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ボストンが2024年五輪立候補を取りやめ7月28日 8時50分
東京オリンピックの4年後、2024年に行われる夏のオリンピックとパラリンピックの招致を目指し立候補する予定だった、アメリカのボストンが、大会運営で赤字が生じた場合、市が全額を補償することに難色を示し、立候補を取りやめることになりました。
ボストンはことし1月、アメリカ国内の4つの都市の中から選ばれ、2024年のオリンピックとパラリンピックの招致を目指し立候補することが決まりました。
しかし、ボストンのウォルシュ市長は27日の記者会見で、アメリカオリンピック委員会から、大会運営で赤字が生じた場合、市が全額を補償するよう直ちに求められたことを明らかにしたうえで、「市の将来を担保に入れることを拒否する」と述べ、現時点では市の予算で大会の赤字を補うことはできないとしました。
このあと、アメリカオリンピック委員会が声明を出し、ほかに立候補を意思を示しているパリ、ローマ、ブダペストやトロントなどのライバル都市を挙げたうえで、「ボストンの開催計画では、ほかの都市を上回ることはできない」として、立候補を取りやめることでボストン側と合意したと発表しました。
そのうえで、国内のほかの都市を代わりに擁立することを検討するとしていて、アメリカのメディアでは、ことし1月まで候補地だったロサンゼルスが有力視されています。
立候補の届け出はことし9月に締め切られ、開催都市は2017年に開かれるIOC=国際オリンピック委員会の総会で決まります。
しかし、ボストンのウォルシュ市長は27日の記者会見で、アメリカオリンピック委員会から、大会運営で赤字が生じた場合、市が全額を補償するよう直ちに求められたことを明らかにしたうえで、「市の将来を担保に入れることを拒否する」と述べ、現時点では市の予算で大会の赤字を補うことはできないとしました。
このあと、アメリカオリンピック委員会が声明を出し、ほかに立候補を意思を示しているパリ、ローマ、ブダペストやトロントなどのライバル都市を挙げたうえで、「ボストンの開催計画では、ほかの都市を上回ることはできない」として、立候補を取りやめることでボストン側と合意したと発表しました。
そのうえで、国内のほかの都市を代わりに擁立することを検討するとしていて、アメリカのメディアでは、ことし1月まで候補地だったロサンゼルスが有力視されています。
立候補の届け出はことし9月に締め切られ、開催都市は2017年に開かれるIOC=国際オリンピック委員会の総会で決まります。