2015-07-30

プロが死んだ日本

国立競技場ロゴマークの件で思うのは、(少なくともネット上の)日本人プロを全く信用していないんだな、ということ。

ザハは建築ノーベル賞と言われるプリツカー賞を取っているし、佐野研二郎も様々な実績やヒット企画を打ち出して来た人である

少なくとも芸術面では超一流という評価をもらっている人たちであって、そのアウトプットには一流の人としてのクオリティがあるに決まっているのに、

素人共が寄ってたかって叩いていて本当に醜い。どっからその自信が湧いてくるんだろう。

挙げ句ロゴを戻せだの、日本らしいデザインしろなどと叫んでいる。

これって「サムスミスグラミー賞を穫るのはおかしい。俺にとって分かりにくい音楽はだめ。三代目JsoulBrothersが穫るべき。」

って主張してるのと何ら変わらないと思うんだけど。

デザインしたのも選んだのも一流の人なんだから、信頼しろよ、納得しろよ、と思う。

プロ尊敬することをやめたら、あとには安っぽいドンキホーテのような社会しか残らない。

日本なんて所詮アジア後進国からそれがお似合いなのかもしれないけどね。

今回の件、プロもっと声を上げて素人を黙らせるべきだと思うんだけどな。

「お前ら愚民にはわからないかもしれないけど、これがいいものなんだ。だから黙れ。信じろ。」って。

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