宮内庁は、皇后さまが心臓の筋肉に血液が不足する心筋虚血の疑いがあることから、来月、冠動脈CT検査を受けられると発表しました。
宮内庁によりますと、皇后さまには先月の末から胸の痛みがあり、当初、1週間に数回だった痛みが一日に数回に頻度が増してきたということです。
このため今月24日に24時間の心電図検査を受けたところ心筋虚血が疑われる所見が得られたということです。
心筋虚血は心臓に酸素を与える血管である冠動脈が細くなるなどして心臓の筋肉に血液が不足する病気で心筋梗塞につながる可能性もあります。
皇后さまは、詳しい検査をするため来月9日、東大病院で冠動脈CT検査を受けられるということで宮内庁はこの来月の検査結果を踏まえ、今後の方針を決めていくとしています。
今後、皇后さまは心拍数が上がる炎天下での長時間の公務や激しい運動などは避けながら公務を続けられるということです。
皇后さまのご病状心配ではありますけれども、次は、新国立競技場をめぐる問題です。
建設計画白紙について、組織委員会の森会長がIOCの理事会で説明をしました。
どんな反応があったんでしょうか。
マレーシアで行われているIOC理事会の会場に向かう東京オリンピック組織委員会の森会長。
新国立競技場の建設をめぐっては当初1300億円とされていた総工費が2520億円にまで膨らんだことで批判が集中し、計画は白紙に戻った今日のIOC理事会で森会長らは、建設計画が白紙になった経緯や今後の整備計画などについておよそ45分間にわたって報告した。
IOCのバッハ会長も会見で、白紙撤回に理解を示した。
IOCの理事からも異論は出なかったとのこと。
一方、前回の国際コンペで惜しくも次点だったオーストラリアの建築事務所が今後行われる見通しの国際コンペに名乗りを上げた。
こう語るのは、オーストラリアの建築設計事務所、コックス・アーキテクチャーの担当者。
これがコックス・アーキテクチャーが新国立競技場の前回の国際コンペで提案した作品。
高い評価を受けたものの強いメッセージ性に欠けるとの理由で惜しくも次点に終わったが、改めて行われる見通しの今後の国際コンペに再び挑戦する強い意欲を見せている。
この競技場は、コックス・アーキテクチャーが以前、手がけたもの。
その内部は…現在、私はメルボルン・クリケットグラウンドの中にいます。
新国立競技場の中の雰囲気はこことよく似たものになるとのことです。
この競技場は10万人が収容できグラウンドが観客席と近いのが特徴だと言う。
コックス・アーキテクチャーは新国立競技場のデザインについて、前回とほぼ同じものを出す考えを示した。
そして、適正なコストと工期などたくさんのことを提案できると胸を張る。
一方、新国立競技場の原案のデザインを手がけたザハ・ハディド氏の事務所。
安倍総理に対して書簡を送り、建設費を抑えた改良案を提示する用意があると伝えたと声明で明らかにした。
また声明では、建設計画の突然の白紙撤回について、ハディド事務所は、常に建設費を抑制したデザインをつくる用意があったのに、デザイン見直しの要請はなかったと不満を表明した。
コストが膨らんだことについては建設費の見積もりを出す前に建設会社が選ばれたことが原因とし、建設会社の選定が早過ぎると警告したものの聞き入れられなかったと明らかにした。
この新国立競技場の建設についてはあれだけ問題になった建設費とそれから工期、これが一番の課題ですよね。
その辺りを国交省の幹部に話を聞いてみました。
そういうことで今後は首相官邸の仕切りになるということです。
キーパーソンがこの人なんですよね。
彼らは実は建築や土木技術を知り尽くした官庁営繕と言って、公共工事発注のプロなんですよね。
彼らが担当することになるということなんです。
それにしましても、工期を間に合わせてしかも建設費を抑える、さらに手抜き工事も事故も許されないということで非常に難しい工事になるのは間違いないですね。
あとはプロセスの透明性ですよね。
東京・調布市で住宅に小型機が墜落し、8人が死傷した事故でこの小型機のエンジンが2004年の事故で損傷し、修理した後、交換せずに使われていたことがわかりました。
警視庁は今日、現場からエンジンなどを回収し、事故の原因を調べる方針です。
墜落した小型飛行機の回収作業が行われています。
幾つかに分けてトラックに運び出そうとしています。
クレーン車でつり上げられる事故機のエンジン。
今月26日、調布市の住宅に小型の飛行機が墜落。
機長の川村泰史さんと同乗していた全日空の社員、早川充さん、鈴木希望さんと見られる3人が死亡し、5人が重軽傷を負った。
今日、現場から事故機のエンジンや尾翼などが回収されたが、新たな事実が明らかに。
2004年、札幌市の丘珠空港で小型機は、着陸に失敗する事故を起こしていたがこのとき、エンジンが損傷し、修理に出されていたことがわかった。
小型機は事故の翌年、国の検査に合格していたがエンジンは交換されず、修理されたものが使われ続けていたと言う。
国の運輸安全委員会は、この損傷と今回の事故との関連を調べる方針。
一方、自宅の2階にいて事故に巻き込まれた鈴木さん。
去年の秋まで東京都内のペットショップに店長として勤務していた。
警視庁などは、回収したエンジンなどを分析し事故の原因について詳しく調べる方針。
こちらはTPP交渉で各国が日本に市場開放を求めている食品です。
中でも注目は乳製品のバターです。
日本は現在、国内の酪農を守るためにバターに高い関税をかけて輸入を制限しているんですよね?でもスーパーに行くと、このバターというのは今、品不足なんですよね。
ですから、各国は日本に関税をなくして輸入を増やせばいいじゃないかと迫っているわけなんです。
今日からTPPの閣僚会合がハワイで始まっていますが、痛いところを突かれた日本はどう判断するんでしょうか。
ホテルや百貨店向けにクッキーなどを製造する大阪の菓子メーカー。
今、ある材料の不足に悩んでいる。
悩みとはバターの不足。
現在は、取引先に頼んでバターを調達していると言うが…これはニュージーランド産の業務用に輸入されたバター。
