「めちゃめちゃ硬い!」「前屈で手が地面につかない!」という人、あきらめないで!

体の硬い人でも柔らかくなれますよ! > 硬い体を柔軟にするには > 2.ストレッチをするベストのタイミング

硬い体を柔軟にするには

2.ストレッチをするベストのタイミング

同じストレッチを行うにしても、タイミングによって効果が出やすい場合と出にくい場合があります。

例えば、疲れている時。

心身ともにリラックスした状態で行う方が、ストレッチの効果が出やすいとされています。

ゆえに、仕事で疲労やストレスが溜まっている時に行っても効果が少ない上に、余計な体力を使えばさらに疲労を溜めてしまう事も考えられるので、あまりおすすめできません。

 

また、食後のストレッチ。

これ自体がストレッチの効果を引き出せない直接の原因、という事ではありませんが、最低でも1〜2時間程度の時間をおいてから行うようにしましょう。

食事の直後に激しく体を動かす事自体、消化の妨げになりますからね。

 

 

ベストのタイミングは、体が温まっている時

ゆっくりとお風呂に入った後はストレッチ効果が高いとされています。

体を温めるという事で、筋肉が柔らかくなり、伸ばしやすくする効果があるからからです。

また、精神的にもリラックスした状態を保てるので、ストレッチには最適なタイミングと言えるでしょう。

 

もう一つは運動後。

入浴後と同じで、体が温まっている状態はストレッチをするのに良いタイミングなのです。

クールダウンする前に、なるべく早めにストレッチを行う事をおすすめします。

 

運動前のストレッチに効果がないって本当?

運動前に行う柔軟やストレッチが「体に悪い」「効果がない」、という噂を聞いた事があるでしょうか?

 

「ストレッチは運動前と運動後にしっかり行う事!」

これは、日本のスポーツ教育(学校の体育や部活など)では古くから言われてきた事です。

しかし、長年の常識を覆られるようなこの説。果たしてどういった理由があるのでしょうか?

 

ストレッチには、筋肉を勢い良く伸ばすやり方(動的ストレッチ)と、ゆっくり伸ばすやり方(静的ストレッチ)があります。

どちらかと言えば、近年は後者の静的ストレッチの方が重要視されているようです。

しかし一説によると、伸ばされ過ぎた筋肉は筋力の低下につながり、特に瞬発力を重要視する運動(陸上など)の前に ”入念な”静的ストレッチは向かない、と言われています。

 

しかし、運動前にストレッチを行わないと言う事は、何の準備運動もせずに体を動かす事になり、それが安全であるとはとても考えられません。

 

少しややこしい話ですが、一番良いのは、

 

軽い運動 → 軽いストレッチ → 実際の運動 → 運動後のストレッチ

 

これが適切な方法であると言えるでしょう。

 

少し基本に戻って考えてみると、ストレッチは体が温まっていればこそ効果を発揮するもの。

そして怪我防止には欠かせないものであり、決して「運動前に不要なもの」という事ではないのです。

 


横隔膜が原因ってどういう事??

「体が硬くなる = 運動不足によって筋肉が硬くなる」という事は説明した通りですが、スポーツトレーナーの兼子ただしさんによると、実は原因になる筋肉は「横隔膜(おうかくまく)」である、との事。

また、お腹の内側にある筋肉「横隔膜」を柔らかくすることが、体を柔らかくする近道であるとも言われています。

 

横隔膜を柔らかくして、硬い体を柔らかくする体操「スピード ストレッチ プログラム

※レビュー記事を書きましたので、ご興味ある方はこちらから。