現代のハチ公:飼い主のいる天国へ 病院で衰弱死

毎日新聞 2015年07月30日 14時42分(最終更新 07月30日 16時14分)

飼い主のもとに旅だったシロ=2015年6月20日、祝部幹雄撮影
飼い主のもとに旅だったシロ=2015年6月20日、祝部幹雄撮影

 急死した飼い主を、空き家となった北九州市小倉北区の自宅で待ち続けて注目された「現代のハチ公」シロが29日、入院中の田川郡の動物病院で死んだ。30日、みやこ町勝山池田671の西日本動物霊園・動愛園行橋霊園で葬儀がある。

 白の紀州犬ミックスで3歳の雄。飼い主の女性が今年5月に急死した後、2カ月近く自宅に1匹で住み続けていた。その後、赤村のボランティア女性が預かったが、飼い主を思うあまりか、ほとんど餌も食べずに衰弱。入院して点滴や輸血を受けていた。【祝部幹雄】

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