NTTコミュニケーションズは29日、インドネシアのデータセンター会社のPT.Cyber CSF(本社ジャカルタ)を買収すると発表した。既存のデータセンターがほぼ満床になっており、同社取得で需要増に対応する。Cyber CSFの従業員数は約40人で、買収金額は非公表だが数十億円規模という。
年内に既存株主から発行済み株式の全株を取得する。Cyber CSFはジャカルタ都心部にサーバールーム面積約7700平方メートルの専用ビルを持つ。NTTコムは2001年から他社施設を借りる形でインドネシアでデータセンター事業を展開していたが、小規模だった。今回の買収で同国では初の自社物件を取得する。
インドネシアのIT(情報技術)市場の成長率は17年まで年平均10%で拡大する見通し。NTTコムはタイなどでも事業を拡大しており、東南アジアでの需要増に備える。
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