力丸祥子
2015年7月29日00時31分
長崎市の長崎原爆資料館に展示されている原爆「ファットマン」の原寸大模型が、これまでの濃い緑色から黄色に塗り替えられて、28日公開された。近年の調査で実物は黄色だったことが確認され、被爆70年に合わせて塗り替えた。
ファットマンは1945年8月9日、長崎に投下されたプルトニウム原爆。96年に資料館が開館した当時、アメリカの博物館にある模型などを参考に濃い緑色にした。
ところが2010年、有識者らでつくる原爆資料館の運営協議会で委員から「本物の色と違うのではないか」との指摘があり、長崎市が報道機関の所有するカラーフィルムを調べたり、米国の博物館に情報を求めたりして、黄色だったことがわかった。
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