30日放送の「ひるおび!」(TBS系)で、東京オリンピックのエンブレムを巡り、コメンテーターがエンブレムをデザインしたアートディレクター・佐野研二郎氏を擁護する一幕があった。

番組では、佐野氏が手がけた東京オリンピックのエンブレムを特集した。このエンブレムについては現在、ベルギーのデザイナーであるオリビエ・ドビ氏が、自らがデザインしたリエージュ劇場のロゴに酷似していると主張しているのだ。

コメンテーターの八代英輝氏は「一時期、自動車メーカーのロゴと似ているんじゃないかと取り沙汰されたこともありましたし、それだけ世界中の人を惹きつける、魅力のあるマークってことですね」と、エンブレムを絶賛。さらに、佐野氏とドビ氏のデザインを比較する場面では、同じくコメンテーターのふかわりょうが「偶然で似てしまうことも、十分ありえますよね」と、佐野氏を擁護したのだ。

また、八代氏は、デザインの酷似が偶然の一致である可能性を強調し「インターネットが発達してる時代に、『そんなわかりやすい盗作するか?』っていう問題がそもそも出てくる」「ベルギーサイドの盗作を決めつける発言はちょっと早いんじゃないか」などと見解を述べた。

司会の恵俊彰も、「(盗作で)誰がどう得するの?」「逆にリエージュ劇場も、(この騒動で)結構目立てたんじゃないの?」と、八代氏らと同様、佐野氏を擁護する姿勢を示していた。

なお佐野氏は、TBS系のキャラクター「BooBo」や、その仲間たちのデザインを手がけている。

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