きょうは随分緑の多いとこに来たんですけども。
気持ちいいですね。
はい。
つくばなんですけどもね…ふ〜ん…。
国土地理院興味なさそう。
そうなんですよ。
地理。
地理とか地図とか。
もう全然分かんないもん。
ワオ!信じられない!今回の舞台国土地理院ってすんごいとこなのに
明治初期から140年間ひたすら地図を作り続けてきた国家機関
そうここで生まれる地図こそ…
今回地図作りの現場に潜入。
ミリ単位の正確さを誇る超絶ワザを目撃
お〜スゲエ細かい!あすごい!これはすごいわ!
地図作りのパイオニアあの伊能忠敬のお宝地図を発見!
これすごいな。
こんなに精密に。
うわうわうわ!
魅惑の地図ワールドが今宵あなたをロックオン!
・こっち〜!
(田中)あれ?誰か呼んでますよ。
上に乗ってますけど何ですか?遠いなまた。
・ちょっと面白いから来て下さい。
(田中)遠くないですか?もうちょっとこの辺から…。
ここから始めてればよかったね。
来て来て来て!どうも。
よろしくお願い致します。
とよた真帆です。
(田中)とよたさんどうしたんですか?とよたさん?
芸能界きっての地図好き女優とよた真帆が参戦。
そして測量一筋40年豊田友夫。
とよた&とよだでいざ出発!
これ地図!
(とよだ)すごくない?
(田中)すごい!
(田中)地球を模してるんですね。
実物大は今俺らがいるとこだよ。
この丘は地球を20万分の1にして日本周辺を切り取ったもの。
国土地理院印の超精密地図だ
仮に目の高さが1m50だとすると300km上空から見てることになります。
300km!若田さんがこの前まで船長やってましたけれど…そんな…じゃこんな感じで見えてるの?若田さん!そっか。
(とよた)若田さん目線。
ご覧あれ!宇宙ステーションから日本を見るとこんな感じ
地理院に来れば憧れの宇宙旅行もできちゃう?
小笠原こちらです。
大体これ東京から1,000km離れています。
ね!これだって大変なあれだもんね。
これだって船で行くとね26時間ぐらいかかるんですよ。
行きましたけど。
(田中)行きました?
(とよた)行きましたよここ。
(田中)いいね面白いね。
ずっと見ていたいね。
子どものころ。
そうですか。
地理院のすごさにようやく気づいたな
実は日本の全ての地図は地理院が作るものから出来ている。
今やドライバーにとって欠かせないカーナビ。
便利に行き先を探せる地図アプリ。
我々の生活と地理院は切っても切り離せないのだ
とその時!
あびっくりした!何か来たよまたほらゆるキャラがまた。
笑顔の裏で燃える地図への熱い情熱…
今日は暑いだろ。
気持ち悪いゆるキャラだ。
でもゆるキャラってこういうほうがいいですよね。
人に近いんだよな。
何か持ってきた。
地図だな。
何だろうね?宝の地図かな。
あ〜ありそうですね。
「地図づくりの…」。
(田中)もう全然マッピーもう。
不器用なマッピーくんに代わってミッション!
(田中)マッピーくん。
え何?ご案内しましょう。
あれマッピーどうしたの?走ってるけど。
(とよた)もう限界かな。
現れたのは1機の古めかしい飛行機。
地理院のお仕事と一体どんな関係が?その正体を暴くべく機内へ潜入
(田中)お〜お〜!スゲエ!かっこいい。
うわすごい!お〜いいね!いいね!これ?あこれがカメラ?でかいんですよカメラが。
でかいねこれ。
(田中)これでもどうやって撮るの?ここにフィルムが入ってます。
カメラがあって。
で普通に写真を撮るイメージでいいんですけれど。
国土地理院では50年以上にわたって航空写真専用の飛行機を飛ばしている。
精密な地図作りは高度数千メートルから人の手で地上を撮影することから始まるのだ
(田中)太田さん太田さん。
うん?
