真相報道 バンキシャ! 2015.07.26


皆さんこんばんは。
真相報道バンキシャ!です。
きょう午前11時ごろ、東京・調布市で、小型飛行機が住宅密集地に墜落。
住宅5棟、自動車2台などを焼き、これまでに3人の死亡が確認されています。
まずは現場上空から中継で伝えてもらいましょう。
小林さん。
住宅地上空の小林さん、伝えてください。
調布市の上空の小林さん。
東京・調布市の小型機の墜落現場上空に来ています。
墜落現場は小型機が飛び立った調布飛行場から、800メートルほど離れた場所にある住宅密集地です。
飛行場から墜落現場までの距離は非常に近く、小型機が離陸直後に墜落したということがうかがえます。
墜落現場となった住宅は全焼し、現在は、黒く焼け焦げた骨組みだけが残っています。
この住宅に住む女性1人が死亡しました。
また現場には、現在も墜落した小型機の後方部分の水平尾翼と、そして胴体の一部が残されています。
前方部分は大破しており、こちらも操縦席と隣の席にいた男性2人が死亡しました。
また墜落現場に隣接する住宅の屋根を見てみますと、一部がえぐられるように壊れており、小型機は低空飛行でこちらにぶつかった後に、隣の全焼している住宅に墜落したものと思われます。
以上、現場上空から中継でした。
続きまして、現場の住宅街から中継です。
松本さん。
私は今、現場近くに住んでいる方の、自宅のベランダをお借りしています。
私の所からは、墜落した小型飛行機の尾翼の部分が、はっきりと見えます。
また、火災の大きさを物語るように、今でも辺りは焦げ臭い臭いが立ちこめています。
警視庁などによりますと、きょう午前11時ごろ、調布飛行場を離陸した5人乗りの小型飛行機が、調布市富士見町の住宅に墜落し、小型機と住宅3棟や自動車2台が燃えました。
この事故で小型機の操縦士、川村泰史さんと、同乗していた男性1人、そして、墜落した住宅にいた女性1人の合わせて3人が死亡し、ほかに5人がけがをしているということです。
操縦士の男性の友人は、次のように語りました。
私、川村さんとフライト仲間、パイロット仲間として、調布空港で一緒に約10回ぐらい飛んだこと、同じ飛行機で飛んだことありまして、本当にすごく仲のいい友達っていう感じですね。
現場は今も多くの報道陣であふれ返っています。
現場では今も、警視庁や消防による検証活動が続けられています。
以上、現場から中継でした。
この小型機に一体何が起きたのか。
これまでに分かっていることをまとめました。
きょう、調布市のサッカー場。
上空を小型機が通過していた。
そして7秒後。
これが墜落した際の衝撃音と見られる。
やばい、やばい。
この小型機が民家に墜落したのだ。
午前11時過ぎ、東京・調布市の事故現場は。
小型機の尾翼が若干残っておりますが、それ以外は完全に焼け落ちております。
付近の民家にも、屋根の破損が見受けられます。
現在、消防隊員が懸命な救助活動を行っております。
民家が密集した住宅地に、小型機が墜落。
住宅3棟を燃やした。
うわー、すごい。
すごい火事。
うわー、すごい、火が上まで燃え上がってるよ。
これは、近くの住民が撮影した映像。
消防隊が到着する前、燃え盛る炎が映っている。
さらに現場近くで撮られた映像には、燃え盛る炎から突き出た尾翼部分。
機体の中央部分は完全に炎に包まれていた。
すげー音したよなぁ。
声が聞こえたんだよ、熱いよ、熱いよって声が。
辺りには煙が立ちこめております。
現場では消防による消火活動が行われています。
消防隊員の先には。
危ないんで、気をつけてくださいね。
燃えた自動車、そしてその先にあったのが、墜落した小型機だ。
機体は尾翼付近しか形をとどめておらず、ほかは丸焦げになっていた。
ばーっと走り抜けた音がしたんですよ、最初。
そしたら、どかんと音がして、あっ、ぶつかったんだなと思って見てみたら、火がぼわーってそのときすでに燃えてました。
家にいたんですけど、このヘリか飛行機か分からないんですけど、モーター音がしてたのが、急に止まって、その直後ぐらいに家がちょっと揺れたんですね。
事故直後の映像には、緑のシートに覆われる、事故に遭った人たちの姿が映っていた。
救助された方でしょうか、ストレッチャーにグリーンのシートがかぶせられました。
