本日Windows 10がリリースされたので早速 MacBookのBoot Camp領域にインストールしてあるWindows 8.1をWindows 10へアップグレードしてみました。詳細は以下から。

MacBook-Pro-Front-View

 "Parallels Desktop 10 for Mac"がWindows 10 Tech Previewをサポートして以来 Windows 10を試験的に使用していましたが、あまり大きな不具合や互換性の問題も見当たらなかったので実際にWindows 8.1をインストールしてあるMacBook Pro RetinaをWindows 10へアップグレードしてみました。


アップグレード方法

Windows 8.1からWindows 10へアップグレードする方法は以下の様にいくつかある様ですが、



今回は既にBoot Campアシスタントを使用しインストールしてあるWindows 8.1をWindows 10へアップグレードするだけだったのでメディアクリエイションツールを使用しました。

rMBP-Windows8-1-SS

 WindowsをインストールしてあるMacはMacBook Pro (Retina, Mid 2013)のエントリーモデルでWindows用のドライバはAppleのBoot Campアシスタントを使用し以下のドライバをインストールしてあります。


  • Apple Bluetooth
  • Apple Keyboard Support
  • Apple Remote Driver
  • Apple Trackpad
  • Atheros 802.11 Wireless
  • Microsoft Windows 用「Boot Camp」コントロールパネル
  • Boot Camp System Task Notification アイテム (System Tray)
  • Broadcom Wireless
  • Intel Chipset Software
  • Intel Integrated Graphics
  • iSight カメラ
  • iCloudアプリ
  • Marvel Yukon Ethernet
  • Cirrus Logic Audio
  • Realtek Audio
  • SigmaTel Audio
  • Microsoft Windows 用「起動ディスク」コントロールパネル
  • Thunderbolt
  • USB 3

アップグレード手順

 メディアクリエイションツールを使用したアップグレード手順は以下の通りで、まずメディアクリエイションツールをMicrosoftのWebサイトからダウンロードし起動。「このPCを今すぐアップグレードする」か「他のPC用にインストールメディアを作る」かを聞かれるので前者を選択。

Windows10-on-MacBook-メディアクリエイションツール-1

 「このPCを今すぐアップグレードする」を選択するとWindows 10のダウンロードが始まり、終了するとPCがチェックされます。

Windows10-on-MacBook-メディアクリエイションツール-2 Windows10-on-MacBook-メディアクリエイションツール-3

 PCのチェックを通過すると「ライセンス条項」が表示され、同意後に引き継ぐ個人用ファイル(設定ファイルなど)の設定画面が開き、「ファイルを引き継ぐ」または「何も引き継がない」を選択できます。

Windows10-on-MacBook-メディアクリエイションツール-4 Windows10-on-MacBook-メディアクリエイションツール-5

 設定が全て完了するとインストール準備の完了画面が表示されるので、後は「インストール」を選択するとアップグレードが始まり、終了するとWindows 10が起動します。

Windows10-on-MacBook-メディアクリエイションツール-6

アップグレード後

 アップグレード後はメディアクリエイションツール で個人用設定をそのまま引き継いだので特に困ることはありませんでしたが、ドライバ類についてはBluetoothドライバが認識されていませんでした(*Windows 8.1やTech Previewの時から使用できていません)。

Windows10-on-MacBook-メディアクリエイションツール-Bluetooth

 その他のドライバはWindows 8.1と同様Wi-Fi, GPU, iSightカメラ, オーディオ, トラックパッド, キーボードなど全て認識しており(MacPro Late 2013ではGPUドライバが認識しないそうです)、iTunesやiCloud, Boot CampコントロールなどApple製のソフトも全て使用できます。

Windows10-on-MacBook-iCloud-Drive

 まだ仮想環境以外のWindows 10をあまり使用していませんが、以前話題になっていたWindows 10の"Task View"についてはOS Xの"Mission Control"よりかなり高速でスムーズに動作しているように思います。

MacBook-Retina-Task-View-on-Windows10

 今回のアップグレードでは特に不具合などはありませんでしたが、Windows 7/8.1は1年間の無料アップグレード期間があり、秋にリリースされるOS X 10.11 El Capitanには新しいBoot Campアシスタント(v6.x)が搭載され、その頃にはAppleのWindows 10ドライバもリリースされると思われるので、それを待った方が安心してアップグレード出来るかもしれません。


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