(田中)何してるの?操縦操縦。
本当に2万5,000分の1の地図をつくる…直したりする時は…そうでしょ。
してたのかもしんないけど太田さん話を聞いて。
このカメラ見てごらん。
これ。
それカメラですか。
(田中)これがカメラだって。
カメラを外してみるとそこには!
(とよた)うわすごい!
(田中)穴が出てきました。
見てこれ!ほら!そういうイメージで。
はい。
(田中)へえ!これで写真を撮ってそれで地図をつくるという。
写真はですね上から…。
ここからウンコしたらどうなる?ウンコしたくなっちゃった。
パッと散りますよね。
でも大丈夫でしょ?恐らく。
大丈夫って何が?ウンコをここからしたとしたら。
いや〜カメラを載っけてますから…そういう問題じゃないでしょ。
豊田さん真面目すぎです。
(とよた)はい先生何でしょう?こんなふうに飛んできて写真を撮ります。
地図のための航空写真は独特の撮り方をする。
わざわざ60%ずつ重なるようにして連続して撮っていく
この60%の重なりこそが正確な地図づくりに欠かせないという
一体どういうことなのか?その答えを探るべく一行はある場所へと向かった
先ほど撮ったというか飛行機で撮った写真が例えばこのようになりますけれどこれを使ってのぞくんですけれど…え?つくるっていったって…。
こちらで地図が描かれる。
描けるというかね。
そうです。
手書き!?
30年ほど前まで活躍していたこの機械
60%重ねて撮った2枚の航空写真を置いて左右それぞれの目で見るという
60%の重なりそれは人間が両目で物を見るのと同じ重なり方だ。
そのため人がこの機械で2枚の写真を見るとまるで上空から見下ろしたかのように立体的に見えるのだ
わざわざこんなことをするのは1枚の写真だけだとレンズによってゆがみが出てしまうため。
しかし立体的に見るとあ〜ら不思議ゆがみが消える!
そして両目で見た正確な地表の様子を地図に描いていくのだ
といってもよく分からないのでまずは田中が挑戦してみる
見えますか?あ今見えますね。
あ!あこれでね移動してるんだ。
描いてみ。
(とよた)面白いですね。
今回は答え合わせのため下に実際の地図を敷いておく。
田中が描こうとしているのはこの細い道路だ
自分で操作しながら。
(田中)これは難しいです!
(田中)これでも…。
あ〜あひどい。
(田中)難しすぎるよこれ。
これで地図をつくってたわけです。
地図台なしになっちゃってる。
ここで登場したのが磯部民夫。
この機械であまたの地図を描いてきたスペシャリストだ。
早速お手並み拝見
すごい。
ぴったりだ。
(とよた)あ〜ホントだ!
この機械は右手のハンドルを回すとペンが縦方向に動き左手で横方向に動く
左右の手を別々に操るというスゴ技を駆使してあらゆる方向に描いてゆくのだ
…ちょっと上に描いてまたペンを下ろしてまた下描きます。
でまた左側を描いていきます。
これはすごいわ!
そのようにしてつくられたのがこれだ。
道路だけでなく1軒1軒の建物まで実に細かく描き込んである
10cm描くのに4〜5日!これ1か月かかるんだ。
もしかしたら1か月以上かかるかもしれない。
(田中)うわ〜そりゃ大変だ!全然想像だにしなかった。
これは知らなかったね。
想像もできない。
こんなふうにつくってたとはね。
でも…ず〜っと地図!
暮らしに欠かせない正確な地図。
それは空と地上の知られざる技術者魂のたまものだった
「探検バクモン」
さまざまなデジタル機器が発達した現代地図づくりはどう進化しているのか?
こちらが最新鋭の…
3D眼鏡をかけて画面を立体的に見る。
しかしよくよく見ると…あれ?これは!
