日経に『俺ガイル』の記事が掲載! 「ぼっち高校生描いた小説、ここまで人気が広がった理由は?」

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「ぼっち」高校生描いた小説、ベストセラーの理由

 小説「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」(渡航著、小学館)、通称「俺ガイル」。2011年の第1巻発売以降、現在までに14巻計400万部を売り上げる。ライトノベルの人気投票では2年連続首位となり、アニメ版は今年第2シーズンまで制作・放映され、舞台の千葉県ではイラスト入りのモノレールが走る。主人公は学園のヒーローでも人気者でも萌(も)え系の美少女でもなく「ぼっち」、つまり独りぼっちを好む友人のいない男子高校生だ。異色の青春小説が支持される裏に、現代の若者気質が透けて見える。

辛辣な批評眼や「ぼっち哲学」が人気

ここまで人気が広がった理由は何か。まず主人公の「ぼっち哲学」の数々だ。
話は主人公の一人称で進むため、物語全体に繰り返し辛辣な批評眼や「ぼっち哲学」が登場する
そうした言葉をもとに、ネット上には主人公の名言を紹介するページや書き込みがどんどん増えている。

例えばこうだ。

仲の良さを周囲にアピールする「俺たちイケてるでしょ」的なグループを見て思う。
「なぜ自分の感じている楽しさを、己一人で証明できないのか」
非モテ三原則もある。
「希望を持たず、心の隙を作らず、甘い話を持ち込ませず」
自分同様、友人の少なそうな女子に友達がいるのか尋ねると、
「まずどこまでが友達なのかを定義してもらっていいかしら」との返答
それを聞いて即断する。
「あ、もういいわ。そのセリフは友達いない奴(やつ)のセリフだわ」

 ぼっち(あるいは元ぼっち)読者にとって、「あるある(=共感を呼ぶ挿話)」の連続だ。

仲良しの多さが人格の価値を証明するかのようなムードがいまの中学、高校、大学には満ちている。上っ面の人間関係を拒否し、「本物」だけを求める主人公の姿にすがすがしさを覚える若者は多い。

第2に、周辺人物の配置だ。作者が意識しているかどうかは別に
ここ20年の若者向け大ヒット作の王道を踏襲している。

無気力で低体温の主人公男子を囲む主要人物は3人。2人は同じ「奉仕部」の女子で、1人は「深窓の令嬢」タイプ。理性優先、文武両道、料理上手、ただし無口で無表情。本音しか語らずクラスでは浮いている。もう1人は感情を優先する元気で行動的な町娘タイプ。
クラスでは「イケてる」グループの一員だが、「演技」で支える仲良し関係に疑問も感じている。

3人目はサッカー部のキャプテンで、明るいヒーロー。当初は主人公にとって別世界の、むしろ敵対する存在だったが、物語が進むにつれ主人公と同等・同格となり、今では心の奥底では理解しあっているかのような関係に。逆に、当初は主人公と唯一親しい存在だった小太りのオタク男子はすっかり影が薄くなってしまった。この交代劇は興味深い。

 低温の主人公、無口な美女、行動派で活発な少女、キザで謎めいた美少年。大ヒット作に、この4タイプを軸にすえたものが目立つ。1995年からテレビ放映が始まった「新世紀エヴァンゲリオン」、2003年から刊行が始まったライトノベル「涼宮ハルヒ」シリーズが好例だ。

かつて少年向けエンターテインメントといえば、主人公がヒーローとして物語の中心に立ち、スポーツやけんかで勝利を重ねた。
近くには誰もが憧れるヒロインがおり、ヒロインはヒーローに心ひかれるのが常だった。
主人公が大勢の人から認められる姿を描き、読者はその主人公に自分を重ね合わせて興奮したり共感したりしたわけだ

現実は違う。うっかり集団の中心に立とうとすれば「悪目立ち」で終わる場合が多い。「明るく、誰からも好かれる」男子や女子にも嘘臭さが漂う。そもそも今、生徒や学生は、あらかじめ「すべてが許される」層から「目立ってはいけない」層まで、細かく階級に分かれている。いわゆるスクールカーストだ。

昔のような単純明快なヒーロー像、ヒロイン像は、もはや共感を呼びようがない。こうして周囲と距離を取る主人公、疎外された美少女、自分の表と裏に悩む女の子が生まれた。主人公の自尊心を満たし、学校での地位や価値を保証するのは、ヒロインに恋心を告白されることよりも、万能の美少年から対等な存在だと認められること。同性から好かれることが恋愛より重要、という若者の気分を映しているとも読める。

