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出産後の出血で死亡、助産師に罰金の略式命令

読売新聞 7月29日(水)20時0分配信

 相模原市南区の「のぞみ助産院」で2013年、出産後に大量出血した女性が救急搬送の遅れから死亡した問題で、神奈川県警が業務上過失致死容疑で書類送検した女性助産師(69)について、横浜区検は29日、同罪で横浜簡裁に略式起訴した。

 簡裁は同日、罰金50万円の略式命令を出した。

 起訴状によると、助産師は13年4月27日夜、女性(当時33歳)が出産後に大量出血したのを確認したが、すぐに医療機関で治療を受けさせるなどの対応を怠り、翌28日に搬送先の病院で死亡させたとされる。

 助産院と助産師は、医療法で定められた市長の許可を受けず、緊急時の嘱託医療機関も確保しないで助産院を経営したとして、医療法違反容疑でも書類送検されたが、同容疑については不起訴となった。

最終更新:7月29日(水)20時0分

読売新聞