2015年7月30日14時40分
■溝手顕正・自民党参院議員会長
(人口の少ない県を統合して新たな選挙区をつくる合区を柱とした「10増10減」の)参院の選挙制度、ささやかな改正だが、衆議院を通過して成立した。色々、言いたいことはあるし、色んな問題がある。マスコミとか識者とか、知ったかぶりの人とか色んなことを言って……。嫌というほど聞かせて頂き、それぞれ「ごもっともだ」と思うが、一つだけ、論点で欠けているのは「自民党にとって、我々の仲間にとって、どれだけ(改正が)いいことなのか。我々、どれだけ損をするのか、得をするのか」ということだ。
表に出して言うべきではないかもしれないが、中期的、長期的に見て、果たして、適切な評価ができるのか。それが私の頭に絶えずあった。仲間をできるだけ苦しめないでおきたい、できるだけ仲間が生き延びられるようにするということも、一つの責任だと思って、この問題に対処してきたのは事実だ。大いなる妥協かもしれないが、何とか、ご理解を得られた。
議論をスタートして2年半ぐらい。大変長い議論で、少しホッとしているが、この制度で不利な処遇というか、あまり、うまくいかない県、個人が出てくることも事実。しっかり仲間として守っていくことが、これからの最大の私の課題だと思って、やらせて頂きたい。(自民党岸田派のあいさつで)
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