2013年、「何者」で直木賞史上、初めての平成生まれの受賞者となった朝井リョウ氏。そのデビュー作「桐島、部活やめるってよ」(2009年)はスクールカーストの中で生きる高校生のリアルな姿を描き、2012年には映画化され日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した。カーストの下位に属する弱小クラブ、映画研究会の少年が「イケてるグループ」に冷笑されながらも、好きな映画撮影に熱中するけなげな姿が印象的だった。

 昔の学園ドラマのような主人公や友人関係は、もう成り立たない。
新しい10代のありようを「エヴァンゲリオン」「ハルヒ」のような先端SF作品が先取りして提起し、文学の世界を経て、大部数を売るエンターテインメント青春小説や学園漫画・アニメへと波及してきたといえそうだ。次は民放の連続ドラマやNHK連続テレビ小説の主人公像が変わる番かもしれない。

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO89792280X20C15A7000000/

 
 
・『上っ面の人間関係を拒否し
 「本物」だけを求める主人公の姿にすがすがしさを覚える若者は多い』だから売れていると、なるほどなぁ
 
 
・さすがですわ日経。でもよりによって俺ガイルを取り上げるとはなんというか……素晴らしいな!
 
 
・売れてることが納得いかないほど微妙になってきたがな
 
 
・当たり前だけど大した事は書いてない
 
 
・ついに日経で記事書かれちゃう系ラノベの俺ガイル。さすが俺たちのヒッキー。

 
 
・>昔のような単純明快なヒーロー像、ヒロイン像は、もはや共感を呼びようがない。こうして
 >周囲と距離を取る主人公、疎外された美少女、自分の表と裏に悩む女の子が生まれた。
 >主人公の自尊心を満たし、学校での地位や価値を保証するのは、ヒロインに恋心を告白
 >されることよりも、万能の美少年から対等な存在だと認められること。同性から好かれる
 >ことが恋愛より重要、という若者の気分を映しているとも読める。

戸塚のことかとおもった
 
 
 



 
 
                 ____
               /       \  
       パ  /  ⌒  ⌒  \   なるほどなぁ・・・ 
      ポ リ /   (●) (●)   \  でも人気なのはそもそも話が面白いからなのであって・・・
     リ   l    ⌒(__人__)⌒    l  共感できても話がつまらなきゃここまでヒットしなかったと思うわ
        /⌒ヽ\   。` ̄~`    /  
      l^l^l_ノ/           \   あと俺ガイルは量産型キャラじゃないのもいいよね
       | | 川、                   ヽ  
      ヽ_  ノ                   ヽ
         |   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   |
         |  |      。       |⌒ |
==^==-、 ヽ_|      (:::τ      | ノ_
 ポテチ ./  ̄ ̄|            | ̄(  ) ̄ ̄

(´・ω・`)しかしアニメの続きが気になってしょうがない・・・続巻まだかよ
  
 





この記事へのコメント

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  1. 名前:名無しさん 投稿日:2015-07-30 15:20:04
    サメ映画おもろい
  2. 名前:名無しさん 投稿日:2015-07-30 15:20:33
    完全にピークは過ぎたな
  3. 名前:名無しさん 投稿日:2015-07-30 15:20:39
    有料記事全文転載はアウトだろ、日経に通報してくわ。
  4. 名前:名無しさん 投稿日:2015-07-30 15:22:43
    この記事、小町的にポイント高い
  5. 名前:名無しさん 投稿日:2015-07-30 15:23:02
    ↓ここで真のぼっちが冷静に一言
  6. 名前:名無しさん 投稿日:2015-07-30 15:23:20
    さすガイル
  7. 名前:名無しさん 投稿日:2015-07-30 15:23:24
    流石、現役中高生のバイブルだわwww
  8. 名前:名無しさん 投稿日:2015-07-30 15:23:44
    これがホンモノなんだよなぁ
  9. 名前:名無しさん 投稿日:2015-07-30 15:24:03
    ラノベ層はボッチだからボッチは共感できるだろう
  10. 名前:名無しさん 投稿日:2015-07-30 15:24:04
    最新巻は微妙だった
  11. 名前:名無しさん 投稿日:2015-07-30 15:24:06
    なんで無断転載するんですか?
  12. 名前:名無しさん 投稿日:2015-07-30 15:24:31
    面白いけどアニメ二期があれ
  13. 名前:名無しさん 投稿日:2015-07-30 15:24:57
    9
    ぼっちが何か言ってるw

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