宮崎県日向市に住む、黒木睦子さん(41)が日向製錬所と有限会社サンアイから提訴された民事裁判で、黒木睦子さんを取材し、記事を書いたIWJに向けて抗議文を書いたところ、IWJ主幹の岩上安身さんご本人から「抗議文は名誉毀損である、公開で圧力をかけたものとみなします。(略)やめなければ最終的には法的手段に訴えます。」とのメッセージが届きました。
既報したように、宮崎県在住の市民記者、大谷憲史さんにも同文のDMが送られていました。
この件について、岩上さんと長文のやり取りをし、「何が問題なのか」「市民メディアが報道する時に気をつける事」「市民メディアが誤報を出した時のガバナンス」について質を問いました。
そのやり取りの一部、わたくしの送信分だけを公開し、市民メディアとIWJの報道姿勢について皆様と一緒に考えて行ければ、と思います。
(私がこの裁判について初めてIWJに警告したのが2014年の11月17日、その後2015年の2月と5月にもIWJの事務方や取材記者に「これはガセネタである」と警告し続けていました。
7月23日(木)木星通信 送信
最近の黒木睦子さんのTwitterです。公害汚染がこれから起こったらどう責任とるか、と呟いています。
これから起きる、「かも知れない事に」ついて、責任とれと抗議行動している訳で訴えられて当たり前です。スラップでも何でもありません。企業に何の落ち度無いのです。企業は被害者です。
岩上さまには、一度このメッセージで警告、ぎきまき記者、IWJには電話やメールで黒木睦子さんの事は何度もお話したはずです。
それでも尚、地元の風評被害払拭に尽力された市民記者の方を提訴すると言うことでしょうか?お返事をお待ちしておりましたが、このまま改善が為されないようであれば、もう一度抗議文を書きます。
このメッセージに書いた趣旨と同じ内容になります。
記事を削除、訂正しろとは、確かに圧力です。
しかし、その記事が間違いであるから、と言う動機であっても、それは圧力なのでしょうか。
誰かが事実を書けば良い、と言うのは、配信先の読者に対して誠実な姿勢と言えるでしょうか。
配信した間違った記事に責任を持たないと言うことでしょうか。
ぎきまき記者は裁判の取材において、被告に直接取材出来ています。
しかしながら、訴状、争点、訴因の確認をしておりません。そう記事に書いてあります。健康被害の診断書も被告は記者に見せませんでした。
これは裁判の取材とはとても言えません。それを岩上さまは編集長として、監修した時これはおかしいとはお感じにならなかったのでしょうか?
被告の対応も異常ですが、記者の取材方法にも問題があり過ぎるのです。
7月27日 木星通信 送信
こんにちは。上田です。
地元記者の方は訴訟の準備に入る様ですが、本当に訴えるおつもりですか?
その前に何が問題なのか、ご理解頂いておりますでしょか?
被告は起きてもいない公害問題を「採取地不明の計量証明書」を元に異常な抗議行動をして何度も警察に通報されています。社長の個人情報や社員の顔写真をブログに掲載、削除要請を2年放置。これが訴因です。
これがスラップ訴訟でしょうか。
地元記者は、「これはスラップではない、日向市に汚染は起きていない」と告知し、IWJにも削除依頼した訳ですが、これにIWJが訴訟を起こすとして、名誉毀損の構成用件の何処に該当するのでしょうか。むしろ、IWJの不都合を指摘されたので、訴訟を起こす言論弾圧ではありませんか?
