岩上安身様。
 IWJの取材と記事に対して、抗議します。

 宮崎県日向市の黒木睦子さんが「日向製錬所」で製造された人工砂「グリーンサンド」を「ゴミ」などと呼び、その「グリーンサンド」を運搬、施工した「サンアイ」と「日向製錬所」二社から「名誉毀損」「営業妨害」で訴えられた裁判ですが、2/4日の裁判で争点は「名誉毀損」であると裁判長が認定しました。
健康、公害問題では無かったのです。
記事の訂正を求めます。

 黒木氏は「グリーンサンド」が埋められた「配偶者実家前の沈殿池水質検査結果」を、鉛210倍ヒ素50倍フッ素20倍総水銀15倍カドミウム3倍セレン3倍が検出された、グリーンサンドを施行中に粉塵被害で子供に咳が出たと主張していますが、日向JA、延岡JA、共に汚染被害報告なし、日向市の小児科、近隣の保育園にも粉塵の健康被害報告なしです。

 
黒木氏はこの沈殿池から出る汚染水で育った米は汚染され、食べられないとしていますが、このような高濃度の汚染水では稲は育ちません。沈殿池から一キロ離れた下流の水田でも汚染は確認されていません。
黒木氏が「投棄された」とする物質、日向製錬所が製造販売している人工砂「グリーンサンド」は水溶性では無いのです。

 
派遣された記者は取材時間に制限があり、訴状や訴因の確認をしなかった。汚染検査の原本も未確認。 せっかく、現地取材であるのに、当地の汚染被害の実態調査も実施しなかった。 基本的な事実関係の確認を怠ったのではありませんか。

 被告の沈殿池から採取した水の水質検査結果は高濃度汚染、行政や日向製錬所が同池を検査した結果は汚染非検出。黒木氏は「原告側が池の水を入れ替えた。だから何も被害が出ていないのだ」としていますが、水溶性でない物質から水質汚染が出るわけないのです。

 取材記者は日向製錬所への直接取材が不可だったのを「取材不可」と表現しIWJ中継市民のよしおか氏が「企業が取材拒否した」と拡散しました。実際は電話取材可能でした。これによって「無辜な主婦VS加害企業」という誤ったイメージが誇張され拡散されました。

 黒木睦子氏の裁判において、常に企業は丁重に取材に答え、行政も資料提出に尽力してくれました。
裁判取材で一番大切な「訴状」「訴因」「争点」「診断書」を隠し、「取材拒否」しているのは黒木睦子氏の方なのです。

 私は
「IWJの取材を企業が拒否した」という事実無根の拡散と「黒木睦子氏の証拠のない主張を全て取り上げた」と言う事によって「IWJはデマを流した」との謗りを免れない、と思いますが、岩上さんはどのようにお考えですか。
IWJは「岩上安身 責任編集」です。

 この裁判の訴因は「グリーンサンド」を運んだ運搬会社「サンアイ」社長を根拠なく「暴力団と繋がっている」「暴力団を使って嫌がらせしてくる」等の虚偽をブログに書き込み、同社員の顔写真や社長の携帯電話の番号なども合わせて掲載し、削除を申し込まれていても2年間放置していた事です。

 裁判当日には訴状がネットにUPされていました。 記事の主観変更に猶予はありました。訴因・争点の確認を怠った取材の初動ミスは明らかです。 裁判長が認めた争点を告知し、「ぎぎまき」氏の取材記事は事実関係の確認がなされないまま記事になった事を明らかにすべきです。

 そして「証拠のない黒木氏の主張」によって様々な「負の副産物」が生まれています。黒木氏の支援者がカンパを募っていましたが、集金したままで、その人物は連絡がつかなくなったそうです。市民も応援派と懐疑派で分断されました。IWJの記事に軌道修正を求めます。


 画像は、取材記者が企業への直接取材を「取材不可」と書いたのをIWJ中継市民の「よしおか氏」のあたかも企業が取材拒否しているかのように印象させるTwitte。95RTされている。


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黒木氏がHPで示している配偶者実家前の造成地内の沈殿池から検出されたとする水質汚染被害結果表。
しかし、行政や企業と支援者が検査したところ、汚染物質は検出されなかった。
黒木氏が「投棄された」とする人工砂「グリーンサンド」は非水溶性物質。
水質に汚染被害が出るのは科学的ににはおかしな事だ。
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日向市、西川内の米が汚染されていると呟く黒木氏。99RTされている。
上記の水が希釈されたとしてもこの濃度の汚染水で稲作は出来るのだろうか。 
畑の農作物は被害なく育つのだろうか。 

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