若者に旅をしてほしい3つの理由と1つの持論
まず、どうして若者が海外に行かなくなってしまったのか?
近年の経済不況による経済的な影響があると思うが、果たしてそれだけが理由であるのだろうか?
僕は日本の居心地の良さ、日本の教育システムにも大いに原因はあると思う。
教育面に関して言えば、欧米諸国ではギャップイヤーという大学に入る前などに1年間自由に使える期間がある。それに対して日本では高校卒業したらすぐに大学に進学し、さらに大学に関してもしっかり4年間で卒業して良い企業に入るのが良しとされている。それらも少なからず若者が海外に行くチャンスを減らしている要因だと思う。
さらに若者の考えにも問題があるようだ!
・「たいていの情報やモノは日本で手に入る。外国は言葉も違うし、困るとしんどい。行く必要を感じない。
・「ネット上では、現地に行かなくても海外の情報が簡単に得られる。」
・「今のままで十分楽しいし、高いお金を払って行く理由もない」
このように、海外への興味の薄さや現状の満足していることがわかります。
では若者の海外旅行離れが近年言われてますが、
具体的に数字で見てみましょう。
過去最多だった2000年〜2007年で20代の海外渡航者は136万も減り。これは約32%も減少していることになるそうです。2011年の今は約40%も減少していると言われいます。
それではどうして海外に行かなければならないのか?
そんな議論が飛び交いそうなので、 今回はどうして若者に海外旅行をしてほしいのかを書いていくこととする。
①好奇心大勢な若いうちに世界を見てほしい。
僕が海外を旅している時に日本人の30代〜旅行者に常々言われたのが、
「私も君みたいに若いうちに来たかった。」
これは、旅をするにしても若い方がいろんなことに貪欲に興味をもち行動もしやすい。ということです。自分自身も旅をしながら思いましたが、海外では当然のごとく日本の常識では考えられないことがたくさんあります。
それらに、子供の頃に戻ったように世界のいろんな事に興味を持ちました 。
そういうものをテレビで見るのと、実際に自分の足で行って見るのとでは、まるで訳が違ってきます。その土地の人・空気・匂い・気候などすべてを含めてのものなので、テレビでいくら見ても味わえない感情が、行った人にしか味わえない感情がそこにはあるのです。そういうものをもっと多くの若者が感じ、考えることってそれ自体素敵なことだし、さらに日本に帰国してもそういった経験を周りに伝えることでその人は良い刺激を与えられるし、その人も何かにアクションを起すかもしれない。
つまり、僕はたくさんの人に、何でも揃ってしまい他国に比べれば何不自由のない日本の生活から一歩飛び出し、海外に行き、より多くの刺激を味わってきてほしいのです。
②海外に行くことで日本のこと、自分のことを知ってほしい。
「海外に行くことで日本の良いところ悪いところがわかる」
これは、よく言われることではあるのですが、実際に現地に行くことでいかに日本の常識が通用しないことがわかります。それは逆に日本では非常識なことがある国では当たり前のことだとされてるし、そういう経験をすることで、自分がこれまで生きてきた世界の小ささ、豊かさなども発見できます。僕は海外に行って日本は本当にすばらしい国だと感じた。だからこそもっと良くなってほしい。
仮に国民総幸福量(GNH)で豊かさを定義した場合、日本は世界178ヶ国中90位、さらに言えば先進国の中では最下位に当たる。(2006年調べ)
これだけ経済的に豊かだと言われても幸せと感じている人は本当に少ない。これってすごく問題なのではないでしょうか?
生まれた時からテレビなどもあり、娯楽も揃っており、毎日3食ご飯が出てきて育ってきた僕たち世代は平和ボケしている。それもそのはず、海外に行く人が減少ないのだから。
海外では日本とは比にならない程の生活をしている人がいる。
それらを見て、なんて自分は贅沢な暮らしをしていたんだと行った人は誰しもが思うだろう。
僕はそれだけでも良い思う。それを気づくだけでもしかしたら日本ってもっと良くなるのではないかと思う程だ。
それって紐解いていくと…
いかに自分が贅沢していたかに気づく
↓
自分というものを見つめ直すきっかけになる
↓
自分が将来どうなりたいのかを問いただす。
↓
↓
その人なりの目標ができ、行動する。(すでにあった夢などに挑戦する人も)
こういう人が増えれば、より素敵な世の中になるのではないでしょうか。
これは一例ですので、旅に行くことで考えさせられることは多々あります。
一生懸命勉強して良い大学に入り、「あっという間な4年間だったね」っとつぶやいて、社会的に有名な企業に入って富みを得て、果たして心の底から幸せだと言えるのだろうか??
