マッカーサー記念室:公開始まる…「千の証言展」も開幕
毎日新聞 2015年07月29日 11時21分(最終更新 07月29日 13時41分)
第一生命保険日比谷本社ビル(東京都千代田区)で29日、「マッカーサー記念室」の公開が始まった。終戦後の占領期、連合国軍総司令部(GHQ)に接収された同社は、最高司令官のマッカーサーが執務室として使った部屋を記念室として残しており、公開は3年ぶり。本社ビル1階ギャラリーでは「はがきで綴(つづ)る、戦争の記憶 千の証言展」も始まった。
ビルは1952年7月の返還までGHQが使い、日本国憲法のGHQ草案が作られた。執務室の広さは約54平方メートル。寄せ木細工の床や灰色のじゅうたん、机や椅子など、装飾や調度品は当時のもの。
見学の申し込みは締め切ったが、同社ホームページで映像を見ることができる。
また、「千の証言展」は、港区赤坂、同区北青山に続いて最後の開催。恩賜時計や軍事郵便など、読者らから寄せられた戦争にまつわる品など約140点を展示。8月8日までの午前9時〜午後5時(最終日は午後4時まで)。会期中無休で、入場無料。【山田奈緒】