook)
ハワイアンジュエリーの歴史と現在のトレンド
ハワイの伝統的な貴金属の代表といえば、金のブレスレット(バングル)。結婚指輪のようにずっと着けっぱなしにされることが多く、新調するときは予算に合わせて幅や厚みを選びます。
そんなハワイアンジュエリーの起源は、1860年代。イングランドと親交の深かったハワイに、イングランドのビクトリア女王の夫、アルバート王配逝去の知らせが伝わったことが始まりです。喪に服すイングランドでは、黒のエナメルや黒い宝石であるジェットをあしらったジュエリーだけが着用を許され大流行していました。当時のトレンドは、花や蔦、渦巻(スクロール)といったデザインの彫刻。ハワイ王室はそれに習い、リリウオカラニ女王(当時は王女)も同様のジュエリーを作らせ喪に服したといいます。今でも当時に流行したデザインはハワイアンジュエリーの伝統として残っています。また、それが一般に広まったのは、1893年にリリウオカラニ女王がポフカイナ女学校の校長に「アロハオエ(愛をあなたへ)」と刻印したブレスレットを贈ったことがきっかけです。これによって、大切な人にメッセージを込めた貴金属を贈ることが流行し、文化として定着しました。
さらに、現在ではそれにハワイらしいモチーフが融合し、独自の発展を遂げています。刻印や黒のエナメル加工で記された文字だけでなく、ジュエリーにモチーフの意味も込められるようになっているのです。また、表面に柄を彫刻するだけでなく、モチーフの形に鋳造したデザインも増えました。現在のトレンドは、プルメリアやウミガメをモチーフにしたジュエリー。リングやブレスレットはもちろん、ペンダント、イヤリング、ブローチまで、欲しいアイテムを探してください。
好きな言葉をハワイ語で刻印したり、モチーフの意味を読み取ったりできると、ジュエリー探しが楽しくなります。自分だけの特別なメッセージのこもったハワイアンジュエリーを手に入れて、一生の思い出にしてくださいね。