ちはー 蜜です♡
イケダハヤトさんや、その他有名ブロガーさんたちの発言の影響なんでしょうか?
「ブログを足がかりに、本出したりセミナー開催する!」
そんな考えが、今当たり前に主流みたいな顔して出回っています。
もちろんブログからはじめて、そこから活動広げて成功する人もいっぱいいらっしゃるでしょう。大勢の人と実際に関わることで自己実現する人も、やはり一定数いらっしゃるでしょうから、そういう人はどんどん露出して自分のしたいことをすればいいと思います。
けれど「ブログが売れて、有名になるのが勝ち組! 収入を増やす王道はセミナー開催!」というスタンスには違和感をおぼえます。
はじめて半年のこのブログは今、月60万PVです。中堅クラスのブログに育ってきました。「蜜の国」の広告収入は月10万円超です。私は今のところ、セミナー開催したり出版したり考えていません。たぶんこれからも、ネット上でしか活動しないと思います。てかブログしかやらないと思います。
なぜなら、そのほうが得だからです。
素人は顔出ししないほうが得だと思う4つの理由
1、書き手の外見や生活レベルがわからないほうが、実は聞き側は「話の内容」に集中できるから。
2、意外と思うかも知れないけれど、「普通の人」が書くブログにも、たくさんの読者が集まる。顔出ししない分別があって、堅実な生活を大事にしてる人。こういう「普通の生活を送る人」のナイショ話を、聞きたいと思う人は多い。私もその一人。
3、大勢の人の目にさらされたせいで家庭が崩壊したり、自殺に追い込まれる作家や芸能人は昔から数え切れないほどいる。彼らみたいに莫大な収益や事務所などの保護機構もないのに、素人が安易にブログやツイッターなどで個人情報をネットにさらすのはすごく危険。
4、セミナー開催や出版にまつわる手間やコストは甚大。家で好きなときに好きなことブログに書いてたほうが、はるかにラクでメリット大きい。
詳しく説明していきまーすー
顔さらさないからこそ、聞いてもらえる話がある
たとえば私がセミナーやるとしましょう。テーマは「見た目に投資することのメリット~外見を整えることであなたの人生は変わります~」にしましょうか。
このブログでよく取り上げる内容です。読者のかたのコメントを見ると、かなり自分の生活に引き寄せて考えてくださってるなーという印象。ファッションを見直しする材料として、上手に利用してくださってるようです。
しかしこれを顔出しして説明するとすると…
聞き手が私のことを美人だと認識した場合
美人が「外見って大事ですよ」と言うと、たいてい多くの女性のひんしゅくを買います。怒りまでいかなくても、多くの女性が話を聞くことを拒否します。
目の前の美人に対して、むくむくと湧き上がってくるコンプレックス。それによってプライドが傷つかないように、心を守ろうとする働きが無意識のうちに生まれるからです。
仮に素直に話を聞けたとしても、「この人は美人だから、自信があって色んなファッションにチャレンジ出来るんだ」とか「もとがいいから、ちょっとの努力で結果が出るんでしょ」と、自分と引き合わせて考えてくれない可能性もある。
聞き手が私のことをブスだと認識した場合
見た目を「だせぇ」と思われると、いくらいいこと言ってもまともに聞いてもらえません。認めたくないけど、こういう差別は日常的に行われています。
セミナーの講師になるということは、話す内容以上に外見や話し方、声のトーンや振舞いかたが大事です。それらが聞き手にとって好感度が高いものになるように、入念に研究しなくてはなりません。性別や世代、所得層によって対策分けたり、すげぇ手間。
モテや恋愛をテーマにするなら、なおさらです。「服装や体型、雰囲気がそのまま、講師の言いたいことを表現している」とさえ言えます。ていうか参加者はみんな、主にそのブロガーの顔やしゃべり方を見に来るんだと思います。
つまりブスだったら即アウト。ブログ存続の危機。
美人だったら対面より、むしろブログのほうがメッセージ伝えやすい。
どっちにしたって顔出ししないほうが断然得だな!
2、「普通の人」の文章って、案外昔から人気が高いジャンル
昔、まだ雑誌を頻繁に買ってた頃のこと。私は読者投稿のコーナーが好きでした。本当かウソか実際のところわからないんだけど、普通の人の普通の恋バナとか仕事の工夫を読むのが楽しかった。
もちろん有名な作家やエッセイストの本も読みます。中には読者の共感を得るためでしょうか? いかにも「何の変哲もない普通の暮らしだけど…」ってニュアンスの書き方してるエッセイもあります。でも彼らは私にとって全然「普通の人」じゃないんですよね。
メディアに顔やプライバシーさらして、その代価としてお金もらってるって時点で、かなり特殊な人たちです。よくよく読んでみると、金銭感覚や人間関係のあり方、仕事に対するスタンスなどが一般の人と大きくかけ離れてたりする。
みんながみんな、「作家」を目指さなくていい
その人たちは特別だから価値があって、みんなが注目するんだろうけど、私は個人的に有名人や有名人になりたがる人の私生活に興味が湧きません。知りたいのは自分と同じように、目立たないけど一生懸命社会の歯車として頑張ってる人たちの、リアルな本音。
ありふれた生活の中で描かれる哀愁やおかしさ。ちょっとした生活の知恵や、ふいに繰り出される珍妙な格言。普通に見えて、どこか変。自分と似てるけど、ちょっと違う。そこがいい。その微妙な違いが、嬉しくて楽しい。
そういう私みたいな人って、案外多いんじゃないかと思います。
顔出ししない文章だから、価値がある。一見普通だから、共感しながら読める。私は「身の丈に合った生活」にこそ品を感じるし、自分と周囲の人のブライバシーに配慮した節度ある文章に、大人の優しさを感じるのです。
ブロガーがみんな「有名人」や「エッセイスト」みたいな文章書いてたら、それこそ凡庸で面白くありません。それは才能と自信がある人に、任せておけばいいのです。案外自分が意図しないところが、読者の方にウケたりするものですよ。
あれー、4つ全部書けませんでしたー 次回の記事で続きを書きます。
ここまでのまとめ
・どこにでもいるような人の本音を、聞きたいと思う人はいっぱいいる。変わったこと書いたり、したりして注目を集めなくても大丈夫。実は内容そのものより、切り口や書き方が面白くなかったり、読み手にとってわかりにくかったりする場合も多い。
・顔が見えないことのメリット、匿名性の高いブログの特徴をよく理解して、効果的なアプローチをすること。あえてそのよさを消すことはない。
以上、蜜でしたー
ブスなのにモテる女になる方法③姿勢とファッション 美人への最短ルート付 - 蜜の国