(神林恵)買っちゃった〜。
はい。
(裕子)記事ありあとね〜!今週もおもひろかった。
あざま〜す。
(裕子)今次の応募者レータ送ったんらけろ見れる?あい。
カチカチ
(マウス操作音)「イ」…ん?「イジュンソ」!?
(裕子)そう24歳。
韓国人留学生!ついに国境越えたか…。
まあ次もおもしろいの期待してうから。
裕子さん今日滑舌悪すぎません?あとしつこいようらけど…ほんとに食われちゃダメらかね。
私今週から歯列矯正始めらから。
ブチッツーツー…
(電話が切れた音)それでその滑舌か…。
韓国人留学生ね〜。
どうせ前衛的な格好した偽コーヒープリンスが来んだろ〜?
(店員)いらっしゃいませ。
こんばんは。
(イ・ジュンソ)恵さんデスカ?はい…。
イ・ジュンソです。
あっ。
プレゼントです。
えっ?もうすぐホワイトデーたから。
バサッ!
(コートが落ちた音)
(心の声)≪イケメンですね〜!≫乾杯。
乾杯。
≪カタコト気味の日本語がかわいい韓国人留学生イ・ジュンソが選んだのは八重洲にある高級焼肉店「CHARCOAL」≫カシャ!
(携帯のシャッター音)≪韓国では当たり前なのかもしれないけど日本人の女子的には自ら料理を取り分けてくれる男子ってポイント高いんだよね〜。
女慣れしてなさそうな男がたどたどしく取り分けてくれたりすると好感度ブチ上がるし≫ドウジョ。
ありがとうございます。
ヨク食べますよ。
≪ん?「よく食べますよ」?≫いただきます。
≪う〜ん!新鮮な馬肉のしっかりとしたうまみと甘み!≫≪そしてそれを引き立てる絶妙なあんばいのこのタレ!≫おいしい!よかた〜。
ふふっ。
≪なんじゃその優しい笑顔は!≫≪あんたほほ笑みの貴公子か!≫≪しっかしまさかこんな韓流スターばりのイケメンが来るとはな〜…≫ジュンソ君はさなんの勉強しに日本に来てるの?日本語と日本料理デス。
日本料理?イツカ韓国で本物の日本の料理のお店やりたい。
じゃあ料理の学校通ってるんだ?ハイ。
昼は日本語学校で夜は調理師の専門学校に通テマス。
大変だね〜?全然タイジョブ。
楽しいヨ。
ふふふっそっか〜。
でもそしたら今日は日本料理の方がよかったんじゃないの?日本料理だと僕の勉強にナテしまう。
今日は勉強じゃなくて恵さんとデート。
≪デート!なんてすてきな響きなの!≫≪仕事忘れてまうわ!≫うわぁ!すご〜い!
(店員)こちらシルクカット牛タンでございます。
軟らかいタンの芯の部分を使っています。
こちらは特選和牛4種盛り合わせでございます。
奥からテンダーロインサーロイン特選カルビカイノミ上カルビでございます。
カシャ!うわぁ…。
ドジョ。
ありがとう!ヨク食べますよ。
いただきます!≪程よい歯応えと柔らかな舌触りかんだ瞬間口いっぱいに広がるタンの深いうまみ!≫んん〜!おいし〜い!よかた〜。
ふふっ。
ねえ韓国男子ってさ私なんかものすっごい優しいイメージ持ってるんだけどみんなジュンソ君みたいに優しいもんなの?ああ〜人によると思うんダケド日本の男の人よりは女の子に優しいと思う。
やっぱそうなんだ。
じゃあジュンソ君はさ日本の女の子に対してどういうイメージ持ってる?ああ〜ヤッパリ優しい。
韓国の女の子よりはシャイ。
んん〜日本人全般恥ずかしがり屋だからね〜。
デモそこはかわいいヨ〜。
恵さんもかわいいネ〜。
やだ〜…。
≪真に受けてまうわ≫恵さんは韓国に来た事アリマスカ?7〜8年前に一度だけ。
ソウル?そう。
お母さんに連れられてドラマのロケ地巡り。
あのとき食べたケジャンほんとおいしかったな〜。
じゃあケジャンがあるお店にすればよかたな…。
ううん!全然!お肉すっごくおいしいし。
タイジョブ?うん!よかた〜。
ふふふっ。
≪いちいちまぶしいわぁ≫ドジョ!えっ?ヨク食べますよ?じゃあ…。
んん〜!んんんっ!よかた〜。
≪お母さん「韓流おばさん」なんて言ってごめん≫≪私今韓国男子の魅力を完全に理解しました≫ありがとう。
ヨク食べますよ。
あのささっきからずっと気になってたんだけどその「よく食べますよ」って何?変デスカ?変っていうかあれだよね?「召し上がれ」って意味でいいんだよね?アアッ!ずと間違えてた!≪やだかわいい!≫ワア〜恥ずかしい!恥ずかしくて暑くなてきた。
あははっ!ふぅ〜。
≪もしかしてジュンソってば…≫モム…チャン!?抱いてください。
はっ!≪いかん!≫≪すっかり退化した官能の扉が開きかけている…≫≪気を強く持たねば!≫ああ〜!うわっ大丈夫ですか!?えっ?すみませ〜ん!お酒こぼしちゃったんでおしぼりもらえませんか?≪めちゃめちゃ日本語流ちょうやんか〜!≫≪まさか偽りのカタコトだったとは…≫ジュンソ君さ普通に日本語しゃべれるんだよね?えっ?別にいいよ無理してカタコトぶらなくても。
