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TPP閣僚会合2日目 大筋合意目指し協議続く
7月30日 6時58分

TPP閣僚会合2日目 大筋合意目指し協議続く
ハワイで開かれているTPP=環太平洋パートナーシップ協定の閣僚会合は30日、2日目を迎えました。甘利経済再生担当大臣はマレーシアなどと2国間の閣僚級協議を行い、難航してきた国有企業と民間企業の公平な競争条件の分野などで、交渉全体の大筋合意に向けて歩み寄りを求めたものとみられます。
TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加12か国による閣僚会合は、来月1日までの日程で、29日からハワイのマウイ島で始まり、2日目の30日、甘利経済再生担当大臣は、2国間の閣僚級協議を挟みながら、全体会合に臨むことにしています。
このうち、日本時間の30日朝早く行われたマレーシアなどとの2国間の閣僚級協議で、甘利大臣は、難航してきた国有企業と民間企業の公平な競争条件などについて意見を交わし、交渉全体の大筋合意に向けて歩み寄りを求めたものとみられます。
この分野では、日本やアメリカが、国有企業の優遇措置の是正を求めてきたのに対し、多くの国有企業を抱えるマレーシアやベトナムなどは慎重な姿勢を示してきたことから交渉の決着に向けて、例外的に優遇措置を認めることで調整が進められていて、対象となる企業の絞り込み作業が続いています。
一方、交渉関係者によりますと、「原産地規則」の分野に関連しTPP域内で生産された自動車部品をどの程度使えば、自動車の関税をゼロにするかを巡って、メキシコやカナダなどが、日本が主張するより高い水準とするよう強く求めているほか、乳製品を巡って、ニュージーランドが、今よりも安い価格での日本への輸入をさらに増やすよう求めていることから、日本側は、各国との間で妥協点を探ることにしています。

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