以前にわたくしが投稿した『IWJへの抗議文』について、IWJの主幹、岩上安身さんから削除するようメッセージが届きました。報道圧力だそうです。またぎぎまき記者とも電話、メール等でやり取りしましたがやはり抗議文を掲載しているのは「フェアではない」という事で、弊社としても看過できないという主旨のメッセージを頂きました。
また、この問題の始発点「黒木睦子さんへの訴訟」をずっと追及している宮崎県の市民記者・大谷憲史さんも「黒木睦子さんの取材記事を削除して欲しい」とIWJに要請したところ、岩上さんから「提訴を真剣に考えている」とのメッセージが届いたそうです。
わたくしの所にも「最終的には法的措置を取る」とのお達しが来ました。
わたくしは当人の許可が無いと個人メールは公開しませんが、先に大谷記者が公開した岩上さんのメッセージが同文でしたので、秘匿の必要がないと考え、公開します。
『市民メディアみやざきCMM』より〜
『公開で、削除要求したものを、まず取り下げてください。これは、あなた方が我々の言論の自由、報道の自由に対して、公開で圧力をかけたものとみなします。あなた方の言論の自由ももちろんありますが、批判と削除要求は全く別のものです。やめなければ、最終的には法的手段に訴えます。』
はい、同じメッセージが来ました。
わたくしはIWJの取材前、2014年の11月17日に岩上さんに黒木睦子さんへの取材について、警告メールを送っています。地元の方が教えてくれた「福岡県民新聞」の黒木睦子さんとトラブルがあった事が報告されている記事を添えました。「地元の報道機関が取材を控えているのはクレイマーの過去があるからで、権力の陰謀などではない・・・」と警告しました。
また、黒木睦子さんの主張にはエビデンスが無い事も送りました。
そして地元の工事現場の土地の所有者から、黒木睦子さんの並外れた抗議行動の実態を知り、青くなった私はもう一度IWJに警告文を送り、警告電話をしました。
しかしぎぎまきさんから「それぞれが報道すればいい」という素っ気ない返事が来て、落胆しました。
わたくしの岩上さんとのメール交換ですがわたくしの部分だけ公開します。
少し、手直し部分があるかも知れませんが、主旨は変わりません。
2015年7月18日送信分
岩上安身さま。
木星通信の上田です。
こんばんは。
お忙しいところ、大変申し訳ありませんが、黒木睦子さんの裁判について、お話がごさいます。
黒木睦子さんの件は、黒木さんの主張に正当性が無く、公害問題が発生しておりませんでした。
ですので、以前の黒木さんの記事は非公開にするか、訂正記事を出した方が良いと思います。
調べると黒木さんは地元で有名なモンスタークレイマーでした。
今後、黒木さんの行状が明らかになれば、応援記事を書かれたIWJの信用問題に関わります。
どうぞ宜しくご検討ください。
岩上氏より長文の抗議メール。
「公開の場で削除要求は報道圧力だ名誉毀損だ。」
木星通信 返信
岩上さん、お忙しいところ、お返事ありがとうございます。お時間取らせると申し訳ないので、簡潔に書きますね。黒木さんはクレイマーで実家そばの地権者とトラブルがあり、それで工事が出来ないよう嫌がらせをしていたのです。
つまり、黒木さん主張の工事の所為で子供に健康被害がでた、水質汚染がでた、は全て虚偽で、それは裁判で明らかになりました。
ぎぎまき記者に語った事は事実ではなく、このままでは多くの方に公害汚染が発生してるかのように誤解を与える元になりかねません。
また、何の落ち度ない日向製錬所、工事会社サンアイにも、スラップ訴訟の原告であると、誤解され続ける事になります。
そして、今後黒木さんがTwitter削除に応じない場合、刑事事件になる可能性あり、そうなると、応援記事を掲載したIWJの信用問題に関わる事になります。
今まで、わたくしの方で何か気に障る発言があれば、重々お詫びします。
岩上氏より抗議メール。
「あなた方のやった事は善意からの忠告とは受け取れない。これは圧力だ。
新事実が発覚したらスクープすれば良い、
クレームはすべきではない」等。
木星通信 返信
圧力だなんて。。。
岩上さんのフォロワーはわたくしの70倍、私のTwitter上での発言が岩上さんになんの力になるでしょうか。逆に言うと、何度もお願いしているのは、IWJの影響力の大きさが分かっているからです。
岩上さんのご意見、お怒り、よくわかりました。
ご返事有難うございました。
7月11日岩上氏よりメール。
「抗議文を取り下げてください、報道に圧力をかけたものとみなします。」
木星通信 返信
メッセージ拝見いたしました。
わたくしの抗議文がIWJへの報道圧力だと言う事ですが、そもそも、取材に応じた被告の証言が狂言であったので、その部分は訂正して欲しいというお願いなのです。
IWJへの抗議はIWJの名誉を毀損するのが目的ではなく、このままでは被告の狂言が拡散され、風評被害と周回遅れの支援者が生まれてしまう恐れがあり、それを防ぐために、記事を訂正、または削除して欲しいとの公共、公益に則った物であります。
いままさに真剣に考えなくてはいけないのは、宮崎県日向市における風評被害、報道被害の是正です。
黒木被告の訴え「子供に咳がでたのはグリーンサンドを使った工事の粉塵被害である」は「微生物由来の肺炎」で人的被害ではなかったことが裁判で明らかになり、被告も認めました。
さらに高濃度汚染水が造成地から出たとする汚染の計量証明は採取地が不明でした。
この二つの汚染被害は被告の狂言であったのです。
これらの取材は大谷憲史さんの取材、わたくしの現地住民の取材で明らかになりました。
大谷氏の取材は現地の聞き取り調査とともに、裁判記録、警察の出動記録等、公的記録であり、
揺るぎないエビデンスからの報告です。
今すぐに誤解を与える記事は削除か、訂正するべきなのです。
誤報はどの報道機関でもまま起きてしまう人的ミスです。
それらは速やかに訂正され、謝罪され、読者に伝わります。
「読者に正しい事実を伝える」という事が報道の使命であるからです。
事実ではない虚言が拡散される報道被害を防ぐ事。
読者に正しい事実を伝える事。
これらの報道理論、セオリーに対してIWJが該当記事にどのような姿勢を見せるのか、報道機関としての誠意ある対応を期待します。
尚、岩上さまが提訴すると言う事であれば、被告の当然の権利として、弁護士からの内容証明、訴状、答弁書等、全てブログ、Twitter等で公開しながら、裁判に臨む所存でごさいますことを、お伝え致します。
(つづく・・・かも)