ああ〜…はい…。
ねえどうしてカタコト気味に話してたの?期待を裏切りたくなかったからです。
どういう意味?やっぱり韓国の男に対するイメージってあるんじゃないですか?≪確かに韓国男子って聞くとエクストリーム優しくてカタコト萌えの男をイメージしがちかも…≫恵さんもきっとそういう男が来るって期待してると思ったからがっかりさせたくなくて…。
そっか…。
≪特にジュンソは韓流スターばりに格好いいからいろいろ期待されてきたのかもしれん≫ほんとにごめんなさい。
よし!じゃあ今からほんとのジュンソ見せてよ。
えっ?私はその方がうれしいな〜。
ほんとに?うん!ありがとう…。
恵さんは優しい人だね。
(店員)こちらサムゲタンでございます。
鶏肉をハサミでカットして付け添えの天然塩をお好みで付けてお召し上がりください。
カシャ!おいしそう…。
いい匂い…。
どうぞ。
ありがとう。
よく食べ…。
ああ…。
召し上がれ!正解!ふふふっ。
≪ほろほろなのにジューシーな鶏肉鶏のうまみがたっぷりと溶け出したとろとろのスープ…≫≪煮込まれて軟らかくなった軟骨もうまい…≫≪ああ〜優しい。
ジュンソみたいに優しい…≫≪サムゲタン私今日からあなたの事イ・ジュンソって呼ぶわ≫おいしい…。
恵さんは彼氏いないんですか?ああ〜もうずっといないの。
5年くらい。
ジュンソは?僕もいないですね。
ん?ほんとに〜?ジュンソモテそうなのに。
割と…モテますね。
あははっ!正直でいいね。
でも当分彼女はつくれないからな〜。
どうして?もうすぐ韓国に帰るんですよ。
えっなんで?オモニが病気になっちゃって…。
ああ〜…。
じゃあ学校どうするの?一旦退学する事にしました。
そうなんだ。
オモニが元気になったらそれから考えようと思って。
僕の夢も大事だけどオモニの方がもっと大事だから。
そっか…。
≪お母さんの病気をきっかけに学校辞めるって日本の男子にはなかなかない発想だよな〜≫≪でもそうやって家族が支え合うのってやっぱり大事な事だよね≫オモニ早くよくなるといいね。
はい!ありがとう。
(店員)石焼きカニあんかけ焼きそばでございます。
お好みでお酢を掛けてお召し上がりください。
うわぁ〜おいしそう!カシャ!どうぞ。
ありがと!あははっ!いただきま〜す。
≪んん〜!ほんのりお焦げのそばにカニのうまみたっぷりのあんが絡む絡む!≫≪結構食べたけどすいすい入るわ…≫あははっ!ん?付いてたよ。
ありがとう…。
恵さん子供みたいだね?ふふっ…もうや〜だ!≪はっ!私今無意識にぶりっ子した!?≫≪ってかジュンソに甘えた!?日本で5本の指に入る甘えベタの私が!?≫≪ダメよ!ジュンソはもうすぐ韓国に帰っちゃうんだから!≫≪でもジュンソとならたとえ遠く離れていても…≫恵!ただいま!帰って来たよ!あなた…誰?えっ?≪たとえ私が記憶喪失になったとしても…≫あっ雪だ…。
ジュンソ?恵…。
≪そして二人は再び恋に落ち…≫≪私はこの国境を越えたラブストーリーをノンフィクション小説として発表。
ポン・ジュノに珠玉のラブストーリーに仕上げてもらうの…≫≪って…その前に連載延長と書籍化だろ!≫うふふっ…。
(店員)紅玉りんごのタルトタタンでございます。
赤ワインで煮込んだ紅玉りんごにサワーヨーグルト味のアイスクリームをあしらいました。
おいしそう…。
カシャ!いただきます。
≪ああっ!指先から伝わってくる感覚だけでよだれ出てまうわ!≫≪んん〜!サックサクのパイ生地とシャクシャクりんごのこの食感!≫≪温かいりんごの控えめな甘さと冷たくて酸っぱいサワーヨーグルトのハーモニー≫≪冷たくて温かくて甘くて酸っぱくて…≫≪これはまるで冷静と情熱の間を行き来するような大人の恋の味!≫思い切って応募してよかったです。
えっ?僕すごい気張って日本に来たんですよ。
日本語完璧にしてしっかり料理勉強して帰るんだって。
うん…。
だから勉強ばっかしてて全然遊びに行ったりデートとかしてこなかったんです。
そうだったんだ。
最後にこんなすてきな人とデートができてうれしいです。
ふふっ。
もっと早く恵さんに出会いたかったな。
ジュンソ…。
これが最後の思い出じゃなくて思い出の始まりだったらよかったのに。
これからしばらくあなたの事ばかり考えちゃうんだろうな…。
ジュンソ…。
恵さん!オッパ〜!あぁ…。
これからしばらくあなたの事ばかり考えちゃうんだろうな…。
恵さん今日はありがとうございました。
こちらこそありがとう。
すっごく楽しかった。
じゃあここで。
またいつか。
あの!当分私の事ばかり考えてくれないかな?えっ?ずっと私の事ばかり考えてください!恵さん…。
私はあなたとその甘酸っぱさに揺れ動きながら冷静と情熱を行き交うりんごタルトタタンのような恋がしたい!