国産のバターを確保できない菓子メーカーの取引先が代わりに用意したもの。
日本国内ではあまり見かけないニュージーランド産のバター。
現在ハワイで最終局面を迎えているTPPの交渉で、日本にとって最後の難問となっている。
今朝行われた日本とニュージーランドの閣僚会合。
世界有数の酪農大国であるニュージーランドは乳製品の市場を開放するよう強く要求している。
日本が輸入バターに非常に高い関税をかけているためニュージーランドは関税率を低くしてバターの輸入枠を増やすよう強硬に迫っている。
ところが、日本には要求を拒み切れない弱みがある。
東京都内のスーパー。
バターの売り場には、バターがない去年の秋からバターが足りない状態が続いている。
国産のバターが慢性的に不足している中で消費者の一部からは、安ければ輸入バターでもいいという声も上がっている。
日本政府は去年に続いて今年5月、バター不足に備えて緊急輸入すると発表している。
このバター不足という日本の痛いところをニュージーランドは、足りないなら安くして輸入を増やせばいいと突いている。
日本政府は、アメリカなども含めた各国からバターや脱脂粉乳などと合わせて7万トン程度の低い関税枠を設ける方向で調整を進めている。
ただ、酪農関係者たちは安いニュージーランド産バターに市場を開放すれば、酪農が打撃を受けると訴えている。
農家という生産者を守るのか、バター不足を補うため消費者にとってのメリットを優先するのか。
TPP交渉の最終局面で日本政府は難しい選択を迫られている。
安全保障関連法案をめぐる安倍総理側近の発言の波紋がさらに広がる気配です。
野党は法的安定性は関係ないと発言した礒崎総理補佐官の国会での説明を引き続き求め、そして自民党幹部が公明党の幹部に謝罪するなど、参議院の審議冒頭からゴタゴタが続いています。
今日の国会で、正直な人と指摘された礒崎総理補佐官。
安保法案をめぐり法的安定性は関係ないなどと発言した問題で野党側から更迭すべきと批判の声が上がる中、昨夜は、安倍総理も参加した自民党内の会合に出席した。
安倍総理は今日も礒崎氏の処分については言及しなかった。
野党側は昨日に引き続き礒崎氏の国会での説明を求めている。
与党内では今朝、自民党の谷垣幹事長が公明党の井上幹事長に対し、ご心配をかけましたと謝罪したほか、幹部からは…アメリカ・カリフォルニア州で行方不明になっていた8歳の女の子がゴミ箱から遺体で見つかり15歳の少年が逮捕されました。
遺体で見つかったのは、カリフォルニア州サンタクルーズに住むマディソン・ミドルトンさんで、26日から行方不明となっていたが、自宅近くのゴミ箱から遺体で見つかった。
この事件で、近くに住む15歳の少年が殺人の疑いで逮捕された。
2人は顔見知りで、地元警察は少年がミドルトンさんを自分の部屋で殺害し、遺体をゴミ箱に捨てたとしている。
去年9月の噴火で57人が死亡した御嶽山で行方不明になっている6人の捜索がおよそ9カ月ぶりに再開された。
山頂付近では、長野と岐阜の警察など120人が金属探知機も使って捜索に当たったが行方不明者は見つからず、天気が悪くなったため、予定より2時間早い正午に捜索を打ち切った。
捜索は10日間ほど行われることになっている。
不正な会計処理が問題となった東芝は室町社長や問題に関与した社内カンパニーのトップを含む役員16人について、減給処分とすることと新たに執行役1人が辞任したことを発表した。
また、弁護士や公認会計士で構成する経営刷新委員会を今日、立ち上げ、今後の経営体制や再発防止策について検討していくことになった。
従業員に最低限支払わなければならない最低賃金について、厚生労働省の審議会は全国平均で時給を18円引き上げ今年度は798円とする目安をまとめた。
2002年度以降で最大の引き上げ幅。
物価の上昇や春闘での賃上げを背景に昨年度の平均16円を上回る引き上げ幅とするかが最大の焦点だったが続いては、20歳を迎えて精力的に公務を続けている佳子さまです。
今週は父親の秋篠宮さまと滋賀県を訪れ、高校生らと交流されました。
大きな拍手で迎えられる秋篠宮さまと次女の佳子さま。
お二人は高校生が美術作品や音楽を披露する全国高等学校総合文化祭に出席するためおとといから滋賀県を訪問しています。
今日はまず、高校生が祭り囃子などを演奏する郷土芸能部門を鑑賞。
佳子さまは高校生たちが6月から準備を始めたと説明をすると、期末テストなどもあって大変だったでしょうと声をかけられたということです。
その後、お二人は会場を移動し、器楽・管弦楽部門の演奏を鑑賞されました。
このところ、地方での公務が続く佳子さま。
先週土曜日には、静岡県で行われた高校生の馬術競技大会に出席されました。
出迎えた子どもたちには…この大会では公務で初めてとなる挨拶に臨み選手にエールを送られました。
そして月曜日からは公務として初めての滋賀県訪問。
昨日は秋篠宮さまとともに総合文化祭の開会式に出席されました。
佳子さまは、大会のマスコットキャラクター、湖楠ちゃんについて、こんな質問をされたといいます。
秋篠宮さまと佳子さまは午後、滋賀を発ち、東京へ。
2015/07/29(水) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]
取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。
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番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
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竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
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