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反安倍のうねり SEALDsが動かした!
小林節教授の心配は杞憂に 1カ月半で大化けした「SEALDs」

 小林氏は若者の前でマイクを握るとこう訴えた。

「安保法制に反対すると、『憲法守って国が滅んでどうするのか』と必ず言われます。(日本は)70年間、憲法9条で専守防衛。これでいける。世界の警察などをやってしまったら経済的に滅びるし、世界中を敵に回します」

「もう一つ、『今はそんな議論をしている時じゃない』とも必ず言われます。だけど、憲法を政治家が無視する習慣がついてしまうと、民主主義国家ではなく独裁国家になってしまう。だからここは許さないで欲しいと思う」

「私は66歳。君たち世代のために良きものを残さなければと闘っていますが、君たちも連綿と続く民族の中で、さらに次の世代に責任があります。次の世代に責任を取るとの思いで闘って欲しい」

 あれから1カ月半。シールズの集会参加者は回を重ねるごとに増えている。小林氏の心配は杞憂に終わり、大化けしたのである。24日の日比谷野音での集会ではシールズの中心的メンバーの紅子さん(24)が「安倍は辞めろ!」「憲法を守れ!」のコールで締めた。引き続き開かれた国会前集会と官邸周辺での抗議集会には計7万人が参加したとされる。

 なぜ、これほどの人が参加するようになったのか。それは彼らの訴えを生で聞くと、よく分かる。普通の言葉で、普通に語っているのである。(つづく)
◇取材協力:ジャーナリスト横田一
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