整備計画の見直し。
国際オリンピック委員会の理事会に報告しました。
こんばんは、ニュース7です。
まず、5年後の東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場についてです。
整備計画を白紙にしたゼロからの見直し。
東京オリンピック組織委員会の森喜朗会長がマレーシアのクアラルンプールを訪れ、IOCの理事会で報告しました。
バッハ会長をはじめ、理事会の理解は得られたんでしょうか。
大会の顔ともいうべきメインスタジアム。
その整備計画を見直すという報告を前に、森会長は。
安倍総理大臣が今月17日に、新国立競技場の整備計画の見直しを発表してから初めて開かれるIOCの理事会。
森会長が、見直しを含めた整備計画を報告しました。
理事たちから批判の声は特に上がらず、計画は了承されたということです。
IOCのバッハ会長は会見で、世界で最も高額な競技場を建てたくないという考えは理解できるとしたうえで、次のように述べました。
注目される新国立競技場の整備計画の見直し。
当初のデザインを手がけたイラク出身の建築家、ザハ・ハディド氏の事務所は、安倍総理大臣に対し、計画見直しを手伝う準備があることを書面で伝えたと発表しました。
事務所側は、NHKのインタビューに対し、空調などの設備を削れば、1800億円程度に収まるとして、計画の見直しに積極的に関わる意欲を示しました。
これについて菅官房長官は。
こうした中、遠藤オリンピック・パラリンピック担当大臣と、日本陸上競技連盟の横川会長が会談。
横川会長は、新しい国立競技場で、陸上の世界選手権が開けるよう、常設の練習用のサブトラックを併設することなどを申し入れました。
さらに遠藤大臣は、全国知事会議に出席。
大会の成功に向けて協力を求めました。
整備計画の策定に向けて、遠藤大臣は記者団に対して、東京都の舛添知事から関係閣僚会議で意見を聞くほか、今週にもアスリートらからの意見の聞き取りを始めたいという考えを示しました。
いよいよヤマ場を迎えました。
TPP・環太平洋パートナーシップ協定の閣僚会合が、ハワイで始まりました。
その交渉のテーブルに参加しているのは、ご覧の12か国です。
きょう各国は、今回の会合で、大筋合意を目指す方針を確認しました。
そして、新たに分かったことです。
日本政府がバターと脱脂粉乳について、ニュージーランドなどとの間で、今の関税率を維持しながら、一定量に限って、より安い価格で輸入する新たな枠を設けることで合意できないか、調整していることが分かりました。
きょうから4日間の日程で、ハワイで始まった閣僚会合。
甘利経済再生担当大臣は、交渉の命運を左右する極めて重要な会合だ。
すべての閣僚が最後の閣僚会合にするという思いを共有しなければならないと述べ、大筋合意を目指して、各国に歩み寄りを求めました。
そして各国は、医薬品の開発データを保護する期間などの難航分野で政治決着を模索し、今回の閣僚会合で、大筋合意を目指す方針を確認しました。
一方、これまでの交渉で日本が関税撤廃の例外とするよう求めている農産物5項目のうち、乳製品のバターと脱脂粉乳について、日本側がアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドとの間で、今の関税率を維持しながら、一定量に限って、今より安い価格で輸入する新たな枠を設けることで合意できないか、調整していることが分かりました。
また国有企業への優遇措置の是正では、多くの国有企業を抱えるマレーシアなどに配慮する形で、小規模な企業や、資源開発に関わる企業などには、例外的に優遇措置を認めることが検討されていて、具体的な対象企業を絞り込む作業が進められています。
東京・調布市の住宅街に小型機が墜落し、3人が死亡した事故で、きょう、現場から小型機のエンジンなどが回収されました。
現場の状況などから、小型機は、左の翼が住宅のアンテナや屋根に衝突して、墜落した可能性があることが分かりました。
墜落した飛行機の焼け残った尾翼部分をクレーンで引き上げています。
3人が死亡、5人がけがをした、東京・調布市での小型機墜落事故から3日。
現場検証とともに、小型機のエンジンや、尾翼部分などの回収作業が進められました。
水平尾翼は左右とも残っていましたが、垂直尾翼はついていません。
そして住宅の破片などに埋もれていた、エンジンと見られる部分です。
すすけていますが、形はとどめているように見えます。
警視庁は、回収したエンジンの内部などを詳しく調べて、機体にトラブルがなかったか、墜落の原因を解明することにしています。
高度が十分に上がらないまま、離陸から1分もたたずに墜落したと見られている小型機。
現場の住宅街では、小型機が突っ込んで炎上した住宅だけでなく、隣接する住宅の屋根も壊れていました。
現場検証などから、小型機は左の翼から墜落したと見られることが、警視庁への取材で分かりました。