既にこれはIWJのスラップだとの声が寄せられています。
市民メディア同士、手を取り合って、国民の知る権利を守り、読者へのサービスに務めなければいけない時に、こんないざこざは双方なんのメリットもありません。
どうか、市民記者への提訴通告を取り下げて、問題解決に向けて事実関係の確認をして頂きたい、とお願い申し上げます。
夜八時までお返事をお待ちします。
返信が無いようでしたら、もう一度、IWJに抗議文を書きます。
(第三者の固有名詞などを書きましたので、一部削除しました)
イベントのお手伝いをしたり、応援記事を書いたり、わたくしなりに応援してきたつもりですが、提訴通告を頂くことになるとは、とても残念です。
(グッズ、ステッカー販売のアイデアを出した事も)
今も尊敬する日隅一雄先生がいらしたらどう仰るでしょうか。
どうか、市民記者を潰すような心ない仕打ちはやめてください。
解決すべき問題は誤報の訂正です。
以上です。
7月25日岩上氏よりメッセージ。
提訴通告した覚えは無い。
歪曲はやめてもらいたい。
(何故か突然、岩上氏は提訴の意思はない事を通告してきた。)
木星通信 送信
しかし、わたくし、地元記者共に抗議文を取り下げる意志はありませんので、最終的にはこの論争は法廷に持ち込まれる事になりますから、通告されたも同じです。
お返事有難うございます。
とても嬉しいです。
可能であれば、こちらをプリントアウトして頂ければと思います。
2013年の福岡県民新聞の取材結果です。

黒木睦子さんと報道機関とトラブルが報告されています。
汚染の数値が基準値以下で、マスコミが手を引いたのは、市役所とマスコミがグルになって私達を騙している、と言い掛かりをつけて来たのです。
取材記者に直接聞きました。
(岩上さまは提訴の意思がないという事ですが)削除要請をやめなければ、最終的に法的手段を取る、とハッキリ書かれておられます。これは提訴通告です。
訴状が送られる一歩手前。
何故削除のお願いをしているか、その趣旨、論点をご理解頂けましたでしょうか。
福岡県民新聞を読んで頂ければ、被告の正体が分かり、被告がどんな意志でIWJを待っていたか、ご理解頂けると思います。(この新聞の一部を2014年11月17日にも送信し、その記録もあります)
メールでは埒が明かないので、一度、お電話か、直接お話し出来ないでしょうか。このままではIWJは日向市民の反発を買うこと必至です。ご多忙は重々存じ上げております。
それが不可能であれば、記事訂正か削除要請を再度お願いし、抗議文を書き続けます。
明日のお昼くらいまでには具体的なお返事を頂けるとありがたいです。
四の五の言っていても、問題解決には繋がりませんから。
長引けば長引く程、事態は悪くなります。
もう一度申し上げます。
これは黒木さんの虚偽告発なのです。
ですから誤解、風評被害を与える可能性がある記事は訂正するか削除して下さい。
新事実が出ても知らない、誰かがスクープすれば良い、記事は上書きしないと言うのは、情報発信する報道機関として読者、公衆に対して無責任です。
岩上さま、明日のお昼までに何らかの返信を頂けないようであれば、抗議文を公開します。
わたくしは何度も、取材前、後、IWJに連絡を取り続けました。
訂正をお願いする礼は尽くしたつもりです。
それでもなお、当方の連絡方法について問題があるとして、こちらの要請を拒絶し、無視される様であれば、この問題を世に問うて世論にIWJの報道姿勢を判断していただくしか無いと思っております。
木星通信 上田
※()内は第三者の方が読んだときに内容が理解しやすいように更新時に書き足したもので、岩上さんには届いていない文章です。
既報したように、宮崎県在住の市民記者、大谷憲史さんにも同文のDMが送られていました。
この件について、岩上さんと長文のやり取りをし、「何が問題なのか」「市民メディアが報道する時に気をつける事」「市民メディアが誤報を出した時のガバナンス」について質を問いました。
そのやり取りの一部、わたくしの送信分だけを公開し、市民メディアとIWJの報道姿勢について皆様と一緒に考えて行ければ、と思います。
(私がこの裁判について初めてIWJに警告したのが2014年の11月17日、その後2015年の2月と5月にもIWJの事務方や取材記者に「これはガセネタである」と警告し続けていました。
7月23日(木)木星通信 送信
最近の黒木睦子さんのTwitterです。公害汚染がこれから起こったらどう責任とるか、と呟いています。
これから起きる、「かも知れない事に」ついて、責任とれと抗議行動している訳で訴えられて当たり前です。スラップでも何でもありません。企業に何の落ち度無いのです。企業は被害者です。
岩上さまには、一度このメッセージで警告、ぎきまき記者、IWJには電話やメールで黒木睦子さんの事は何度もお話したはずです。
それでも尚、地元の風評被害払拭に尽力された市民記者の方を提訴すると言うことでしょうか?お返事をお待ちしておりましたが、このまま改善が為されないようであれば、もう一度抗議文を書きます。
このメッセージに書いた趣旨と同じ内容になります。
記事を削除、訂正しろとは、確かに圧力です。
しかし、その記事が間違いであるから、と言う動機であっても、それは圧力なのでしょうか。
誰かが事実を書けば良い、と言うのは、配信先の読者に対して誠実な姿勢と言えるでしょうか。
配信した間違った記事に責任を持たないと言うことでしょうか。
ぎきまき記者は裁判の取材において、被告に直接取材出来ています。
しかしながら、訴状、争点、訴因の確認をしておりません。そう記事に書いてあります。健康被害の診断書も被告は記者に見せませんでした。
これは裁判の取材とはとても言えません。それを岩上さまは編集長として、監修した時これはおかしいとはお感じにならなかったのでしょうか?