(韓国語で)えっ?ん?どうか元気で。
≪誰か〜!この中に通訳の方はいらっしゃいませんか〜!?≫≪結局何を言ったのかさっぱり分からんかった…≫でもやっぱ優しい男っていいよな…。
≪アラサー以上ともなると「結局優しい男がいい」なんて言いだす女子が増えてくる≫≪それを聞いて「優しくしてるのに全然モテねぇよ!」と憤慨する男子もいるだろうがその時点で貴様はアウトだ≫≪「優しいと思われたい」という下心は確実に透けて見えるもの≫≪では女子が求める本当の「優しさ」とは何か?≫≪それは限りなく「父性」に近い≫≪男子諸君本当の優しさとは女子のためにおしゃれなレストランを予約したりバスソルトを贈る事ではない≫≪全身全霊で彼女を守り抜く父親のような強さなのだ≫ふぅ〜…。
お父さん元気かな…。
今から本気で口説いてもええかな?誕生日だよね?食われちゃってもいいわよ。
私はまだまだ連載延長も諦めてないんだから!直感でいいなぁって感じました。
結婚しよっか。
このまま恋愛が成就してしまったら最終回になってしまうんです〜!DVD化決定ってほんまか〜い!これが売れたらシリーズ化か?2015/07/29(水) 10:25〜10:54
MBS毎日放送
ドラマ「女くどき飯」 第7話[再][字]【貫地谷しほり×グァンス(超新星)】
「カタコト萌えイケメン韓国人留学生と、八重洲で高級焼肉&絶品スイーツ」▽超新星のグァンスが登場!日本男子にはない優しさと可愛げに魅了され恵(貫地谷しほり)は!?
詳細情報
◎このドラマは…
「アラサーちゃん 無修正」がドラマ化され、独自の視点を持つ漫画家として、各方面から注目を集めた峰なゆか。彼女が飲食店情報検索サイト「ぐるなび」内で連載中の「女くどき飯」を原作としたグルメドラマが放送開始!ヒロインは抜群の演技力を誇る若手実力派の貫地谷しほり。
アラサーのフリーライターが、連載記事のために毎話様々な男性とご飯デートを重ね、理想の男性を追い求める姿を描く新感覚グルメコメディー!!
番組内容
『女くどき飯』に応募してくる個性あふれる独身男性たち。今回、神林恵(貫地谷しほり)の前に現れたのは、日本料理の繊細さに魅せられ、将来は自国で日本料理の店を出す夢を持っている韓国人留学生、イ・ジュンソ(グァンス(超新星))。恵は八重洲の高級焼肉店で彼の日本語に耳を傾けながら、日本男子にはない派手な優しさと可愛げに魅了される。そんなジュンソがもうすぐ韓国に帰ることを知った恵は?
出演者
神林恵…貫地谷しほり
イ・ジュンソ…グァンス(超新星)
伏見裕子…安藤玉恵
ほか
原作・脚本
【原作】
峰なゆか「女くどき飯」(ぐるなび「みんなのごはん」で連載中)
【脚本】
北川亜矢子
監督・演出
【監督】
宝来忠昭
音楽
【主題歌】
[Alexandros]「DraculaLa」(ユニバーサル J)
【エンディングテーマ】
Suzu「虹色color」(ユニバーサル J)
制作
【番組HP】
http://www.mbs.jp/kudokimeshi/
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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