仕事ができる人間を目指して日々努力しているとしぞうです。まだ成果は表れていません。「あいつは仕事ができるやつだ」というのはとても良い響きのある言葉ですが,なぜ仕事ができると言われるのか,またなぜ仕事ができるのかについてはよく分からないのが現状です。実際に24時間ずっと一緒に仕事をしているわけではないので,「あいつは仕事ができる」と言われても,「そうですか」以上の反応はできないわけです。
それでいろいろな人と話していると「プログラマーから経営者になった人に成功者が多い」と話している人がいまして(実際には分かりません),確かにビルゲイツやジョブスなど成功者がいるんですね。日本ではどうなんだろうと思ってアマゾンを検索したところ以下の本が。まさにこれだと思ったわけです。
その中で「へえ」と思ったことがこの記事のタイトルになっているわけですが,これはプログラマーの間では常識なんですかねえ。それはよく分かりません。ではなぜ「かな入力」かと言いますと,以下のように説明されています。
ローマ字で入力するのは2つの損失がある。
ひとつはキーのタイプ数。
母音以外はすべて2倍のキー入力を必要とする。
50音から5引いた45音はすべて2倍のキー入力が必要だ。
促音や拗音だけは1回分得をする。ただ,そうした単語はそう頻繁には登場しない。
濁音などの入力コストはかな入力でも変わらない。しかし日本語文書の大半を占める45音については,倍速なのは間違いない。
(中略)
また,ローマ字入力にはもうひとつの問題がある。
それは「頭が悪くなる」ということだ。
例えば「コンピュータ」という単語があったとして,普通,かな入力の人,または英語圏の人は「Computer」という言葉を思い浮かべる。
ところが,ローマ字入力の場合,英語なら簡潔な Computerという8文字の表現を,konnpyu-taという「ローマ字入力で使う以外,まったく意味のない文字列」を打ち込んで変換しなければならないのだ。
(27頁)
なるほど,確かにかな入力の方が早いですよね。しかしなぜローマ字入力を覚えてしまったのだろうか。これからかな入力にシフトして練習していこうかと思います。生産性が30%程度低下しているらしいので。
あと他にも興味深い内容があるわけですが,例えば「webに本当に大事な情報は載っていない」はまさにその通りで,「インターネットに公開されている情報は,情報の受信者のためではなく,情報の発信者のために作られている」(89頁)んですよね。ネットで本当に大切な情報にめぐり合うことはできません。
そこで筆者は大学や海外へ行ってリアルなネットワークを作れと言うわけですが,海外へ行くのがしんどい人はどこへ行くべきか。そうです,酒場です。
そういう酒場の入門として最適なのが新宿のゴールデン街だ。
ゴールデン街はこぢんまりした店が多いが,業界人も多い。
インターネットワークを作るには最適の場所の1つである。
こじんまりとした店で,ママや親父さんとの会話を楽しみながら,とにかく顔を覚えてもらうまで通う。
(中略)
するとそのうちに,ママからほかのお客さんを紹介されたり,一緒に飲んだりするようになる。するとインターネットワークは一気に広がる。
(中略)
インターネットは手がかりであって,本当に重要な情報はそこに行かなければ得ることができないのだ。
(94頁)
ゴールデン街…。確かに近場の酒場にはないおもしろい出会いがありそうだ。ただゴールデン街に通いつめるには勇気がいるなあ…。
こうしたビジネス本のすべてが正しいとも思わないし,これを全て実行しても成功するとは限らないのは当たり前なのですが,プログラマーの考えることは面白いですね。それであのジョブスも以下のように言っております。
アメリカ人は全員コンピュータのプログラミングを学ぶべきだと思うね。なぜなら、コンピュータ言語を学ぶことによって考え方を学ぶことが出来るからだ。ロースクールに行くようなものだよ。全員が弁護士になるべきだとは言わないけれど、現実にロースクールに通うことは人生に役立つはずだ。一定の方法で物事の考え方を学べるからね
I think everybody in this country should learn how to program a computer. Should learn a computer language because it teaches you how to think. It's like going to law school. I don't think anybody should be a lawyer but I think actually going to law school would be useful coz it teaches you how to think in a certain way.
(『スティーブ・ジョブズ1995 ~失われたインタビュー~』より)
「アメリカ人は全員コンピュータのプログラミングを学ぶべき」 | 小さな組織の未来学
全員がプログラムを学ぶべきか。そういう時代が来るのかもしれませんね。
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