その周りに救助隊員が取り囲んでおります。
救助された人はほかにも。
救助された方がいます。
ただいま、救助隊員によって、運ばれています。
新たに1名の方が、救急隊の手によって、救急車に運ばれています。
2人はもう大やけどで、みんなで水かけて、氷当ててあげて、日陰にして、で、救急隊員が来るのを待ってたんで。
小型機に乗っていた男性2人と、住宅にいた女性1人の合わせて3人が死亡。
このほか、5人がけがをしているという。
小型機には、5人が乗っていたが、死亡したのは、操縦士の川村泰史さん、隣の席に座っていた男性の2人。
後ろの席にいた3人は助かったという。
小型機はなぜ墜落したのか。
事故現場の800メートル先には、調布飛行場。
その隣が、あの小型機が撮影されたサッカー場だ。
小型機は午前10時58分、この飛行場を離陸。
1時間かけて、東京・伊豆大島に到着する予定だったが、墜落した。
そして事故現場には。
付近の民家にも、屋根の破損が見受けられます。
警察は小型機が、隣の民家の屋根に衝突し、バウンド。
その後、丸焦げになったこの住宅に突っ込んだと見ている。
アメリカ・パイパー社製の小型プロペラ機。
全長8.8メートルで、6人乗り。
今回、事故を起こした機体は、実は過去にも事故を起こしていた。
2004年10月、北海道札幌市の丘珠空港。
小型機は滑走路左横に機首を突っ込む形で止まっています。
現在、警察と消防による現場検証が行われています。
小型機は着陸に失敗し、機首を滑走路に突っ込む事故を起こしていた。
このときの原因は、着陸の際の操作ミスと見られる。
しかし今回、小型機の音について、こんな証言も。
ふだんはプロペラが回っているみたいな音なんですけど、ぶーんみたいな感じなんですけど。
今回はプロペラっていうか、エンジンが鳴ってるみたいな、そんな感じの音だったんですよ。
耳障りな感じなんで、すごい不快だったんで。
事故の原因はなんなのか。
警視庁は、業務上過失致死傷の疑いで捜査を始めた。
今回墜落した小型機の運航や整備をしている会社が、つい先ほど会見を行いまして、4日前のテストフライトでは、機体などに異常がなかったと話しました。
22日に40分ほどの飛行をしておるんですが、それはその前に1か月ばかり飛行してなかったんで、じゃあ1回、テストフライトをしてくれということで、この川村機長にお願いし、テストフライトをいたしました。
そのときの報告では全く異常ないよと。
今回、墜落した小型機の管理・整備をしている会社、日本エアロテックによりますと、墜落した小型機は、先週水曜日に、死亡した川村機長が操縦してテストフライトを行ったが、そのときは機体に異常はなかったということです。
きょう、川村君とお話させていただいたのは、ひと言、ふた言、いってらっしゃい、はい、いってきますと、それだけだったんで、変わった様子は全然見受けられる、あれはなかったんですけども。
また川村機長は2年前に日本エアロテックを独立して、パイロットを訓練・教育する会社を経営しており、これまで事故やトラブルはなく、信頼できるパイロットだと話しております。
この時間、航空評論家の青木謙知さんにお越しいただきました、どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
まずは先ほどご覧いただきました、サッカー場で撮影された映像、検証したいんですが、まずは位置関係です。
こちらが調布飛行場です。
こちらを離陸して、ここがそのサッカー場ということになります。
この上を通過して、ここに墜落。
この距離はおよそ800メートルということなんですが、青木さんは、この音の変化にちょっと違和感があるということなんですか?
そうですね。
映像で、離陸してサッカー場のほうに向かって上昇してくるんですが、その最中はごく普通の離陸上昇に思えます。
特に飛行の姿勢が乱れたり、何かがあったということではないんですが、飛行機が画面から消えたあと、しばらくしてから、ちょっと音が一瞬変化するところがあって、それがちょっと気になりました。
じゃあ、そこを早速ちょっとお聞きいただきましょうか。
この部分ですね。
そうですね。
ざざーという最後の音ですね。
この音の変化は何を意味するんでしょうか?