手前の住宅のテレビのアンテナに翼が接触し、隣接する2軒の屋根に衝突したあと、墜落して、燃え上がったと見られるということです。
警視庁は、業務上過失致死傷の疑いで捜査を進めています。
さてこちらは、高級魚のマダイです。
2匹を比較しますと、上のほうが大きくなっています。
これ、新しい遺伝子操作の技術で誕生しました。
遺伝子のイメージです。
新しい技術は、遺伝子の狙った場所に切り込みを入れまして、そこに別の遺伝子を組み込むことができます。
ゲノム編集と呼ばれる技術です。
京都大学などの研究グループは、このゲノム編集で、マダイを大きくすることに成功しました。
研究を行ったのは、京都大学の木下政人助教と、近畿大学などのグループです。
和歌山県内の施設で、通常のマダイと、ゲノム編集を用いたマダイを飼育してきました。
2匹のマダイを比べてみると。
画面の右側、ゲノム編集を行ったマダイの体の幅が厚くなっています。
ふ化して1年で、大きいものでは通常の1.2倍から1.5倍の重さに育ったということです。
これまでの遺伝子組み換え技術。
組み換える場所を探り当てるまでには、何万回もの試行錯誤が必要でした。
いわば偶然に頼っている技術でした。
一方、ゲノム編集は、生命の設計図ともいわれる遺伝子を狙いどおりに操作できる技術で、おととし、クリスパー・キャス法という画期的な方法が発表され、研究が一気に進むことになりました。
この方法ですと、遺伝子の狙った場所に、はさみの役割をする物質を誘導することができます。
これによって、狙った場所に別の遺伝子を入れることが、簡単かつ正確に行なえるようになったのです。
ゲノム編集の研究は、さまざまな分野で進み、アメリカでは、肉の量が従来の2倍もある牛を開発。
日本の研究グループは、新たなエネルギー源にしようと、油の量が多い、火がつく藻を作りました。
そして高級魚のマダイ。
魚の品種改良が本格的に始まる可能性があると注目されています。
ただ、ゲノム編集がヒトの受精卵に応用され、倫理的な問題が指摘される事態も起きています。
4月、中国の研究チームが、ゲノム編集の技術を使って、ヒトの受精卵で血液の病気に関する遺伝子の改変を行ったと、論文で発表しました。
専門家は、技術を利用するうえでの基準や、ルール作りの必要性を指摘しています。
中国は、ことしを抗日戦争勝利70年と位置づけ、9月に天安門広場で軍事パレードを実施する予定です。
そのパレードに、中国側が世界50か国余りの首脳を招待した結果、ロシアのプーチン大統領など、20余りの国の首脳が出席する意向を示していることが分かりました。
韓国のパク・クネ大統領についても、中国側は、前向きな返事を受けているとしています。
北京郊外にある人民解放軍の施設。
金色の屋根に赤い壁の、天安門に似た構造物が建設されています。
9月3日に予定されている軍事パレードの訓練に使うものと見られます。
国営テレビでは、抗日戦争をテーマにした番組の予告が。
9月3日は、第2次世界大戦で、日本が降伏文書に署名した翌日に当たり、中国は去年、抗日戦争勝利記念日と定めました。
この日に軍事パレードが行われるのは初めてです。
複数の関係筋によりますと、招待された50余りの国の首脳のうち、今月中頃までに、中国側に出席の意向を示した国は、20か国余り。
ロシアやキューバなど、友好関係にある国のほか、韓国のパク・クネ大統領についても、出席に前向きな返事を受けているとしています。
ただ、EU加盟国で出席の意向を示しているのはチェコだけです。
中国が主導する、AIIB・アジアインフラ投資銀行の創設メンバーに名を連ねる、イギリスやドイツ。
そしてアメリカなど欧米諸国の多くは、出席に慎重な姿勢です。
軍事パレードという式典の性格が非友好的だとか、かつて民主化を求める多くの若者が銃弾に倒れた、天安門広場を舞台にした軍の式典は、支持できないなどとしています。
中国は日本に対しても。
日本政府は、安倍総理大臣が参加するかどうかは、まだ何も決めていないとしています。
また東南アジア諸国の中には、中国との関係は重視しながらも、日本の立場に配慮し、安倍総理大臣が談話を発表したあとの日中関係を見極めたうえで、出欠を決めたいという国が多くあるということです。
各国政府の関係者の間では、軍事パレードの目的が、抗日戦争勝利を記念すると、日本を名指ししている点に、戸惑いを覚えるという声が、少なからず聞かれます。
一方で習近平指導部は、軍事パレードを、中国の政治的影響力を世界にアピールできる格好の舞台と捉えて、各国に参加するよう働きかけを強めていて、まだ態度を決めていない各国の動向が注目されます。
次は安全保障関連法案を審議する参議院の特別委員会です。
きょうは、衆議院では質疑の機会がなかった会派も質問に立ちました。
民主党ができるだけ多くの会派が参加できるようにすべきだと求めたのに対し、自民党が、幅広い会派による質疑で、国民の理解を深めたいと受け入れ、11の会派すべてが、質疑に参加することになったんです。