これはデジタル図化機なんですけども原理は全く一緒。
(田中)一緒なんだ!地理院の職員でですねデータの取得に慣れてくるとこのハンドルを操作することによって地形をより精密に描くことができるんですけどもやはり慣れるまでにちょっと時間がかかるものですから。
中野さんはもうこれで?そうですねはい。
長くやってます。
眼鏡をかけて頂くとですねここに…お〜ホントだ!
そこは今最もホットな場所。
小笠原諸島の西之島だ。
噴火を繰り返し日々形を変えている
正確な地図をつくる技術を駆使して変わりゆく地形を克明に記録しているのだ
中野さん実際に。
はい。
(中野)今ここがちょうどメスマークと呼ばれるこの赤い点が…
(中野)なぞっていくことによって。
ここだよ難しいのは。
お〜!
(拍手)
(とよた)すごい!すばらしい!やるなぁ。
…というのがすごいよね。
現代の地図づくりはデジタルとアナログの高度なハイブリッドだった
「探検バクモン」
続いて一行が向かったのはなんとテレビ初公開という秘密の場所
え〜と担当している…。
志田と申します。
(一同)よろしくお願いします。
ここは特別収蔵庫といいまして古い地図など貴重な資料を保存してる所になります。
禁断の扉が今開かれる
えっ!そうなの!?ほとんどの人は入ったことないんです。
ここの場所を知らないんです。
職員の方もほとんどあまり…。
職員でもほとんど知らないというこの特別収蔵庫。
江戸初期の地図など貴重な資料およそ3,000点が保管されている
これは江戸の街を詳細に記した貴重な資料。
いわば住宅地図のはしりだ。
当時家には表札は掛かっておらず目当ての家を見つけるのに苦労していた。
そのためこの地図が出版されるやいなや大好評に。
こちらは明治初期陸軍が首都防衛のためにつくった珍しい地図。
この地図の特徴は川の深さが細かく記されていること。
軍の移動に必要だった。
反乱に備えなければならなかった当時の緊迫した雰囲気が伝わってくる
お宝の中を行く一行の前にとんでもない地図が
伊能図ですよ。
うわ〜でかいよ!これはすごいよ。
巨大な箱に恭しく収められた伊能図とは?
およそ200年前日本中を自分の足で歩いて測量した超人伊能忠敬の地図
原本は既に消失してしまったがここで保管しているのは数ある模写の中でも特に貴重なものだ
「関東」。
(田中)ホントね。
(とよた)すご〜い。
ありゃ〜!うわ絵みたい。
絵みたい!ホントに。
絵みたいですね。
水彩画みたいな。
(田中)うん。
これすごいな。
縦およそ3m横1.5m。
関東全域から伊豆諸島に至るまで精密に描かれている
よくこういうね!ご覧になって何かお分かりになりますかね?…行ったということで。
そうです。
おっしゃるとおりです。
海岸線が。
海岸線を重点的に測量した伊能。
当時日本の近海には西洋列強の船が相次いで現れていた。
それに危機感を持った幕府が伊能に命じたのだった。
地図に描かれた赤い折れ線は伊能が実際に測量して歩いたルートだ。
まさに一歩一歩海岸線を測っては描いていった
17年4万キロに及ぶ人生を懸けた旅。
伊能の地図は現在のものとほぼ一致するきわめて正確なものだった
何せだって行くだけでもすごいのにそれをまたちゃんと測量してしかもこんなきれいな。
いろんな才能が全部ないと。
そうそう。
1個だけじゃないです。
正確な地図を作りたいという一心で歩き続けた伊能。
その執念がこの地図には込められていた
「探検バクモン」
国土地理院にはなんと伊能魂を受け継ぐチームがあるという
道路や町並みは年々激しく変わる。
ここではそれらを漏らさず調査し正しく地図に反映させるべく日夜汗を流している
ここでミッション
主に…移り変わりが激しいから。
そうですね。
都市部で5年。
都市部で5年。
おおむね5年。
そうです。
例えばこれは東京湾岸の地図。
戦前から現在までおよそ5年ごとの変化だけでもこのとおり
地道な現地調査も欠かせない。
空からだけでは分からない変化もたくさんあるからだ
例えば…そういった建物がたくさん最近出来てますよね。
多いですよね。
そういったケースの時は…昔ねよく…いましたね。
今もたまに見ますよね。
学校帰りに見る?学校通ってないから。
学校帰りじゃなくてもいいんでしょ?ふだんでも。
だから見ないのか。
学校行ってないから見ないんだな。
(とよた)あ〜大変だ。
登山道のことは頭になかったね。
今表示しているのがですね……の所の秩父の辺りなんですけども以前まではこの水色の表示にされてあったと。
でここで…
(伊東)その軌跡がこの赤線。
(田中)あ〜なるほど!