まだ、詳しくは分かりません。
ただ、聞いてるかぎりでは、音が一瞬、大きくなったようにも聞こえますので、逆に言いますと、大きくなってるんですが、エンジンが停止したとか、そういったことではない、むしろエンジンの回転に何か変化が起きたというふうに考えていいんじゃないかと思います。
その回転の変化は、何が原因と思われますか?
ごく短い時間ですので、パイロットの操作とか、そういうことではなくて、エンジンが普通に運転している中で、異常回転が瞬間的に起きてしまったり、何かしたということではないかなというふうに予測しています。
きょうは、すこぶる暑い日だったんですが、暑さは機体に何か影響を及ぼしたという可能性はあるんでしょうか?
これはものすごく一般論になるんですけど、気温が高くなりますと、どんなエンジンも馬力がフルに出ないんですね。
どうしても出力低下を起こしてしまいます。
ですから本来でしたら、フルパワーで、例えば、離陸できるところがフルパワーが出ないから、離陸できないとか、そういったことが起こる可能性はあります。
ただ、今回それが起きてたかどうかまでは分かりません。
この状況下で、住宅地への墜落を回避する方法、手段はあったんでしょうか?ーまたりりくちょくごですから高度も低いですし、速度もそんなに早くありませんし、そうしますと、パイロットができることは、本当に限られてしまいます。
それにむしろ、何事もなければ、例えば高度1000メートルぐらいまで上昇できていれば、エンジンに何かあっても、そこからまた滑空に移るとか、ということができるんですが、このぐらい低いと何かあっても、ちょっと回避のしようがない、そのへんはちょっと不運なところがあったと思います。
事故調査を待ちたいと思います。
この時間は、航空評論家の青木謙知さんにおつきあいいただきました。
昨夜、奄美地方に記録的な豪雨をもたらした台風12号は、九州の西の海上を北上しておりますが、実はこの台風の影響は、東日本や西日本にも及んでいます。
それが各地に猛暑日をもたらしたこの一段と厳しい暑さです。
きょう最も気温が高かったのは、群馬県館林市で38.8度、東京都心でも、この夏初めての猛暑日となりました。
この猛暑で熱中症も相次いでいます。
この暑さで心配になるのが、開会式まであと5年を切った東京オリンピック・パラリンピック。
アスリートや、世界中から観戦に訪れる人々を、熱中症の危険からどう守ればいいのでしょうか。
きょう、日本一暑かった群馬県館林市。
駅前なんですが、写真を撮っている人たちがいます。
その先には、あっ、40度です。
40度。
通りかかった人たちが、40度になった温度計をカメラに収めていた。
保冷剤で顔を冷やす人も。
冷やさないと、立ってられないんで。
あちゅーい!
気象庁の観測では、館林市の最高気温は38.8度、前橋市でも38.2度を記録した。
市民プールには、暑さをしのぐ家族連れの姿も。
ところが。
プールが熱い。
ぬるい、ぬるい。
東京でも、きょうは最高気温35.8度を記録。
ことし初の猛暑日となった。
過酷な日本の夏。
5年後の東京オリンピックは大丈夫なのか。
もう意識がどうでしょうか、ないでしょうかね。
きのう、バンキシャが向かったのは。
こちらでは、あついぞ!熊谷バーニングマン・レースが行われています。
猛暑の街、埼玉県熊谷市で、暑さに挑む自転車耐久レースが行われていた。
レースは最長5時間のチーム制。
最高気温は37度。
暑い日ざしと湿気が体力を奪う。
走り終えると、倒れ込み、動けなくなる人も。
過去には熱中症で倒れる参加者もいたため、こんな熱中症対策を行っていた。
多くの参加選手が、水をかぶりに来ました。
上昇した体温を下げる水浴び場。
続々と集まる参加者をサーモカメラで見てみると、水を浴びていない人は、全身真っ赤だ。
暑いんで、もう頭からかぶんないと、死んじゃう。
苦行でしかないです。
炎天下での過酷なレース。