被告の対応も異常ですが、記者の取材方法にも問題があり過ぎるのです。
7月27日 木星通信 送信
こんにちは。上田です。
地元記者の方は訴訟の準備に入る様ですが、本当に訴えるおつもりですか?
その前に何が問題なのか、ご理解頂いておりますでしょか?
被告は起きてもいない公害問題を「採取地不明の計量証明書」を元に異常な抗議行動をして何度も警察に通報されています。社長の個人情報や社員の顔写真をブログに掲載、削除要請を2年放置。これが訴因です。
これがスラップ訴訟でしょうか。
地元記者は、「これはスラップではない、日向市に汚染は起きていない」と告知し、IWJにも削除依頼した訳ですが、これにIWJが訴訟を起こすとして、名誉毀損の構成用件の何処に該当するのでしょうか。むしろ、IWJの不都合を指摘されたので、訴訟を起こす言論弾圧ではありませんか?
既にこれはIWJのスラップだとの声が寄せられています。
市民メディア同士、手を取り合って、国民の知る権利を守り、読者へのサービスに務めなければいけない時に、こんないざこざは双方なんのメリットもありません。
どうか、市民記者への提訴通告を取り下げて、問題解決に向けて事実関係の確認をして頂きたい、とお願い申し上げます。
夜八時までお返事をお待ちします。
返信が無いようでしたら、もう一度、IWJに抗議文を書きます。
(第三者の固有名詞などを書きましたので、一部削除しました)
イベントのお手伝いをしたり、応援記事を書いたり、わたくしなりに応援してきたつもりですが、提訴通告を頂くことになるとは、とても残念です。
(グッズ、ステッカー販売のアイデアを出した事も)
今も尊敬する日隅一雄先生がいらしたらどう仰るでしょうか。
どうか、市民記者を潰すような心ない仕打ちはやめてください。
解決すべき問題は誤報の訂正です。
以上です。
7月25日岩上氏よりメッセージ。
提訴通告した覚えは無い。
歪曲はやめてもらいたい。
(何故か突然、岩上氏は提訴の意思はない事を通告してきた。)
木星通信 送信
しかし、わたくし、地元記者共に抗議文を取り下げる意志はありませんので、最終的にはこの論争は法廷に持ち込まれる事になりますから、通告されたも同じです。
お返事有難うございます。
とても嬉しいです。
可能であれば、こちらをプリントアウトして頂ければと思います。
2013年の福岡県民新聞の取材結果です。
黒木睦子さんと報道機関とトラブルが報告されています。
汚染の数値が基準値以下で、マスコミが手を引いたのは、市役所とマスコミがグルになって私達を騙している、と言い掛かりをつけて来たのです。
取材記者に直接聞きました。
(岩上さまは提訴の意思がないという事ですが)削除要請をやめなければ、最終的に法的手段を取る、とハッキリ書かれておられます。これは提訴通告です。
訴状が送られる一歩手前。
何故削除のお願いをしているか、その趣旨、論点をご理解頂けましたでしょうか。
福岡県民新聞を読んで頂ければ、被告の正体が分かり、被告がどんな意志でIWJを待っていたか、ご理解頂けると思います。(この新聞の一部を2014年11月17日にも送信し、その記録もあります)
メールでは埒が明かないので、一度、お電話か、直接お話し出来ないでしょうか。このままではIWJは日向市民の反発を買うこと必至です。ご多忙は重々存じ上げております。
それが不可能であれば、記事訂正か削除要請を再度お願いし、抗議文を書き続けます。
明日のお昼くらいまでには具体的なお返事を頂けるとありがたいです。
四の五の言っていても、問題解決には繋がりませんから。
長引けば長引く程、事態は悪くなります。
もう一度申し上げます。
これは黒木さんの虚偽告発なのです。
ですから誤解、風評被害を与える可能性がある記事は訂正するか削除して下さい。
新事実が出ても知らない、誰かがスクープすれば良い、記事は上書きしないと言うのは、情報発信する報道機関として読者、公衆に対して無責任です。
岩上さま、明日のお昼までに何らかの返信を頂けないようであれば、抗議文を公開します。
わたくしは何度も、取材前、後、IWJに連絡を取り続けました。
訂正をお願いする礼は尽くしたつもりです。
それでもなお、当方の連絡方法について問題があるとして、こちらの要請を拒絶し、無視される様であれば、この問題を世に問うて世論にIWJの報道姿勢を判断していただくしか無いと思っております。
木星通信 上田
※()内は第三者の方が読んだときに内容が理解しやすいように更新時に書き足したもので、岩上さんには届いていない文章です。