登山道は土砂崩れなどの影響で変わることもある。
地図のルートが間違っていては山で遭難する危険すらある。
地図は人の命を守る重要な情報でもあるのだ
そこで地元の人々と協力して大規模に登山道の調査を行い地図に反映させる取り組みも始まっている
今だと…ああいうのよりは先にとかいう気持ちはあるんですか?グーグルアースとかああいうのが頑張ってるじゃないですか。
やっぱり国土の管理ですとかあとは災害対応ですとかやっぱりそういったことを考えると……いけないという気持ちは常に持っています。
我々の日々の暮らしは現代のチーム伊能の地道な活動によって支えられていた
最後に一行が向かったのは異彩を放つ巨大建造物
これすごいですね。
この巨大パラボラアンテナははるか宇宙のかなたからの電波を受信するという。
一体何のために?
例えば…そうです。
えそんなに?近づいてます。
ホントに?数センチ?はい。
6センチも動いてんですか。
わずかですけどね。
そう!このアンテナによってハワイと日本が毎年6センチずつ近づいていることが初めて分かった
今や測量はついに地球を飛び出し宇宙を使って行う時代になったのだ
ここで突然この巨大アンテナが超意外な素顔を見せた
うわうわうわ!すげえびっくりした!ゆっくり動くのかと思ったら。
いやこんな感じです。
こんな速く動くとは思わなかった。
うわかっこいい!…まさにそういう感じですよ。
でもホントに…地図とか地理とか大の苦手な太田さんにとってどうでした?今日は。
最初バカにしてたんですけどね。
まずそのスタートおかしいだろ。
いやでもすごいスケールなんだなっていうのとやっぱり伊能図のすばらしさは改めてすごいなと思いますね。
そしてもうとうとうこんな。
ここまで来ました。
宇宙からの電波まで。
これがないと日本がどこだか分かんなくなっちゃう。
分かるわ。
すごいもんです。
2015/07/29(水) 22:55〜23:21
NHK総合1・神戸
探検バクモン選「日本まるごと ハイ地〜図!」[解][字]
日本のオフィシャル地図を作り続けて140年、「国土地理院」で魅惑の地図ワールドを堪能!謎の穴あき飛行機や、ベテラン技術者の超絶技巧、TV初公開のお宝収蔵庫も!
詳細情報
番組内容
明治以来、日本のオフィシャル地図を作り続ける国家機関「国土地理院」に大潜入!まずは地図の上で宇宙旅行!?そして地図づくりに欠かせないという謎の穴あき飛行機にも搭乗!地図作り一筋36年、ベテラン技術者の神業に仰天したかと思えば、職員さえ場所を知らないTV初公開の収蔵庫で“歴史的大地図”と感動のご対面。さらに、なんと「宇宙からの電波」で地球をまるごと測量?いったい何がわかるのか?その真実も明らかに!
出演者
【ゲスト】とよた真帆,【司会】爆笑問題(太田光・田中裕二),【語り】木村昴
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
バラエティ – 旅バラエティ
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