1984年、真夏に行われたロサンゼルスオリンピックでは、スイスのアンデルセン選手が、熱中症でふらつきながらも完走。
おととし、島根で行われたレースでは、公務員ランナー、川内優輝選手がトップでゴールしたものの、熱中症で搬送された。
元女子マラソン日本代表の増田明美さんも。
7年前、ゴール直後に熱中症に襲われた。
万歳って言って、ゴールしたんですよ。
そしたら、このまま挙げた手が下りないんですよね。
もうつってる感じで。
これが痛くて。
熱中症の症状の1つ、熱けいれんが起きたという。
あのアンデルセン選手と共に、ロサンゼルスオリンピック女子マラソンに出場していた増田さん。
東京オリンピックで心配していることがある。
7月っていうことは、屋外スポーツにとっては、選手はもう本当に、過酷すぎると思うんですね。
東京オリンピックでの熱中症を防ごうと、国が動きだした。
おととい、訪れたのは、国土交通省の関東技術事務所。
路面の温度を抑制する効果のある舗装になります。
試験場には、材質の違うさまざまな舗装がされていた。
一般的なアスファルトの路面温度を測ってみると。
あっ、こちら温度は、54.3度です。
路面は気温より20度も高かった。
ところが、別の2つの舗装は、45.3度と42.8度。
この違いはなんなのか。
45.3度となった保水性のある舗装。
白い部分は、おむつに使われる雨など水分を吸収する素材。
水分が蒸発することで熱を奪い、路面温度の上昇を防ぐのだ。
最も温度が低かった42.8度は、太陽光を反射させる塗料を吹きつけたもの。
国土交通省は、路面温度の上昇を抑える効果を検証し、マラソンや自転車競技などのコースに使用できるか、検討を始めたのだ。
一方、浅草。
外国人観光客は日本の暑さについて。
この天候でのオリンピックなんて、ありえないわ。
地獄だ。
選手だけでなく、沿道の観客を守る動きもある。
まるで木みたいですね。
こちらがグリーンエアコンと呼んでいるものになります。
オリンピックでの設置を目指し、パナソニックが開発したのは、ミストを噴射する、人工の街路樹だ。
ミストが出てきました。
冷たいですね。
高さおよそ5メートル、樹脂で出来た葉が日光を遮り、日陰を作る。
沿道に設置すれば、体感温度が5度程度下がるという。
沿道にいらっしゃる方のほうが熱中症の危険があるんじゃないかって思いますので、そういった面では、マラソンコースなんかにこういったものが設置できればなというふうには考えております。
さらに最新の研究で、新たな熱中症対策も分かってきた。
ではここで、こよいのご意見番、ご紹介いたします。
作家の島田雅彦さんです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
お願いします。
熱中症の予防にはこんな方法があるそうなんです。
最新の研究によりますと、外出前、手足を10分ほど水につけて冷やすと、効果的に体温の上昇が抑えられるそうです。
ということで、バンキシャも実際にやってみました。
向かって左側が、手足を10分ほど冷やしたスタッフ。
サーモカメラの映像で見てみますと、水につけた部分が青く映り、冷たくなっていることが分かります。
そして軽い運動を始めて15分。
何もしなかった右側のスタッフは、顔の部分に高い温度を示す赤が強く出ているのが分かります。
そして手足を水につけた左側のスタッフは、ほおの辺り、ご注目ください。
37度以下を示す緑色の部分が見て取れました。
ぜひお試しいただきたいと思いますが。
さあ、島田さん、このオリンピック、厳しい、厳しい環境下でスポーツをしなければならないということになるわけですが、どうお考えになりますか?
選手じゃなくてよかった。
本当ですね。
1964年の東京オリンピックのときは、気候の問題もあって、10月、体育の日にやったってことがありましたけど、もちろん世界標準としては、常に7月とか8月にやることになってるんですけど、これ、秋にするって手はないんですかね?
