皇后さま 来月に冠動脈の精密検査へ

7月29日 17時29分

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皇后さまは、胸の痛みの症状が見られるため、検査を受けたところ、心臓の血液の流れが悪くなる「心筋虚血」の疑いがあることが分かり、来月９日東京大学附属病院で、心臓の周りにある冠動脈の精密検査を受けられることになりました。

宮内庁によりますと、皇后さまは、先月末ごろから胸の痛みの症状が見られ、徐々にその頻度が増してきたことから、今月２４日に２４時間心電図による検査を受けられました。
その結果、動脈硬化などによって心臓の周りにある冠動脈の血液の流れが悪くなる「心筋虚血」の疑いがあることが分かり、皇后さまは、来月９日、東京・文京区の東京大学附属病院で、造影剤を使った冠動脈のＣＴ検査を受けられることになりました。
これによって、実際に冠動脈が狭くなっているかどうかや、精神的なストレスが関係している可能性などを確かめることができるということです。
宮内庁は、今のところ、皇后さまの公務は予定どおりだとしていますが、テニスのような激しい運動や、炎天下での長い行事など心拍数を増すような行動は控えていただくとしていて、検査の結果を受けて、今後の治療方針などを検討することにしています。