審議では、政府が10本の法律の改正を1本の法案にまとめたことや、法案と憲法との適合性などを巡って、論戦が交わされました。
また、きょうの審議で、海外に派遣された自衛隊員が、正当な理由がなく武器を使用した場合の罰則が設けられていないとの指摘に対し、安倍総理大臣は、国内での法定刑と、刑法上の国外犯処罰規定との均衡を考慮して設けていない。
自衛隊法での罰則の在り方は、今回の法制とは別途、不断の検討を行っていくべきものと考えていると述べました。
ニュースを続けます。
戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火。
今も行方不明となっている6人の捜索がきょう、9か月半ぶりに再開されました。
火口周辺も、小型の無人機ドローンで捜索しました。
しかし、天候の影響で、捜索は予定より早く昼ごろ終了し、きょうは行方不明者は見つかりませんでした。
最低賃金の引き上げについて話し合う、厚生労働省の審議会。
今年度は、政府が最低賃金の引き上げを強く求める中、昨年度を上回る大幅な引き上げを、経営者側が認めるかが焦点になっていました。
およそ16時間にわたって断続的に議論を重ね、審議会は、全国平均の時給で18円引き上げ、798円とする目安を示しました。
昨年度の実績を2円上回る水準です。
最低賃金が時給で示されるようになった平成14年度以降では、最も高い引き上げとなります。
宮内庁によりますと、皇后さまは、胸の痛みの症状が見られるため、検査を受けられました。
その結果、心臓の血液の流れが悪くなる心筋虚血の疑いがあることが分かり、来月9日、東京大学附属病院で、心臓の周りにある冠動脈の精密検査を受けられることになりました。
宮内庁は、今のところ、皇后さまの公務は予定どおりだとしていますが、激しい運動や、炎天下での長い行事など、心拍数を増すような行動は控えていただくとしています。
新たに執行役1人が辞任です。
東芝は、不正な会計処理を行っていた問題で、歴代3人の社長らが辞任したのに続いて、パソコン事業などを担当していた執行役が、きょう付けで辞任すると発表しました。
また、室町正志会長兼社長を含む役員16人が、報酬の一部を返上するとしています。
東芝は、来月中旬に新たな経営陣を固めたうえで、9月下旬に改めて株主総会を開き、取締役の体制について承認を受けることにしていて、信頼回復に向けた再発防止策の取り組みを進めることにしています。
ミドリガメと呼ばれ、ペットとして親しまれている、アメリカ原産のミシシッピアカミミガメ。
川や池に捨てられて繁殖し、各地で生態系を脅かしているとして、環境省は、輸入や飼育が規制される、特定外来生物の指定に向けて、対策を強化する方針を明らかにしました。
夏の全国高校野球は、新たに4つの代表校が決定。
徳島大会は、100年前、第1回の地方大会に出場した鳴門高校が、4年連続の出場を決めました。
鳴門は、前身の旧制中学時代に第1回の地方大会に出場。
0対0の3回、ランナー3塁2塁の場面。
4番手束の3ベースヒットなどでこの回、4点を挙げます。
しかし7回は、3塁1塁のピンチ。
変化球!いい当たり!うわー、よくとった!3アウト、ファインプレーが出ました、鳴門。
セカンドのかまだ。
そして9回。
鳴門は100年の節目の年に、甲子園出場です。
気象情報は寺川さんです。
こんばんは。
こちら九州北部、遅れていた梅雨明けが発表されました。
きょうは東北の北部でも梅雨明けになり、夏本番です。
これで梅雨のない北海道を除いて、すべての地域で梅雨明けしたことになります。
今、北海道では雲の通り道となっているんですが、東北から九州、沖縄にかけては、夏の高気圧に覆われて、晴れて暑くなっています。
この暑さですけれども、あすも続くんでしょうか。
あすも北海道を除く地域ではきょうと同様、晴れて、厳しい暑さ続きますので、熱中症には引き続き注意をしてください。
また気温が上がる午後は大気の状態が不安定で、局地的な雷雨がありそうです。
こちらは発雷確率といいまして、雷が発生しやすい場所をオレンジ色で示しています。
あすは特に、東日本の山沿いや内陸部を中心に、雷雨が発生しやすいですから、特に山のレジャーなどでは、お気をつけください。
では、あすの全国の天気です。
北海道はあすも東部を中心に、局地的な激しい雷雨にお気をつけください。
3時間ごとの天気です。
地下街が水浸しです。
天井から漏れる大量の水。
インターネット上に、現場の映像の投稿が相次ぎました。
1500億円にも上る不正会計が発覚した東芝。
2015/07/29(水) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]
▽新国立競技場の見直し 森会長がIOCに報告 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】寺川奈津美
詳細情報
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