いろんな国際大会が、秋には詰まってるという事情もあるみたいですけどね。
あとだから、東京がいろいろヒートアイランドとか、温暖化とかの影響で、空気がうまく流れないというような問題も、今から5年で解決ってことはいかないので、そのテクノロジーの粋を集めるということしかないんじゃないですかね。
頑張ってほしいと思います。
続いてはこちらです。
この夏、日本は終戦から70年を迎えます。
しかし、いざ世界に目を転じますと、今もなお続く戦争があります。
バンキシャでは、きょうから4週にわたって、今、ある戦争をテーマに、世界各地で今もなお続く戦争や紛争に焦点を当て、シリーズでお伝えしてまいります。
第1弾はこちら、ロシアとヨーロッパの間に位置するウクライナです。
ロシアの支援を受け、独立を目指す親ロシア派。
それに対する、ウクライナ政府軍による内戦は、去年の4月から1年以上も続き、犠牲者は6000人以上に上っています。
ウクライナの内戦は、人々にどんな変化をもたらしたのか。
民間旅客機を撃墜した疑惑などから、国際的に厳しい批判にさらされる親ロシア派。
バンキシャは、その親ロシア派の戦闘員に密着取材した、極めて貴重な映像を入手しました。
そこに映っていた驚くべき日常とは。
先月、武装集団の戦闘員と共に、カメラは親ロシア派の拠点へ。
ロシア国境までおよそ90キロ。
ぼろぼろの建物だらけのこの場所。
ここはウクライナ東部、ドネツク市近郊のスパルタクという地区だ。
対するウクライナ政府軍とのまさに最前線。
危険な場所のため、ふだんは近づけない。
これはそこで撮影された貴重な映像だ。
住民が引っ越したあとの民家が親ロシア派の拠点となっていた。
ここは車庫だったという。
この辺りを管理する親ロシア派部隊の隊長が、あるものを見せてくれた。
これはなんですか?
戦車の砲弾だよ。
グルジン隊長42歳。
妻と2人の息子がいる元長距離トラックの運転手だ。
去年、ドネツク州にあった自宅を砲撃された。
それがきっかけで、自発的に戦闘に参加する義勇兵として、親ロシア派の戦闘員になったという。
親ロシア派は、グルジン隊長のような義勇兵で組織されているという。
攻撃の準備をする戦闘員。
その手にはiPhone。
GPS機能を使って、自分の位置を確認し、砲弾の弾道を計算するのだという。
そして準備が整うと。
お見舞いしてやる!愛してるよ!
グルジン隊長が狙ったのは、400メートル先にあるというウクライナ政府軍の陣地。
迫撃砲という軽量な武器。
しかし、着弾すると大きな破壊力を持つという。
ウクライナでは、こうした戦闘が日常化していた。
去年7月、ウクライナ東部。
マレーシア航空の旅客機が、何者かに撃墜された事件。
この映像はその直後に撮影されたと見られている。
まだもうもうと煙が上がっている。
撮影したとされるのは、親ロシア派の戦闘員たちだ。
この事件で、乗客・乗員295人全員の命が奪われた。
乗客の荷物などから、撃墜したのが、ウクライナの軍用機ではなく、旅客機だと分かったようだ。
この事件に関しては、ウクライナと親ロシア派の後ろ盾となっているロシアの双方が、相手が撃墜したと主張している。
その親ロシア派が拠点としているのが、ウクライナ東部のドネツク州。
街のあちこちに、炭鉱から出た不要な土を盛った、ぼた山が見える。
ここはウクライナ屈指の炭鉱地帯だ。
住民の多くは、今も炭鉱で働いている。
もともと、これらの炭鉱を開いたのはロシア人だという。
ほら、あそこを見てください。
今まさに戦車が走っていますよ。
親ロシア派とウクライナ政府軍はことし2月に、停戦合意に至ったものの、いまだ散発的に武力衝突が起こっている。
ドネツク市近郊のスパルタク地区。
あのグルジン隊長が案内してくれたのは、住民たちが建てたという小屋。
戦争が始まり、住民たちはここで調理してるんだ。
ここに水を運んでいる。
自宅の電気やガス、水道が止まっているため、ここに周囲の住民は水を持ち込み、かまどで煮炊きをしているという。
周囲には、砲弾の音が響き渡る。
グルジン隊長に周囲の状況を説明してもらっていたそのとき、カメラは、衝撃的な瞬間を捉えた。
グルジン隊長たちを狙って、ウクライナ政府軍が攻撃してきたのだ。
急いで建物の陰へ。
先ほどの住民も走って逃げるが、意外なほど落ち着いている。