豊かさ故に若者は夢を諦め目標もない人生を送っている人が多い。これは先に述べた幸福度にも影響している。人は自分の夢や目標に向かって挑戦しているときに幸せを感じると僕は思う。
ぼくも世界一周をするまではサッカーしかしてなかったし、これといった特別な才能もなかったけれど、旅を通して大学では決して学べない多くのことを学べたし、僕も周りで旅をしている人も何かしらの想いをもってそれを基に活動をしてますし、旅することの意味は大きいと思います。
③これからは海外での仕事も視野に入れてほしい
今や多くの企業が海外に進出している。これから本当の意味でのグローバル社会になっていくと思う。海外にはビジネスにできそうなアイデアがゴロゴロと転がってます。
そのために旅をしろと言っているのではなく、これから僕たち世代はいづれ来るであろう就職活動などを経てどこかの企業ないしは自分で事業を起す人もいるだろうが、働かなくてはいけない。そんな時に海外での発見いたアイデアが仕事に役立つかもしれないし、もしかしたらそれで新規事業に参入できるかもしれない。
つまり、海外に行ったときに発見したことで仕事にも大いに影響する可能性があるということ。ぼくは海外に行って感じたことの一つに日本の評価というのは意外にも低いということがあります。日本=中国と間違われることも多々あったし、GDPは高いからお金を持っている国と思われているものの、ホントそれだけ。とても悔しかった。
もっと日本の良さを世界に示したくないですか??
これからはもっと日本人は海外で活躍するべきなんです。だからこそ、今のうちに海外で現状を見ておくとこは今後の人生においても大事なことではないのだろうかと思うのです。
[若者に旅をしてほしい3つの理由]
—————————————————————————————–
最後に僕の持論ですので、軽く流してもらっても構わないのですが、旅に限らず何かやりたいことに向かってアクションを起すことで、その人の人生がもっと濃いものになります。僕はさまざまな経験なことを抽象的な表現ではありますが、色に例えて「彩り」と言っています。旅をすることでその人の人生に青やら黄色やら新しい色が追加されて、よりその人のもつ魅力が広がってくれればいいなあと思います。若者一人一人が何かに挑戦すれば、きっと良い日本になる。それが旅だろうが起業だろうがなんでも良いのですが、何かにアクションすることを僕も含めまだまだ学生はやっていけるはずなんです。
人生に彩り豊かにするためには待っててはダメなんです。自分でつかみにいかないと。
全員海外に行けばいいのにとは思いませんが、ぼくやぼくも周りの人は旅に行ったとこで確実に住む世界が変わってるし、今後の活動も旅してるのとしてないのでは確実に違ってくると思います。
関連記事
-
自由を手に入れるために捨てた事
ただ、世界を見たかった ただ、人と違うことがやってみたかっ ただ、人気者になりたかった ただ
-
ソーシャルメディアは旅行の形を変える!?
今日は、今後若者の旅行のスタイルについて変わっていくであろう2つの事を書いてみました。 ”観光”か
-
【必見かも】インド人がうざくなくなる方法
今日はちょっと役に立つ話を1つ。 世界三大うざい国の1つでもあるインド。(他にはエジプト モロッコ
-
【12月9日(日)開催決定!!】TABIPPOスペシャルトークライブ 『世界一周によって人生変えられた人』
こんにちは。 2013年2月に開催予定の世界一周イベントTABIPPO2013へ向け、自分が代
-
眞鍋かをり氏、茂木健一郎氏、栗城史多氏の語る”旅”とは・・・
世界一周TABIPPO 2010年に立ち上がってからまもなく4年の月日が経とうとしています
-
【驚愕!】ラピュタが日本にもあった!?日本のマチュピチュ竹田城跡
突然ですが、みなさん 『マチュピチュ』と聞いて何を連想しますか? 世界遺産? 南米
-
【おすすめ本】ガムシャラに生キルということ。
突然ですが、みなさんガムシャラに自分の人生生きていますか??
-
2013年「それは、◯◯◯◯」 総まとめ24と感謝。
2013年の総まとめとして 一言で24個にまとめてみました!! 2013年それは・・・
-
壮大な夢を描くべき理由。
最近とあるワインバーにいたときのこと。 たまたま居合わせた The 金持ち父さんのような外人か
-
【いつか行きたい!】世界のX’masイルミネーションまとめ
2013年もまもなく最終月の12月に入ります。 これから街中は一気にクリスマスムードになっていくこ
PREV : NEXT : 日本を背負って立つ男 本田圭佑『日本人の成長スピードじゃダメ』