グルジン隊長も銃を構える。
しかし、戦闘中という緊張感は感じられない。
停戦合意が発効したあとも、戦争と隣り合わせの生活が続いている。
ウクライナ東部は、国境を接するロシアとの結び付きが強く、ヨーロッパに接する西部は、欧米諸国との結びつきが強い。
ウクライナから独立して、ロシアに近づきたい東部。
一方でEU・ヨーロッパ連合入りを目指す西部とで、国が二分する状態に。
これがロシアから支援を受ける親ロシア派と、親ロシア派をテロ集団と見なす欧米寄りのウクライナ政府軍の戦いに発展。
内戦状態となった。
この内戦で、去年の4月からことしの5月までに、6000人以上が犠牲になったという。
ドネツク市内の至る所に、内戦の爪痕が残されていた。
ちょっとこれを見てください。
屋根を直撃して、火がついて、全部燃えてしまったんです。
もともとスーパーマーケットだったという建物。
中に入ってみると、焼け焦げたがれきだらけだ。
砲撃を受けて、丸2日間、燃え続けたという。
壊れた建物。
これらは親ロシア派に対するウクライナ政府軍の攻撃によるものだという。
被害を受けたビルの横を、談笑しながら歩く若者の姿。
死と隣り合わせの中にも、変わらない日常がかいま見える。
ドネツク市の中心部にある病院。
そこには内戦でけがをした人が入院していた。
砲弾が落ちてきて、がれきの下敷きになりました。
それ以上は覚えていません。
ほかの患者は。
これは本物の破片です。
砲弾で周りが崩れてきて、せき髄にこの破片が残っていたんです。
砲撃を受けた集合住宅を訪ねると、壁には無数の穴が開いていた。
中には、まだ住んでいる人がいた。
ほかの部屋は。
失礼します、誰か。
安全な場所に避難したのか、もぬけの殻となっていた。
家財道具は残されたままだ。
実は、この建物には地下室があった。
部屋を出た住民たちが集まってくる。
暖房も電気もない。
水もない。
それでも私たちは生きてきた。
内戦により、ライフラインはストップ。
砲弾から逃れるため、戦闘が始まると、こうして、地下室で身を寄せ合ってきた。
こんな生活が、もう1年以上続いているという。
ウクライナで、若い世代を殺さないでほしい。
子どもが生まれなくなると、民族が滅亡してしまいます。
私たちが欲しいのは平和だけです。
爆撃の停止を望んでいると、世界に伝えてください。
一方で、あのグルジン隊長。
今度は別の武器を準備した。
この武器で、手りゅう弾のようなものを飛ばし、相手の陣地で爆発させるのだという。
内戦の続くウクライナの現状、ご覧いただきました。
ここからはヨーロッパ情勢にもお詳しい、軍縮大使の美根慶樹さんにお越しいただきました。
よろしくお願い申し上げます。
よろしく。
早速ですが、美根さん、このウクライナの内戦、今後、どうなっていくと思われますか?
このウクライナのこの内戦については、すでに2回停戦が成立してるんですよね。
ところが、この停戦は砂で出来た家みたいなものでして、出来上がってるんですけど、ぽろぽろぽろぽろとこぼれて、崩れていくわけですね。
だからそれを止めないことには、平和というものはありえないわけですね。
その民間人も含めて、たくさんの人が犠牲になるという、こういうひどい状況、これがいつまでも続くわけですから。
だから、戦争、停戦を本当に実行しないことには、この問題は解決しないということを、当事者が本当に理解するというのが、絶対的に必要ですね。
両者にはそれぞれの言い分があって、とても根深い問題があると思うんですが、具体的にどうすればこの内戦を終えることができるんでしょうか?
停戦合意というものは、もうすでに文書になって、はっきりと決まっておるわけですね、そのかぎりにおいては、ですから、それを関係者はすべて順守する、守る、絶対的に必要ですね。
ロシアも武器とか、それ以外の食料とか、運んでるわけですけれども、そういうことはもうやめると。
絶対にやめないかぎりはですね、武器がいくらでも流れ込んできてますと、戦争は終わらないですね。
そういう面もあります。
それから、西側の欧米、日本も含めてですけど、各国が協力して、ウクライナの当事者が、今、砂で出来たような家ですけれども、それを本当の家にするように協力して、また圧力もかけていかないといけないと思いますよね。
島田さんは、どうお考えですか?
なんかプーチンが、またソビエト連邦のように、かつて連邦を構成していたところをまた、帝国の一部にしたいような、それもやっぱり、ドネツクっていう、エネルギーが取れる、そういう経済的な事情が背景にあるので、そう簡単には諦められないというところがあると思うんですけど、経済制裁がわりとロシアにボディブローのように効いてきているんで、それに対して、ちょっと弱気になったときに、初めて停戦が守られるのかなとも、ちょっと希望的なことを思ってるんですけどね。
美根さん、そんな中、日本はどういう外交をしていくべきなんでしょうか?
このウクライナの問題は、今まですでに話出てますけども、日本としても、ロシアとの関係が非常に大事なんですよね。
ロシアとの関係ということで見ますと、アメリカ、それからヨーロッパ、日本、それぞれ立場が違うんです。
共通点はもちろん多いんですけれども、立場が違うところがありまして、一番きついのはアメリカなんですね。
アメリカは冷戦時代からの経験があると思うんですけれども、非常に強い。
しかしヨーロッパの場合には、天然ガスの供給を受けていると、または止まるということもある。
日本の場合には、平和条約を結ばなきゃいけない、北方領土問題も解決して、それから同じ東アジアの安定に責任を持ってる立場ですから、そういう意味で、日本としては、一方では、G7といいますか、各国と協調しながら、その枠組みの中でしっかりと。
ここまで、軍縮大使の美根さんにお話聞きました。
ここでニュースをお伝えします。
早稲田実業、注目の1年生スラッガー、清宮幸太郎選手が甲子園出場を決めました。
ここまで5試合で、打率5割超えの清宮選手は、きょうも3番ファーストで、スタメン出場。
神宮球場には、3万4572人の観客が集まりました。
スタンドには父で、ラグビートップリーグのヤマハ発動機監督、克幸さんの姿も。
清宮選手、注目の第1打席は初回、痛烈な当たりでしたが、ファーストライナー。
続く打席も空振り三振に倒れます。
両チーム無得点で迎えた3回。
早稲田実業はホームランを浴びるなど、東海大菅生に4点のリードを許します。
しかし、5点ビハインドで迎えた8回、早稲田実業が驚異的な反撃を見せます。
ヒットとフォアボールなどで、4点を奪い、1点差に迫ると、さらに連続フォアボールで、2点を追加し、6対5と逆転。
なおも2アウト満塁のチャンスで、清宮選手にこの回、2度目の打席が回ってきます。
タイムリーヒットでさらに追加点。
早稲田実業はこの回、打者14人、一挙8点を奪います。
そして迎えた9回裏。
大逆転で5年ぶりの甲子園出場を決めた早稲田実業。
清宮選手は決勝までの6試合すべてでヒットを放ち、打率5割でこの大会を終えました。
この展開は本当、想定内だったので、自分たちも焦ることなく、いつもどおりの野球で、8点取れたんじゃないかなと思います。
100%まだ発揮できてないと思うんで、甲子園で暴れてきたいと思います。
2015/07/26(日) 18:00〜18:55
読売テレビ1
真相報道 バンキシャ![字]

バンキシャ!は毎週、注目を集めている事件・出来事について、他にない切り口で検証を加える番組です。今週もスタッフは各地に飛び、ただいま取材中。ご期待ください。

詳細情報
番組内容
真相報道バンキシャ!は福澤朗と夏目三久がお伝えする〈新型〉報道番組。日曜の夜、その1週間の起きた出来事について視聴者の方に「なるほど、そういうことだったのか」と言っていただける番組づくりを目指しています。取り上げるのは、事件・事故・政治・経済からスポーツまで、硬軟とりまぜ幅広く。ニュースの新しい見方をご提供いたします。番組への情報、ご意見は番組HPまでお寄せください。
出演者
【MC】
福澤朗
夏目三久
【ゲスト】
番組ホームページ
http://www.ntv.co.jp/bankisha/

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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